みなさん、はじめまして。新人テゲツーライターのみやこです。最近、蒸籠(せいろ)蒸しにハマっており、家では蒸篭を使った料理をよく作っています。野菜を蒸したり、子供と肉まんを作ったり、蒸しパンを作ったり、蒸篭ひとつで様々なアレンジもでき、気づけばすっかり蒸篭の虜になりました。そんな日常の中から蒸篭そのものへの興味が大きくなり、自分の目で実際に職人さんの手で作られたものを見てみたいと思うようになり、綾町にある「紙ふうせん」を訪れました。 地域の素材の有効活用から始まったものづくり 場所は、綾町手づくりほんものセンターの道路向かい。店内には、蒸籠をはじめ、まな板、曲げわっぱ、スプーン、かごバッグなど、手仕事の温かさが伝わるものがたくさん並んでいます。 お店の方にお話しを伺うと、「紙ふうせん」のものづくりは、地域の方から「竹と葛がたくさんあるので、切ってどうにかしてほしい」と頼まれたことがきっかけだったとのこと。当時、地域の男性5人で何かしようと集まり、身近にある素材を活かして蒸篭やかごバッグ、曲げわっぱなどを作り始めたそうです。 竹や葛は豊富にあり、仕入れの必要がありません。自然の恵みをそのまま生かすことで、地域への貢献にも繋がると話してくださいました。 蒸篭を中心に広がる木の道具たち 「紙ふうせん」では、蒸篭を中心に、さまざまな竹や木の加工品や雑貨も販売されています。どの商品も丁寧に作られており、木の質感や手触りがやさしく、長く使えるものばかりです。 店主さんが丁寧に並び方を整えた商品が、照明の光に照らされていて、それだけでワクワクしました。綾町の自然素材を使い、手仕事で仕上げられた品々は、見た目にも美しく、使うほどに愛着が沸きます。 幅広い世代に愛される理由 近年は、蒸篭蒸しや曲げわっぱ弁当などの関心が高まり、「紙ふうせん」にも幅広い世代のお客様が訪れるようになりました。若い方から年配の方まで、さまざまな方が商品を手に取り、それぞれ思い思いの品を買って行かれるそうです。 対応していただいた店主の方も穏やかで話しやすく、取材中は心が癒されるような時間でした。価格はとても良心的で、造りもしっかりしています。手に取ると丁寧な仕事が伝わり、買い物の時間も楽しく感じられました。 簡単で美味しい蒸篭料理 蒸籠を使って、カボチャやナス、きのこなど、冷蔵庫にある食材を蒸してみました。蒸篭に中にぎゅっと食材が収まり、見た目にも楽しい一品に。蒸している間にも湯気からほのかな木の香りが漂ってきて癒されました。 蒸篭で蒸すことで、旨みが凝縮され味付けがいらないほど。また、野菜を切って蒸篭に並べ、お湯を沸かした鍋の上に載せるだけで、メインの料理が完成するお手軽さ。蒸している間は他のことができるので、忙しい日にもピッタリです。 手仕事で丁寧に作られた蒸篭を、実際に料理に使ってみることで、使いやすさだけでなく木のぬくもりや長く大切に使いたくなる魅力も感じることができました。 ものづくりの思いと、これからのこと 「これからしたいことはありますか?」と伺うと、店主さんは笑いながら「ゆっくり焼酎を飲みたいですね」と話してくださいました。長年続けてきこられた手仕事の中にも、穏やかなユーモアが感じられます。 「紙ふうせん」には、綾町の自然と人の手仕事がそのまま息づいています。自然豊かで静かな町で育まれたものづくりの魅力を、ぜひ手にとって感じてみてください。 【紙ふうせん】住所:宮崎県東諸県郡綾町水俣500-2 → MAP営業時間:9:30~16:00休業日:1月1日 寄稿者:みやこ 宮崎県在住の女の子ママです。子供と一緒に行ける場所や、まだあまり知られていない穴場スポットをゆるっと紹介していきます。