高千穂郷・椎葉山地域の世界農業遺産認定については、これまで、
・【世界農業遺産の日本代表】高千穂郷と椎葉山の伝統的な農業が世界に!(2014年10月21日)
・世界農業遺産認定へ、調査員の通訳をした人に話聞いてみた-高千穂(2015年5月26日)
・【速報】祝!高千穂郷が「世界農業遺産」認定されて大盛り上がり!(2015年12月16日)
と順を追ってお伝えしてきたところですが、認定を記念した展示が、1月16日(土)から、宮崎ブーゲンビリア空港1階のオアシス広場で始まりました。
16日(土)の午前10時から行われた開会式の挨拶に立った河野知事は、ともにローマでの最終プレゼンの場に臨んだ、五ヶ瀬中等教育学校6年の宮崎麻由香さん(この日はセンター試験と格闘中)に触れ、
「審査員からは高千穂郷・椎葉山地域の農業・林業の取組、それらを保存・継承していく取組について評価を受けたが、何よりも彼女の存在そのものが、こうした取組の証明であると言われた」
との秘話を紹介。
「宮崎の子ども達が評価を受けたことが何より素晴らしい」
とし、この地域の魅力を発信し、観光・物産に繋げていくことが大事だと話されました。
この日は、高千穂町三田井地区の神楽保存会が、国の重要無形民俗文化財「高千穂の夜神楽」三十三番の中から、三番を奉納しました。
オアシス広場の上にあるからくり時計に毎正時に動くからくりも、高千穂神楽をモチーフにしたものなのですが、やはり本物の迫力には叶いませんね。
手力男命(だじからおのみこと)の舞で、岩戸を力の限り開ける場面では、聴衆から拍手も沸いていました。
高千穂神楽の奉納は、17日(日)にも行われましたが、23日(土)14時と24日(日)10時、14時には、椎葉村の「椎葉神楽」の奉納が行われる予定になっています。
会場では、様々な展示が行われていますが、世界農業遺産の認定証(レプリカ)も展示されています。
レプリカとはいえ、アクリルケースに収められています。
その近くでは、12月15日にローマで行われた、国連農業機関(FAO)審査会でのプレゼンの様子も映像で紹介されています。
河野知事の羽織袴でのプレゼンや、前述の宮崎さんの堂々たるプレゼンの様子も見ることができますよ。
その他、地域の様子や取組などは、パネル展示になってます。
文字が小さくててちょっと読みづらいかも。
奥の方では、昔の農機具の展示があったり、原木椎茸が生えているほだ木が並べられていたり。
会場では、特産品の販売コーナーも設けられ、お茶や蕎麦、栗、椎茸など地域の特徴のある素材を使った加工品が売られていました。
椎葉の菜豆腐など、普段は現地に行かないと買えないようなものもあり、好評を博していました。
特産品の販売は、残念ながら16・17日の2日間限りだったのですが、ご安心ください!
実は、空港ビル1階西端にあるチャレンジショップの一角に、現在、高千穂町のアンテナショップ「高千穂そら市場」が出店中。
お米で作った乳酸飲料の「ちほまろ」や、大人の階段上って進化した「おひさまチーズまんじゅう」など、テゲツー!お薦めの品も売られています。
高千穂まで行かなくては買えないと思っていた大人のチーズまんじゅうが買えるのは嬉しい!
ここ、結構いいもの揃っていて、穴場感満載。
今度、浦安の家族宅に買える時に、お土産仕込みに利用しようっと。