宮崎サンシャインズ観戦記-前半戦/みんな待ってたホーム初勝利!

2023年1月26日の発足記者会見から県民球団・宮崎サンシャインズを追い続けて早6ヶ月、生活の傍らにはいつもサンシャインズがいる、そんな日常を過ごしているBassyです。

今シーズンのKAL(九州アジアリーグ)は、6月末で公式戦の前半が終了するところです。

宮崎サンシャインズは、シーズン5戦目となる4月3日のソフトバンクホークス4軍戦(@タマホームスタジアム筑後(福岡県筑後市))でチーム発足後初勝利を収めたものの、それ以来なかなか勝ちをつけることができずにいました。

1年目の新規参入球団という不利もありながら、KAL(九州アジアリーグ)3球団とNPBの福岡ソフトバンクホークス3軍、4軍に果敢に喰らいつく、宮崎サンシャインズの観戦レポートをお伝えします!

九州各地の球場を転戦

2023年4月22日南郷スタジアム(日南市)でのホーム戦

今シーズンは、KAL4球団本拠地(熊本・大分・北九州(下関)・宮崎)と、ソフトバンクホークスファーム(筑後)の地を、9月末頃まで行ったり来たりで、公式戦全78試合(ホーム33試合、ビジター33試合、ソフトバンクホークス3軍戦6試合、4軍戦6試合)を戦います。

独立リーグでは、ホーム球場として主球場を持たないチームも多く、サンシャインズもそのひとつです。
ホーム戦でも、県北から県南までの様々な球場をホーム球場として使用します。

幸いにも宮崎は、NPBの春季キャンプが数多く行われる土地柄、NPB球団が使用する立派な野球場が多くあります。
それでも、ナイター設備が使用できなかったりで、1年目の2023年度シーズンは平日・週末開催共にデーゲーム(日中の開催)で行われます。

5回裏終了時には、ホーム側の球団選手やスタッフがメインとなってグランド整備を行います。

ホーム戦では、試合だけじゃなくてこんなところでも体力を使うのですが、たびたびお伝えしているように、宮崎は太陽が近くて、6月でももう夏以上に暑いんですよ。
こんな暑さの中で、九州出身以外の選手が耐えられるのか?心配になってしまいます。
関東出身の私は、宮崎の夏がすでに怖いのですが…。

ホーム初勝利は!?

そんな暑さの心配の中、サンシャインズはホームでの初勝利をなかなか掴むことができずにいました。

ゴールデンウイークのビジター5連戦(うち2日は雨天中止)の長期遠征もあり、ホーム開幕戦に続き10点差以上の惨敗もあり、苦しいシーズン当初でしたが、開幕から18試合目の2023年5月12日(金)。

アイビースタジアム(宮崎市生目の杜運動公園野球場)に大分B-リングスを迎えてのホーム戦で、ホーム初勝利を収めたのです!

ホーム初勝利に立役者となったのは、投手から野手に転向、チームの雰囲気を変えたと言われている糟谷 颯選手(左)と先発し勝利投手となった山科 颯太郎投手(右)。
糟谷選手は、5打数3安打と猛打賞の活躍をみせていました。

そして続く5月14日(日)、前日の試合は雨天で中止となったものの、勢いそのままにホーム2連勝を飾ったのです!

この日は母の日。
関西から応援に駆けつけたお母様に、決勝打となるホームランをプレゼントした藤川 嵩平選手。

プロ入り第2号となったホームランは、「たまたま狙っていた変化球が来たのが、たまたま良い当たりだった!」と謙遜したコメントもありましたが、「母が見に来てくれてたから!」とお母さん想いの事も言ってました。お母様にとっても、選手にとっても素敵な母の日となったことでしょう。

続いて5月19日(金)、ビジター戦として別大興産スタジアム(大分市)で行われた対大分戦でも6-2と勝利して、3連勝の快進撃を見せてくれました。

選手の成長が感じられる

初勝利から13戦後、ホーム8戦目にしての、嬉しいホーム戦初勝利。
そして3連勝と勢いに乗った試合の後、金丸 将也監督が話してくれました。

金丸監督

ノッてきたら結果が出る選手が多いのに、温まるまで時間がかかったねぇ。
僕が望んだ事をやっと実現してくれて勝つことができました。
接戦を競り勝つって、1番難しい勝ち方と思うんだけど、それができるように成長したから勝てた。
そういうチームに育ってきたんだと思う。

Bassy

チームの雰囲気も開幕当初とは変わって来ましたね。

金丸監督

投手だった糟谷選手が野手に変わって、選手たちの刺激になって雰囲気が変わってきたね。
頑張ってる選手にはチャンスの時に出番が来る。
ホントに頑張ってるとそこで結果が出せるんだよね。
それができる選手は成長すると思います

暑い夏を乗り切れるのか?

6月に入り、宮崎の蒸し暑さが本気を出してきました。
雨での試合中止も重なり、延期日となった平日の連戦後に週末の連戦も増えて、体力的にも厳しい時期。

宮崎サンシャインズ、5月19日以降、勝利なし(6月27日現在)。

暑さはどの球団の選手にも平等に体力や気力を奪っていく。
これを負けの理由にするのはおかしい…わかっているけど弱気にもなってしまう。

シーズン前半を終えて、サンシャインズは37戦 4勝31敗2分 勝率.114 失点245点(2023.6.25時点)。
KAL4球団中4位です。(参照 一球速報.com↓)

まだまだ前半が終了しただけ。
宮崎の太陽は、これからもっとアツく眩しくサンシャインズを照らしていくはず!!!

後半戦の飛躍を期待して応援だ!

九州の夏の野球シーズンは、灼熱の太陽の元で続きます。
サンシャインズの次のホームゲームは、7月4日(火)~6日(木)、西都原運動公園野球場に福岡ソフトバンクホークスを迎えての3連戦。

選手達はもちろん頑張りますが、何より力になるのは、ファンの応援の声。

冷たいかき氷やおいしいフードなどのスタジアムグルメもある現地で、アツい戦いを体感してみませんか!?

今後の試合情報や、楽しいファンサービスなどの情報は、下記の球団公式HPでチェックしてください!

寄稿者:Bassy(ばっしぃ)
千葉県北東部出身、本職は看護師。地方移住に憧れて2020年に九州へ移住。大分県で花火撮影をメインとした観光関係のカメラマンを経て、2022年9月に地域おこし協力隊として児湯郡に移住。元々てげてげな性格が宮崎の風土にマッチし、今では宮崎人より宮崎人。
西都原考古博物館ミュージアムショップでバイト中。
花火、プロ野球、ご当地アイドルを好むカメラマン。

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宮崎てげてげ通信ライター(寄稿)

県内各地に散らばる寄稿者用の統一アカウントです。 宮崎県内の地元の人だからこそ知っているおすすめの「グルメ」「観光」情報を軸に、地域の安全安心につながる情報の提供にも取り組んでいきます。