司会・進行は、山師兄弟の兄、今西正さん。
ドレッドヘアがトレードマークですが、福岡でアパレル関係の仕事に就いていた後、1年半前に渡川に戻った新米山師。
普段は柔和な表情が印象的ですが、やる時はやるよ!って顔してますね。
ウケると思ってたギャグがスベった後だったからかな?(爆)
そして、弟の今西猛さん。
山師歴10年になるという猛さんは、兄の正さん達とともに、美郷町南郷区渡川で、林業と原木椎茸栽培に取り組み、「渡川山村商店」というWebサイトを中心に、渡川の物産の販売にも積極的に取り組んでいます。
山師・今西兄弟の普段の様子は、「山師兄弟Blog『林業ボブマーリー』」に詳しいので、こちらを参照していただくの手っ取り早いのですが、最近ではANA FESTA宮崎空港店で、渡川山村商店の原木乾し椎茸の取り扱いが始まったり、キリン一番搾り「宮崎づくり」のキャンペーンで心地いいビールスポットとして紹介されたり、ご当地グルメコンテストに「鹿肉エベレスト丼」を出品して準優勝に輝いたりと、立て続けに話題を振りまいています。
そんな猛さんは、こうした自分たちの取り組みについて、次のように語りました。
「渡川にはいいものがたくさんありますが、社会の評価が低くて、地域の人が自信と誇りを失っていました。
これをなんとかしたいと思って、10年前に山師になっていろいろと取り組んできました。
『渡川ONE』という地域活性化グループを作って活動し、先日は『渡川みらい会議』という渡川の未来について住民が語り合うイベントを開いたところ、約370人の人口のうち60人くらいが集まりました。
しかし、渡川の人口構成を見ると20代が極端に少なく、地域の持続ということを考えると、10年後まで大丈夫かな?という不安があります。
もっと攻めていかないといけないんです。
そのためには、ネットでちまちま売っていても仕方ないので、渡川の直売所を作りたいと考えてます。
どこに作るかと言うと、宮崎市です。
宮崎市は、今面白いと思うんです。人も増えています。
中心市街地にDELL、リブセンス、GMO、アラタナなどIT企業が次々に立地・集積していて、マチナカに3,000人の雇用を生み出そうというプロジェクトもあります。
その中心市街地と渡川が結びついたら、面白いでしょう?
だから、ここに渡川の直売所を作りたいんです。」
なるほど。
しかし、購買の中心がリアルな店舗からネットに移りつつある昨今、直売所を作ると言っても、いろいろ課題もありそうですね。
「しかしこれは、私たちの一方的な思いで、単に直売所を作るだけなら、これまでいろんな自治体がやってきたことと変わりありません。
マチの人たちが本当に欲しいものは何か?、それを考えないと意味がありません。
それで、いろんな人と話をしていたら、
『仕事をしながら飲みたいのに場所が無い。』
『居酒屋はある、会議室もある。でも、両方できる場所は無い』
という話があって、それなら「コワーキングスペース」がいいんじないかと考えました。
そこに、山の美味しくて安心な料理を街で食べられる仕組みがあればいいんじゃないか。
食は自分たちの強みなので、美郷町をセントラルキッチンにして、地元の加工グループの人達が作った総菜を売るデリカフェを作る。
1階がデリカフェで2階をコワーキングスペースにして、一つのお店で美郷町と宮崎市が繋がる、美郷町のベースキャンプ、攻める拠点にできないかと考えています。
今日のこの場所は、自分たちが高校生の時には、最先端のファッションに触れられる場所で、あこがれの地でした。
そのあこがれの地を再び輝かせて、格好良い若草通りを取り戻したいとも考えています。
今日は皆さんから、こんな場所にしたい、どんな施設や設備が欲しい、といったアイディアを聞かせていただきたいと思って集まっていただきました。」
う~ん、なかなか面白い構想になりそう。
わくわくしてきましたよ。
ここで、北九州から来たゲストにバトンタッチ。
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