すっかり暑くなりましたねえ。marioです。
元々、暑さには強い方でしたが、近年、自室でのエアコンの稼働率が高くなってきている気がします。地球温暖化のせいなのか、年齢のせいなのか。
いつの間にやら、かなり7月に入りまくってますが、テゲバの6月を振り返っておきましょう。
6月4日(日) J3第12節 八戸戦(ユニスタ)0-0の引き分け( ̄. ̄)
6月7日(水) 天皇杯2回戦 鳥栖戦(駅スタ *1)1-5で敗戦 (T_T)
6月11日(日) J3第13節 相模原戦(ギオンス *2)1-1の引き分け( ̄. ̄)
6月17日(土) J3第14節 今治戦(ユニスタ)1-1の引き分け( ̄. ̄)
6月18日(日) トレーニングマッチ FC延岡AGATA戦(西階陸*3)0-3で敗戦 (T_T)
6月24日(土) J3第15節 琉球戦(タピスタ*4)3-0の快勝ヽ(^o^)ノ
*1=駅前不動産スタジアム *2=相模原ギオンスタジアム
*3=延岡市西階運動公園陸上競技場 *4=タピック県総ひやごんスタジアム
数字だけ見ると、なんだか勝ててないように見えますが、リーグ戦に限ると、5月の第10節北九州戦から6試合連続で負けがありません。
J順位こそ11位ですが、今季のJ3リーグは混戦の団子状態。現在首位のカターレ富山との勝点差は9と、けっして届かない距離ではありません。
そして、7月は……こちら↓でご確認ください。
6月は、出かける機会もふだんより多い月になりました。
テゲバの練習や試合の取材はもちろん、トレーニングマッチ(TM)を観るために延岡にも行ったし、サッカーとは別の仕事で大阪にも飛びました。その一方で、ヴィアマテラス宮崎の試合には一回しか行けなかったのは残念ですが……。
上の写真は、6月18日にTMでFC延岡AGATA戦の行われた、西階運動公園陸上競技場。
うちの高校はここで運動会(記録会)をやっていました。当時のトラックは、アンツーカーだったなあ (  ̄ゝ ̄) トオイメ…
そして、6月のメインイベントといえばやはり、7日(水)の天皇杯2回戦。
1回戦の東海大熊本戦に勝利したテゲバは、J1のサガン鳥栖と対戦することになりました。
同じ九州ということもあり、トレーニングマッチなどは行われてきましたが、公式戦での対戦は初めて。
J1チームとガチンコの戦いができるのは、なかなかない機会。番記者にとっても、同様です。そこで、自腹も切りつつ (T_T)、駅前不動産スタジアムに乗り込むことにしました。
というわけで今回は、試合の詳細はほぼ置いといて、B&Sみやざきの旅を中心にお届けします。
初めは行かないつもりでした。
梅雨時だし、遠いし、単体取材と考えると赤字確定だし……。
でも、担当の編集さんと連絡を取りあううちに、「これは行った方が面白いんじゃないかい?」と思いはじめます。
J1チームの公式戦を生で観るのは、2019年11月30日以来。大阪出張の帰りに時間があったので、パナソニックスタジアム吹田(パナスタ)にガンバ大阪の試合を観に行ったのが最後です。
ちなみにこのときのアウェイチームは、今現在J3にいる松本山雅でした。
G大阪が4-1で勝ち、その瞬間、松本のJ2降格が決まった試合。当時はそんな状況とは露知らず、G大阪の背番号7、遠藤保仁選手(現・ジュビロ磐田)ばかり見てましたねえ。
話を戻します。
宮崎から鳥栖に行くには、いくつか方法があります。
一番早いのは、宮崎空港から福岡空港まで飛んで、地下鉄と西鉄もしくはJRを乗り継いで行く方法。
ただし、お金もかかります。
福岡行きの高速バス、フェニックス号もありますね。
お値段も5,000-〜6,000円くらいと格安です。
でも、天神・博多まで4時間半ほど。そこから鳥栖への移動を考えると、時間はかかりそうです。
車で自走ももちろん、選択肢に入りますよね。
片道3時間ほどですが、高速代が6,000円と少し、さらにガソリン代もかかります。
運転による疲れも気になる。
そこで今回、選んだのは、B&Sみやざきです。
B&Sとは、バス&新幹線のこと。そのまんまやないですか!
高速バスと九州新幹線とのハイブリッドで、鳥栖駅までは3時間ちょっと。
バスに乗ってる時間は2時間半ほどありますが、体力的には楽です。
さっそく取材申請をすませると、切符と宿の手配。気分はすっかり旅の空です。
バスはもちろん、新幹線も指定席!
そうこうしているうちに、6月7日当日を迎えます。
乗車前に宮交シティの「味のガンジス」で“験担ぎ”の手仕込みカツカレーを食し、バス乗り場へ。
B&Sみやざきの始発は宮崎駅西口(KITEN前)ですが、僕は大淀川以南の住民なので、宮交シティから乗車。バス停は7番です。
余談ながら、かつてバス乗り場横にあった、「おみやげショップhinata」の閉店は残念。
高速バスを利用する際は、ここで飲み物や軽食、お土産を買ったりしてたのに。
これも、新型コロナでバス路線が縮小した影響でしょうかね。
代わりに買い物できる「イオン南宮崎店」は、同じ建物の中にあるとは言え地味に遠い。
バスがやって来ました。トランクルームもあるので、大きな荷物は預けましょう。
ちなみに車体デザインは、観光列車「海幸山幸」や「ななつ星 in 九州」を手がけた、水戸岡鋭治氏の会社が、監修しているそうです。
B&Sみやざきが運行をはじめたのは、2011年3月12日(土)。
九州新幹線鹿児島ルートの開業日と同じです。
その前日はと言えば……、
そう。あの東日本大震災の翌日だったのです。
本来なら、華々しい開業記念式典が行われるはずだったんですが、残念ながら全て中止。
関係者にとっては、ある意味忘れられない日となったのかもしれませんね。
九州新幹線と言えば、このCMを覚えている人もいるのではないでしょうか?
ナレーションによるボディコピーで「ひとつになった九州」と言われて、「宮崎は九州じゃないんかーい!」とツッコミ入れたくなりますね。
まあ、B&Sみやざきも、広義の九州新幹線の支線と言えるのかもしれませんが。
Wikipediaによると、この映像は同年2月20日、試運転車両に撮影クルーが乗り込んで撮影されたもので、事前に参加者募集の告知もされたそうです。
駅やその周辺にいる人たちは、応募しての参加でしたが、沿線で待ちかまえて自発的に参加する人も多かったようで、クルーは涙を流しながら撮影していたとのこと。
このエピソード、けっこう好きです。
また、震災後にはCMも一旦放送休止に。
そう言えばあの頃は、ACジャパンのCMばかりが流れていましたよね。
そんな中、YouTubeやニコ動でCM動画を見た被災者から「元気をもらった」という声が上がり、話題になったようです。
遠く九州で撮られた映像が、東日本の被災者を励ましたというエピソードも、実は好き。
お時間のある人は、ロングヴァージョン(25分)もどうぞ。
話がまた脱線している間に、バスも出発しました。
車内は上の写真のような感じ。途中休憩はないので、後方にトイレも用意されています。
座席上部には、エアコンの吹き出し口と読書灯も完備。
座席横には、AC電源も装備されています(※ただし、車種によっては装備が違うこともあるそうなので要注意)。
車内Wi-Fiもあります。
ただ、山間部を走ってるときはかなり不安定。
逆に肥後トンネル、加久藤トンネルの長ーいトンネルでは意外にも快適でした。さすがにあそこには、アンテナを設置したんでしょうね。
ひとつ残念なのは、座席前のテーブルがないこと。
PCで仕事したり、動画観たりというのは、難しいかもしれません。
バス停は、
宮崎駅(出発/終点)
宮交シティ
都城北
小林IC
えびのIC(通過もあり)
人吉IC
新八代駅(終点/出発)
以上の7か所。
このうち人吉ICでは、一旦料金所から出てしまうので、「乗り間違えたか? それとも、運転手さん、道間違えたか?」と一瞬不安になるかもしれません。
でも、安心してください。終点まで行けますよ!
八代ICで九州道を降りると、新八代駅までは5分ほど。
新八代駅のロータリー入り口には、「松中信彦スポーツミュージアム」があります。
八代市出身で福岡ソフトバンクホークス(前身のダイエーホークス時代に入団)で活躍した松中信彦選手。
2006年のワールド・ベースボール・クラシック第1回大会では、日本代表メンバーとして優勝に貢献したのを覚えている人も多いと思います。
その松中選手の使用した野球道具などを展示しているそうです。
まだ訪問していませんが、気になる施設。
そして、とうちゃこ。
こちらがバスの終点、新八代駅です。
駅舎内では、くまモンがお出迎え。
なぜだか、花火の尺玉を抱えていますね。
おそらく、「やつしろ全国花火競技大会」のアピールでしょうか。
そんなこんなで、いよいよ九州新幹線に乗り込みます!
この先の道中は、後編に続く!