フードアナリストDiceです。
昨年末にみつけて、今年、ブレイクしそうだと思うもの第二弾は、ヤマとマチを繋ぐ美郷町渡川の山師・今西兄弟が2年前から開発を続けてきた、「鹿肉エベレスト丼」です。
「鹿肉エベレスト丼」が初めて登場したのは、2016年のご当地グルメコンテストinまつり宮崎でした。
その時のビジュアルがこれでしたから、1年半経って、かなり進化していますね。
この「鹿肉エベレスト丼」が食べられるのは、昨年8月に宮崎市若草通近くにオープンした「若草HUTTE」。
オープンから5ヶ月ですが、徐々に内容の充実を図っていて、最初は無かったランチメニューも提供されるようになり、12月からは、そのランチメニューに「鹿肉エベレスト丼」が登場したという次第。
こちらが、そのメニュー。
ランチタイム(11:30~14:30)のみの提供で、スープ付きで税込980円。
鹿肉の入荷状況次第で提供数量が変わるので、無くなり次第終了だそうです。
鹿肉は、100g中のタンパク質が22gで脂質は1.5g、カロリー109kcalと、牛肉(17g、24g、298kcal)と比べると高タンパク低脂肪、低カロリー。
しかも鉄分含有量3.1mgと、これも牛肉の1.4mgを大きく上回っていて、特に健康に気を遣う女性に優しい食材なのです。
「鹿肉エベレスト丼」の断面はこうなってます。
こんもりとドーム状に盛られたご飯の表面が薄切りの鹿肉で覆われ、ヨーグルトベースのソースがかかっています。
周囲には、フレッシュな野菜のサラダがたっぷり。
目で見て楽しく、食べてもヘルシーで美味しい一品です。
この日のランチに添えられていたスープはミネストローネでしたが、このミネストローネが酸味と塩味、甘味のバランスがよく取れていて、なかなかの出来でした。
ランチメニューにはこの他に、「鹿肉DLTバーガー」(税込880円)も用意されています。
以前に、西米良のジビエの記事でもお伝えしましたが、渡川を初めとする中山間地域では、鹿や猪などによる農林産物への食害が大きな問題となっていて、この問題を解決するためには、捕獲した鹿や猪の肉をジビエとして付加価値をつけて流通させることが必要です。
ヤマとマチを繋ぐ「若草HUTTE」における鹿肉提供の試みは、こうした中山間地域の課題解決に資するものであり、そういう意味でも、この鹿肉のメニューを、多くの人に味わっていただきたいなと思います。
しかし、そんな講釈抜きに、美味しくて見た目にも美しい「鹿肉エベレスト丼」、今年の大ヒット間違いなしですよ!!
【若草HUTTE & co-ba Miyazaki】
住所:宮崎市橘通東3丁目5-33 鈴木ビル → マップ
電話:0985-41-5359
営業時間:10:00~22:00
Facebookページ:https://www.facebook.com/wakakusahutte/