皆様こんにちは。冷や汁エバンジェリストDiceです。
東京で食べられる冷や汁のご紹介、前回からちょっと間が開いてしまいましたが、ようやく冷や汁にふさわしいシーズンになってきたので、頑張ってご紹介していきたいと思います。
9回目の今回は、東京に限らず全国に361店舗(2023年5月末現在)展開されている定食レストランの「やよい軒」で、6月13日(火)から「冷汁」がメニューに加わったという情報が入ったので、渋谷新南口店に食べに行ってきました。
「やよい軒」の冷汁は、夏の時期に登場する定番メニューで、今年で15年目なのだそうです。
入口にある券売機で、「宮崎冷汁ととり南蛮の定食」(税込960円)を選択。
通常、ごはんは白米なのですが、プラス30円で「もち麦ごはん」に変更しました。
やよい軒では、朝食・定食のごはんは「もち麦ごはん」に変更可能(大盛りはプラス80円)なので、冷汁を召し上がる際は変更するのがオススメです。
しばらく待つと、お膳が運ばれてきました。
もち麦ごはんに冷汁、サバの塩焼きが二切れ入った小鉢、とり南蛮の角皿が乗り、れんげの下には、冷や汁の食べ方(作り方)の説明が書かれた紙がありました。
冷汁には氷が浮かんでいます。
具材は、薄くスライスされたキュウリに角切りの絹ごし豆腐だけで、割とシンプル。
ベースの味噌は、熟成期間の異なる2種類の味噌がブレンドされているそうで、麦味噌の甘みと香り、コクも感じられました。
小鉢に盛られたサバの塩焼きは、皮目もこんがりと焼かれ、擂り胡麻とネギの小口切りがかけられています。
そのまま食べても良いのですが、説明書きでは、これをほぐして冷汁に入れるように推奨されています。
ということで、2切れともほぐして冷汁に投入しました。
具材が増えるので、ちょっと豪華になりますね。
サバだけちょっといただいてみましたが、なかなか脂乗りも良く美味しい塩焼きでした。
調理過程に消費者を参加させるエンターテインメント性があるのは面白いのですが、その手間が面倒という人もいるので、最初からサバや胡麻、ネギいりの冷汁でも良いかなとも思ったり。
こちらが「もち麦ごはん」。
やよい軒では、国産のもち麦、はだか麦、丸麦、胚芽押麦の4種類をブレンドしているとのこと。
もともと冷や汁は麦ご飯を美味しく食べるためのものでもあるので、麦入りご飯の相性は間違いなし。
むしろ、白米よりこちらをデフォルトにして欲しいくらい。
いつものように、ごはんに冷汁をかけていただこうとしましたが、ご飯茶わんが小ぶりなので、目一杯かけても冷汁の方が余ってしまいます。
お店の推奨の食べ方は、汁の方にごはんを入れて食べるようになっていましたが、それだとしゃばしゃばになりすぎるし、宮崎人としてはちょっと違うと思うんですよね。
とりあえずこの状態でいただきましたが、味噌の甘みとコクに焼きサバの脂の旨味が加わり、もち麦のもっちり、キュウリのシャキシャキ、豆腐の柔らかくほろりとした食感のコンビネーションも楽しい、美味しい冷や汁でした。
欲を言えば、ここに大葉とミョウガという定番の薬味で香りとピリッとした刺激が加わると、完璧になると思いました。
やよい軒はおかわり自由で、今回伺った渋谷新南口店にはセルフサービス用にご飯盛りつけロボットが導入されていました。
1杯目食べ終わって冷汁がまだ余っていたので、盛りつけロボットで並盛(150g)のボタンを押して、ごはんをお代わり。
今度は、もち麦ごはんではなくて、白米です。
白米に、残った冷汁を全部かけて完食しました。
サバの塩焼きが、最後まで良い仕事をしてくれました。
定食のめいんのおかずである「とり南蛮」は、大きめにカットされた鶏もも肉をサクッと揚げ、甘酢とタルタルソースがかけられています。
衣の感じが宮崎のチキン南蛮とは違うのですが、これはこれで美味しくいただけました。
「やよい軒」には「チキン南蛮」もメニューにあるのですが、そちらはまだいただいたことが無いので、「とり南蛮」との違いはよくわかりません。
定食の味噌汁をプラス180円で「冷汁」に変更することも、プラス280円で単品追加することも可能なので、今度は「チキン南蛮定食」を冷汁変更で試したみたいなと思います。
北は北海道から南は沖縄まで、全国361店舗にある「やよい軒」(宮崎県は都城都北店のみ)で季節限定で提供されている「冷汁」、終了時期が不明ですが、お近くの店舗で是非一度お召し上がりください。