インスタント麺を使って美味しいラーメンを作るのも趣味のひとつなDiceです。
昨年11月に、県庁近くの「こってりラーメン 破天荒」のオープンをお伝えしたのですが、何があったのか半年経たないうちに休業となり、その場所が外観はほぼそのままに看板が掛け変わって、「横濱家系ラーメン 龍乃家」となって、4月17日(月)にオープンしました。
オープンから2日間は、1杯500円のサービス価格で提供されていたこともあって混んでましたので、ちょっと落ち着いた3日目の昼と4日目の夜に分けて訪問してきました。
店頭に大きく掲げられたメニューを見ると、ラーメンの種類は基本的に「醤油豚骨」と「塩豚骨」の2種類で、麺の固さ、味、油の量をそれぞれ3段階に選べるようになっています。
これに具材のトッピングで、それぞれ「味玉」と「肉盛」のバリエーションが加わり、後はお好みに応じてチャーシュー、味玉、海苔、ほうれん草などの具をトッピングできるようになっています。
また、サイドメニューとして、肉飯、チャーシュー丼、ライス、餃子、ビールが選択できます。
「横浜家系(よこはまいえけい)」というのは、1974年に横浜市で創業した「吉村家」を源流とすると言われていて、醤油豚骨のスープにストレート中太麺、トッピングに海苔、ほうれん草、チャーシューという組み合わせが基本のラーメンです。
ということで、醤油豚骨をオーダーしてみましたが、基本に忠実なビジュアルで、海苔は贅沢に3枚使われています。
うずらの卵が1個入っているところが、ちょっと珍しいと言えば珍しいでしょうか。
スープは、コラーゲンのとろみを感じる濃厚さで、醤油の香りと旨味も加わって、なかなか美味しいです。
スープの絡むツルツル・シコシコの中太麺は、食べ応えもあって、満足度も高いです。
家系のラーメンが好きな方には、気に入っていただけると思いますが、博多系のあっさりしたスープで細麺が好きな方には向かないかもしれません。
続いて、塩豚骨ラーメン。
ベースとなるスープと麺は、醤油豚骨と同じもののようです。
スープと合わせる塩ダレには魚介スープが使われているそうで、醤油豚骨に比べてマイルドながら、複雑な旨味を持っています。
この時は、サービスで味玉が1個無料でついてきました。
味玉は、割ると中がトロトロの半熟で、外側にはしっかり味もついており、一度お湯で温めてから載せられるなど、きちんと考えられているのに感心しました。
この味玉なら、有料でトッピングするのも悪くありません。
サイドオーダーも試してみなくちゃとおもって、気になった「肉飯」を頼もうと思ったのですが、こちらはまだ提供が始まっていないとのことでしたので、代わりに「チャーシュー丼」をオーダーしました。
熱々のご飯の上で脂のとけかけたチャーシューがなんとも美味しく、ラーメンのスープとの組み合わせが嬉しい一品でした。
でも、結構お腹いっぱいになります。
以上、ひととおり味わってみましたが、横濱家系の基本をしっかりと押さえた、こってりとしたスープが好きな方には間違いなく受けるラーメン店でした。
問題は、駐車場が無くて、土日や夜間の人通りが少ないという、厳しめの立地であること。
その悪条件を乗り越えて、なんとか頑張っていただきたいと思う次第です。
【横濱家系ラーメン 龍乃家】
〒880-0804
宮崎市宮田町6-2 ⇨ MAP
営業時間:11:00~22:00(スープが無くなり次第終了)