今年6月にボンベルタ橘の8階にコワーキングスペースATOMicaがオープンしたお話は以前お伝えしましたが、その際にアナウンスされていたカフェテリアが、8月19日(月)に満を持してオープンしました。
収容人数は着座で40人弱。立食だともう少し多めになります。
店舗デザインは、ATOmicaの経営にも参画している株式会社ディー・サイン。
壁や天井を取り払ってダクトなどの構造を見せることで開放的な空間を作り出し、そこに飫肥杉を使ったオリジナルの屋台風ハイテーブルなどを配しています。
キッチンの前のカウンターの下部にも飫肥杉の板が張られていました。
店舗プロデュースを担当したのは、東京に本社を置くプロデュースカンパニーの(株)THE・STANDARD。
同社取締役の町田智昭さん(写真左端)は、オープニングパーティーで、
「このカフェテリアは、ボンベルタ橘で働く様々なテナントの従業員の皆さんや、ATOMicaの利用者に向けた社員食堂という形ですが、”Public Table”ということで、一般の方にも開かれた、誰でも利用できる社員食堂になっているので、たくさんの方においでいただければと考えています。」
と話されていました。
店長は、大上良輔(おおうえりょうすけ)さん(写真中央)。
この顔にピンと来たら、かなりのカレー好きかも。
実は大上さん、元々は北海道札幌市の出身で、宮崎にサーフィン移住して、宮崎市橘通東5丁目にあった「San Barco(サンバルコ)」というカレー&タコスの店で店長をやっていた方なんです。
なので、カレーを始めとしてスパイスを使った料理はお手の物。
そんな大上シェフの手による、化学調味料をできるだけ使わず食材の味を活かした料理を少しだけいただいてみました。
まずは、「シグネチャーチキンオーバーライス」(950円)。
サフランライスの上にチキンのグリルが載り、トマトソースにレタスなどの野菜が添えられています。
数種類のスパイスに漬け込まれた上でカリッと香ばしく焼かれたチキンは、適度な歯ごたえが嬉しく、肉そのものの味がしっかりしているので、噛むほどに広がる旨味と鼻に抜けるスパイスの香りを楽しみむことができます。
続いては、「パブリックチキンカレー」(1,100円)。
スパイスをふんだんに使ったカレーは、辛さはマイルドで野菜の甘みが感じられ、食べ進むうちに食欲が増してくる感じ。
ごろっと入ったチキンの塊の食感も嬉しい。
この「パブリックチキンカレー」は、ボンベルタ橘の従業員や学生さんは1割引になるサービスもあるらしいです。
カレーはこの他にも欧風の「カフェテリアカレー」(780円)が用意されるほか、ポテトやミニサラダの付いた「サンドイッチプレート」(850円)やスープとバゲットの付いた「宮崎サラダランチプレート」(950円)などのランチメニューがあります。
またドリンクは、オリジナルブレンドのコーヒー(ホット or アイス、420円)やジュース、スムージーなどが用意されています。
ビールもハートランド(500円)があり、今後はクラフトビールなども検討していきたいとのこと。
社員食堂なんですが、ランチメニューのデリバリーもやるとのことで、デリバリー用のオシャレな自転車も用意されていました。
まずは、近隣のビルから始めて、需要が多ければエリアを広げていきたいとのこと。
こんな自転車が街中を走るのを見るのも楽しいですよね。
とりあえずのメニューは、「サンドウィッチボックス(フレンチフライ、ミニサラダ付き)」(800円)、「宮崎サラダランチボックス(バケット付き)」(900円)、「シグニチャーチキンオーバーライス」(900円)、「パブリックチキンカレー」(1,050円)の4種類。
5個以上の注文で、配達時間は10時から15時(L.O. 14:30)。
配達エリアなど詳しくは、080-3019-3472にご確認ください。
こちらでは、シェフが期間限定で変わるシェアキッチンや、飲食業の開業を目指す人のテストマーケティングのためのスペースとしても使えるようにしたいとのこと。
飲食店を出してみたいけど、経験が浅くていきなりは大変だとか、料理についてみんなの評価を聞いてみたいという方は、ここを使って事前にテストができるなんて、嬉しいではありませんか。
また、ATOMicaで行われるイベントの後の交流会や、様々なパーティーの会場としても使えると言うことですので、使ってみたい方は是非お問い合わせください。
【THE PUBLIC TABLE】
住所:宮崎市橘通西3丁目10-32 ボンベルタ橘8階 → マップ
営業時間:10:00~19:00
定休日:年始のみ(ボンベルタ橘と同じ)
E-mail:thepublictable@t-standard.jp
INSTAGRAM:@the_public_table