京都駅の地下で味わう本格焼酎と宮崎料理 - 宮崎酒場ゑびす 京都店

新年度のスタートを前に、京都の実家に帰省してきたあけ村です。

皆さん、いかがお過ごしですか?
故郷を離れ、新生活をスタートされた方もいらっしゃると思いますが、意外な場所でふるさとに出会うと嬉しいものですよね。

あけ村も実家に帰省していた時、国内外の観光客で賑わう京都駅の地下街「ポルタ」を歩いていると、
ん?
宮崎で見なれたものを発見し、自分の目を疑ってしまいました。

 

宮崎焼酎専門店

焼酎のイラストが壁に装飾されている!
近寄ってみてみると、宮崎県の酒造ばかり。
???、ポルタがリニューアルしたとは聞いていましたが、でも、ここは京都やねんけど…。

テゲツー!ライターとして、気になったからには、足を運ぶしかありません。

店内に足を踏み入れると、
「いらっしゃいませ!」
とスタッフの声が響き渡り、お客様の談笑も聞こえ、賑わいを肌で感じられます。

こちらは、3月20日に新規オープンしたようですが、大阪駅にあるLUCUA(ルクア)に1号店があり、京都は2号店とのこと。

テーブルに座ると、いきなりこのメニューが目に飛び込んできました。
11時から16時59分までは、ハイボールが1杯90円という破格値には驚きました。
700mlのメガサイズでも180円! 昼間っからへべれけになってしまいそうです。

店の名がついている、「ゑびすハイボール」は、CMでおなじみの「木挽BLUE」が使われているものでした。

少し見づらいですが、ドリンクメニューにはこんなにたくさんの宮崎産焼酎が並んでいて、「茶葉漬け込み焼酎」や「油津吟トニック」など聞いたことないものがあるのに、この日は娘を連れていたのでアルコール類の注文は諦め、泣く泣く「へべすスカッシュ」をオーダー。

 

「万作」からの暖簾分け

ほどなくして、「へべすスカッシュ」が出てきました。
お通しは、「きゅうりと肉みそ」。
宮崎県はきゅうり生産日本一ですので、アピールするにはもってこいのメニューですね。

「へべすスカッシュ」は、へべすのまろやかな酸味が効いていて、汗だくになった身体に染みわたりました(アルコール入りだったら、なおさらいいんだけど)。

続いて、一緒に頼んだ「しらす大根」。
大根おろしにはお醤油がかかっているので食べてみると、甘い醤油だわ!!
宮崎で口にする醤油と同じ味で、ここまで忠実なのね~と感心しました。

レジで、会計をするときに、
「今、宮崎市に住んでいます。お醤油が甘かったので、ひょっとすると宮崎県のものを使っていますか?」
と質問すると、店長の黒部翔さんがとびきりの笑顔で
「小林市で地鶏の里を経営している方が出されている『野菜の素(やせのもと)』を使っています。
先日、スタッフ全員で宮崎市に研修まで行きました。
宮崎市にある『万作』からの暖簾分けという形で、大阪はルクア、京都はこのポルタにオープンしたんです。」
と教えていただきました。

この日は夕方近くということもあり、あんまりお話をうかがえなかったので、翌日出直してランチをいただくことにしました。

 

宮崎の郷土料理満載の豪華ランチ

翌日、ランチタイムに再訪しました。
いろいろ美味しそうなメニューが並んでいるので、どれを食べるか迷いましたが、鶏の炭火焼きが食べたかったので、「ゑびすご馳走定食」を頼みました。

刺身の小鉢にチキン南蛮、鶏もも炭火焼に冷や汁と、宮崎の郷土料理が満載!
これは本当に嬉しいご馳走です。

鶏もも炭火焼きには、柚子胡椒と大根おろしが薬味として付いてきたのですが、この大根おろし、なんと戸村の焼き肉のたれの味がする!!!
なんと斬新な組み合わせなんでしょう。

黒部さんにその話をすると、
「戸村ってわかるんですか?」
と逆に質問されました。
この薬味は、ゑびすオリジナルらしいです。なんだか得した気分でした。

故郷を離れた宮崎人が、県外で故郷の味に出会うとホッとしますよね。
宮崎県に興味のある人は、宮崎の郷土料理、焼酎に舌鼓を打っていただき、これから宮崎に足を伸ばすキッカケにもなりますね。
ぜひこのお店が、宮崎と京都、双方の足がかりになっていただきたいなと思います。

 
【宮崎酒場 ゑびす 京都店】
住所:京都市下京区東塩小路町902 京都駅前地下街ポルタ東エリア
電話:075-352-5001
営業時間:11:00~22:00

 

寄稿者:あけ村つじ子

県外から転勤で、夫の故郷である宮崎市へやってきた主婦です。
食べること、料理することが好きで、海外にいた頃は、語学学校で食堂のおばちゃんをしていました!
子どもと共に、毎日宮崎のおいしい、たのしいを探しています。

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宮崎てげてげ通信ライター(寄稿)

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