海の男、Diceです。
先日、夢プレゼン大会後の懇親会で知り合いになったばかりの澤井友洋さんが、ご自分のブログ「宮崎ともともダイアリー」で、これまであまり知られていなかった宮崎の一面を紹介されていて、どうしてもテゲツー!でもご紹介したく、転載をお願いしたら、快く承諾いただきましたので、ごっそりと転載させていただきます。
1988年神奈川生まれ。
大学卒業後、外資系コンサルティングファームに就職。
27歳で、妻とともに東京から宮崎に移住。
移住後は独立し、宮崎を世界一アツい街にすべく、日々奔走中。
ともひろです。
着々と引っ越し準備を進めております。
4月4日に東京を出発し、車とフェリーを乗り継いで、4月7日に宮崎に到着する予定です。
日本横断プチ旅行、楽しみです。
さて、宮崎の方に、クライミングがきっかけで移住しましたと言うと、8割5分3厘くらいの確率で、
「え、宮崎ってクライミングが有名なの?」
と言われます。イチローもびっくりの確率ですよ。
サーフィンはあんなにも有名なのに、この差はなんなんだ、、、
ってことで、PRのため、クライミングとはなんぞや、また、宮崎のどこにクライミングできる場所があるんだ、というお話です。
クライマーの皆様へ。
話をわかりやすくするため、正確さは犠牲にしています。
突っ込みどころはあると思いますが、ご容赦下さい。
さてさて、毎度おなじみウィキ先生の定義によると、クライミングとは
クライミング (Climbing、登攀 とうはん)とは、
垂直に近い地形や人工物等を自らの手、足、体、
もしくは登攀用道具を使用して登ることである。
主に趣味、競技、救命活動、軍事作戦等で行われる。
幸か不幸か、軍事作戦に関わった経験はございませんが、要は、何かを登れば、それはもうクライミングってことですね。
で、このクライミングという言葉は結構定義が広いんです。
いわば「陸上競技」みたいなものです。
陸上競技にも、短距離、長距離、フィールド競技など様々なジャンルがあるように、クライミングにも様々なジャンルがあります。
私達が主に力を入れているのは、フリークライミングというジャンルです。
フリークライミングのフリーとは、グルテンフリーとかと同じで、何かがないわけなんです。
何がないかというと、前進するための道具がないのです。
梯子を使ったり、人工的に足場を作ったりしないクライミングです。
命綱使ってるじゃん!と突っ込まれそうですね。
あれは落ちた時の安全確保であって、ロープそのものに引っ張ってもらっているのではないため、オッケーなわけです。
分類の話が続き恐縮ですが、今しばらくお付き合いください。
前進のための道具を使わないフリークライミングですが、これも大きく分けると2つに分類されます。
落ちたら死んじゃうかもしれないような崖などを命綱をつけて登るのがリードクライミング。
落ちても死なないかもしれない岩などを命綱無しで登るのがボルダリング。
もちろん、この2つを分かつものは、命綱を使うかどうかであって、
落ちたら死ぬかどうかではありません。念のため
で、我々はというと、特にこのボルダリングに夢中なわけであります。
さて、本題ですが、宮崎県は、このボルダリングに適した岩がゴロゴロしてるのです。
どこに?って話ですが、主には県北です。延岡~日之影〜高千穂のあたりですね。
特に、日之影川沿岸の日之影エリア、比叡山を中心とした比叡エリアが2大クライミングエリア。
その素晴らしい岩を求めて、日本中からクライマーが訪れています。
こーんな岩とか
こーんな岩とか
こーんな岩がゴロゴロしてます。
完全に妻が物差しになってますが、これくらいでかい岩がたくさんあります。
いやいや岩でしょ?そんなのどこにでもあるでしょ?
って思われるかもしれません。
しかし、これほどまでに岩が集中しているエリアは日本でも数少ないです。
宮崎は、クライマーからすれば天国なんです。
そんな素晴しいならなんでそんなに知名度低いんだよ!って話ですよ。
いくつか理由があるのかな〜と、勝手に思っています。
こんな素晴しい資源があるのに、知名度が低いのは残念なことです。
本当に魅力的なスポーツなので、もっともっとたくさんの人に挑戦してもらいたいなぁと思います。
あんな岩登れるかよ!と言われそうですね。
もちろんいきなりは厳しいです、と言うよりも、
危険ですのでおやめください。
大きな事故が起きれば、エリアの閉鎖などに繋がりかねません。
今は、室内でクライミングができる施設がたくさんあります。
宮崎にも幾つかあり、宮崎市周辺ですと
などがあります。
是非、気軽にトライいただければ幸いです。
初めての方でも登れる壁はたくさんあります。
登りきった時の爽快感、達成感は格別ですよ!
もちろん、宮崎県以外にお住いの皆様も是非。
地名+クライミングジムで検索すればたくさん出てきます。
近場のジムで、トライしてみて下さい。
先ほども述べた通り、自然のクライミングエリアが生まれ、存続しているのは、岩を見つけ、登り、地主さんとコミュニケーションをとり、継続して整備してくださる方々がいるからです。
地主さんはもちろん、そういった方々への感謝の気持ちを忘れず、みんなが気持ちよくクライミングを楽しめるようにしていければと思います。
また、クライミングエリアに行くときは、
・削ったり落書きしたりして岩を傷つけない
・ゴミは持ち帰る
・不必要に大騒ぎしたりしない
などなど、これからもクライミングという文化が継続できる行動を、どうぞよろしくお願い致します。
みんなで楽しく登りましょう!
元記事:「宮崎ともともダイアリー:宮崎の皆様、宮崎県はクライミング天国ですぞ」
サーファーの移住はよく聞きますが、フリークライマーの移住はまだまだ珍しい宮崎。
でも、お話を伺うと、クライミングも面白そうで、いろんな可能性が見えてきますね。
澤井さんには、今後とも宮崎におけるクライミングの世界のご紹介をお願いしたいと考えておりますので、乞うご期待!