新富町出身のこーへいです。
突然ですが、宣言させてください!
僕、フルーツのなかでも特に「ライチ」がめちゃくちゃ好きなんです。
夏場なんかは特に、コンビニでライチ味の商品を買い漁る日々です。
バイキングではサラダバーでライチをついつい何個もお皿に、、って、身に覚えのある方も多いのではないでしょうか?
「あぁ、ライチを好きなだけ、めいっぱい食べたい。」
ライチ愛好家ならば誰もが描いたであろうそんな夢の機会が、ついに、ついに現実のものになってしまいました。。
みなさん、知っていましたか?
実は宮崎って、日本有数のライチの生産県なんですよ!
国内で市場に出回っているライチは99パーセントが中国や、東南アジア産の冷凍モノ。
ほとんどの人は新鮮な生のライチなんて、見たことも、食べたこともないと思います。
そんな希少なライチの出荷シーズンのはじまりをみんなで祝おうと、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(通称:こゆ財団)や生産者らによって今回の夢のようなパーティが実現しました。
ライチがハウスで木に実っている様子が表現されていたり、、
天井にはたくさんのライチ色の風船!
店員さんも真っ赤なライチカラーのシャツ!
参加者もそれぞれに赤いアイテムをドレスコードとして身に着けて参戦しています。
まずはなんといってもそのままで食べるのがいちばん!ということで。
ラッピングされた新富町産の大粒ライチがひとりひとりに配られます。
ライチといえば、新富町。
宮崎県内で生産されているライチの3割が、新富町産なのだそう!
はやく食べたい!とはやる気持ちを抑えながら、開封してまずはじっくり眺めます。
ごろんと手のひらに乗せてみると、ずっしりと重いんです、これ。
サイズ感、色鮮やかさ、そして表面から伝わってくるハリ、、普段目にしているライチとはもう根本から違います。
フレッシュ、ビビッド、まさに「生」です。
生産者の方に指南されたとおり、ライチのおしりの方から線にそって爪を立てながら皮を剥いていきます。
硬めの表皮にえいっと爪を立てると、瞬間じゅわっと果汁があふれ出してビックリ!
そして皮がつるっと剥けると、みずみずしい果実が登場。
表面がつるーんとして、ツヤツヤで、ほんと宝石みたいで思わずため息が漏れます。。
贅沢に、ひと口でガブっといってやりました。
果汁で溺れるかと思うほど、口の中がライチでいっぱい、洪水になりました。
まちがいなく、2017年でもっとも幸せな瞬間でした。
生の大粒ライチの感動冷めやらぬ中、オリジナルのライチカクテルを手に「ラ・ラ・ラ ライチ!」の合図で乾杯!
てっきり話題になった映画「ラ・ラ・〇ンド」に乗っかっていると思いきや、どうやら違うようです。
「ラララライチ!ラララライチ!」
かつて一世を風靡した「藤崎〇ーケット」の方だったようです。。(笑)
それはさておき、カクテルにもごろんと半分に割った生ライチが入っていてなんとも贅沢っ。
しかも、飲み放題、、なんて日だ!
しかし、これで驚くにはまだ早いのです。
ラディッシュセブンの佐藤友紀シェフがこのイベントのためだけに考えたというライチ料理が、カウンターにずらりと登場。
「結局、新鮮なライチは生でそのまま食べるのが一番美味しかった。(笑)」と笑いつつも、さまざまな角度からライチの可能性に迫られたようです。
果実味たっぷりのマフィンやデニッシュに、酸味を活かしたマリネなどなど。
料理にはライチのほかにも新富町産の食材がたくさん使われていて、地元ながら「新富ってこんなに豊かだったんだ。。」と改めて気づかされます。
酢豚や油淋鶏、麻婆豆腐といったがっつりお肉料理にも、ライチが果実ごとしっかり使われていました。
同じ中国出身どうし、とっても相性良し!で美味しかったー。
これは、、なかなか勇気が要りそうな強烈なインパクトでしたが。
ライチの甘味と酸味が、ココナッツ風味のカレーを見事にコク深く仕上げていることに気づいてビックリ。
かーなーり奥行きのある、記憶に残るカレーでした♪
イベント中盤、ゲストが登壇しライチトークで盛り上がりました。
左からみやざきブランドマーケティングアドバイザー・宮田理恵さん、当イベントにライチをご提供くださった新富町のライチ生産者・森哲也さん、そしてフードコンテンツデザイナーの小野茜さん。
森さんが主力として育てているライチはタイの「チャカパット」という品種で、大きなハート型の果実が特徴。
収穫の時期がわずか1~2ヵ月しかないライチ、今シーズンは5月後半より出荷スタートされており、梅雨前の今がまさに一番おいしい旬!なのだとか。
冬を乗り越えてたっぷり甘みを蓄えて、糖度は15~18度にも達しているそうです。
またライチはビタミンCや、ポリフェノールたっぷりで美容にとっても良し!
さらに妊娠中や授乳中の女性にとって大切な栄養素である葉酸が豊富に含まれており、まさに女性の味方ともいうべきフルーツですね。
世界三大美女の一人である楊貴妃が愛したというのも、なるほど納得です。
参照元:https://www.facebook.com/koyu.miyazaki/
この日ライチアンバサダーとして就任した小野さんは、ライチの魅力をこのように語ります。
「近ごろ糖度、甘さがフルーツの評価として絶対視されているような感じがありますが、そうではないと思うんです。甘さの奥の酸味や、ほのかな苦み、、ライチはとっても官能的なフルーツだと思います。官能的なひとときを、ぜひ生で、多くの方に味わっていただきたいですね。」
美女のあまりにステキなライチ評に、会場の熱気もさらに上昇したのでありました。(笑)
生産者の森さんは、「生ライチの魅力がたくさんの人に伝わってほしいけど、なによりこうして目の前の人たちがライチで笑顔になってくれることが嬉しい!」と何度も繰り返されていました。
宮崎の代名詞ともいえるマンゴーに勝るとも劣らない可能性を持ちながらも、まだまだ流通量も知名度もこれからな宮崎県産ライチ。
まずは宮崎県民である私たちがライチを楽しまないと!
私たちがライチ体験をそれぞれ発信していくことで、宮崎のライチが全国、そして世界にきっと広がっていくはず!
参加者みんなでSNSで一斉に写真を投稿し、大盛況のうちにイベントは終了しました。
記事を読んで、ライチが食べたくなったみなさん!
今がいちばん美味しい時期ですよーお見逃しなく!
ではでは。