皆さんこんにちは。人が集まるイベントが大好きなゴエ姉です。
皆さんは、宮崎市の橘公園とその下の大淀川河川敷で開催される「おおよどがわリビング」というイベントをご存知でしょうか?
「おおよどがわリビング」は、十分に活用されていない日本の水辺の可能性を開くために行われている官民一体のプロジェクト「ミズベリング」の一環として行われています。
「ミズベリング」は、「水辺+RING(輪)」、「水辺+R(リノベーション)+ING(進行形)」を語源とする造語で、全国各地で様々な活動が行われていますが、大淀川では官民で組織する「おおよどがわリビング実行委員会」により2019年から取り組みが始まり、今年で4回目。
ゴエ姉は、初回から欠かさず参加しています。
今回は、5月28日(日)の11時から18時半まで、大淀川に架かる橘橋の北詰から下流約500mまでのエリア、橘公園と大淀川河川敷を会場に開催されました。
主催は大淀川リビング実行委員会(実行委員長:今西正氏)、後援が国土交通省宮崎河川国道事務所です。
大淀川は一級河川で国の管轄となるため、宮崎河川国道事務所の協力は欠かせません。
毎回、天候が心配な屋外でのイベントで、2019年の第1回目は大雨のなかでの開催となったんですよね。
今回は、雨天時は天満橋の下で開催される予定でしたが、快晴とはいかなかったものの大きな天気の崩れはなく、予定どおり開催されて、大淀川河川敷は多くの人で賑わいました。
いただいたチラシには、
「水辺を眺め、風を感じ、美味しいものを食べ、好きな事をして、ゆったりと流れるCHILLな時間。
河川敷はみんなのリビングルーム。
可能性は無限大。アナタの楽しみ方で。」
と書かれていました。
展示、販売、体験、ワークショップと様々なブースやアトラクションがありましたので、その一端をご紹介しましょう。
当日の駐車場は、宮崎市役所下の河川敷駐車場に設定されていましたが、そこから会場まで少し距離があるので、シェアサイクル「PiPPA」の体験貸し出しも行われていました。
市役所駐車場と会場との間を、シェアサイクルで移動という訳です。
宮崎市内はポート(PiPPAの駐輪場)も多くて、歩くのには遠いけど、バス停は近くに無いし、タクシーに乗るほどでもないしという時に便利なんですよね。
もちろん、水辺を500メートルほど歩くのも悪くないんですけど、ちょっとばかり遠いなと思って、階段を上って橘公園通りに出てみました。
すると、橘公園通りの名物、青×白・赤×白シマシマのロンブルテントの下では、物づくりのワークショップが行われていました。
こちらは、水辺の水族館のスノードームづくりのワークショップ。
そしてこちらは、筆で文字や絵を描くワークショップ。
体験型の物づくりワークショップでは、思い出の品を作るのができるのが楽しいですよね。
これまでの「おおよどがわリビング」は河川敷のみで開催で、今年から橘公園も活用されることになったのですが、河川敷側の会場にいた人の中には場所がわからない人もいて「どこでやってるのですか?」と聞かれたので、場所の周知が今後の課題かなと思いました。
橘公園通りの一角にある宮崎観光ホテルも、おおよどがわリビングに協力して「はな花テラス」と「芝生エリア」を無料解放し、「プチみやかんマルシェ」を開催していました。
インテリアグリーン相談、おおよどがわトーク会「カタリバ」の開催のほか、100食限定で総料理長特製ビーフシチューや生ビールが販売されていましたが、ビーフシチューは早々に売り切れていたので、味わえなくて残念!
観光ホテル前の広場では、商いを通して子どもがお金と社会を同時に学ぶ「子商いマルシェ」も行われ、参加した子ども達も、一生懸命に頑張っていました。
子どもの頃からの金融教育は大事だと言われているのですが、なかなかリアルに学ぶ場は少ないので、こういく機会は貴重ですね。
橘公園の東端から河川敷に降りると、大淀大橋とJR大淀川鉄橋の間にある円形ステージでは、音楽やダンスの発表が行われ、半円形の階段席で、たくさんの人が楽しんでいました。
大淀川の水面に目を移すと、そこには10人以上が乗ってオールを漕ぐ大型カヌーの姿が。
水面を活用するアクティビティとして、カヌー、SUP、ヨガ、Eボートの体験も行われていました。
アクティビティの参加者が楽しむ様子を、河川敷から眺めることができました。
大淀川河川敷は、普段から犬の散歩コースとして近隣の方に愛されていますので、人が集まる場には当然ワンちゃんもやってきます。
今回も河川敷の一角に「ドッグエリア」が設けられ、ペット用品の販売、ワンちゃんのかけっこ競争や待て競争が行われていました。
例年、たくさんのペット同伴の人が集まるので、かわいいワンちゃんたちを見るのも楽しいです。
河川敷の堤防側には、キッチンカーやテントなどがずらりとならんでいました。
飲食24ブース、物販3ブースで、フード・ドリンク・特産品の販売や、グッズや商品の展示が行われました。
これだけたくさんの店が集まっていると、一日いても楽しめそうです。
飲食ブースは、多国籍料理、カレー、パン、スイーツ、コーヒー、ワイン、クラフトビールなど様々で、中には行列ができてるブースもありました。
いろいろ食べたかったのですが、今回はお楽しみが控えていたので、涙を飲んでスルーしました。
物販の「大淀川百貨店」ブースでは、おおよどがわレディのお二人が、おおよどがわリビング関連グッズや、MIYAZAKI FOOD AWARD受賞商品などを販売していました。
飲食ブースをスルーしたのは、今回の「おおよどがわリビング」の白眉でもある、「リバーサイドテーブル」というアウトドア・レストランに参加するため。
「リバーサイドテーブル」は、昼の部と夜の部に2回に分けて開催されましたが、昼の部の方に参加してきました。
少々の雨でも開催できるよう、テントの下にテーブルがセッティングされ、卓上にはロウソクを模したLEDライトや花の装飾が。
この装飾は、ニシタチラバーでお馴染みの竹下末利子さんが担当したとのこと。
調理を担当したのは、「ふらんす食堂Bistroマルハチ」の八田淳シェフ(写真左)で、昼の部は「Dining marble」の平原静彦シェフ(写真右)がヘルプで入られていました。
八田シェフは青基調のボーダーシャツですが、今回のドレスコードが「青」だったので、私も一部ブルーのシャツ着用で参加してきました。
八田シェフの「ボナペティ(召し上がれ)」というかけ声で宴がスタート。
「オール宮崎の美味しいものを集めました」というお話で、前菜は「佐土原ナスとアーティチョークのトマトのゼリー寄せ」や、「綾にんじんのムース」などのプレート仕立てでした。
そしてメインディッシュは、さつまいもピューレ、アン黒牛タン、田中椎茸などが使われた、フランスの郷土料理をアレンジしたという一品でした。
私は、この日はアルコール飲めないなのでザクロのソーダをいただきましたが、ワイン(泡・赤・白)も用意されていました。
大淀川を吹き渡る風を感じ、川面のきらめき、空の移ろいを眺めながら、美味しい料理やドリンクに舌鼓を打つ、実に至福なひとときでした。
私は11時のスタートから13時頃までの滞在でしたが、浴衣姿の人、岩場に座ってアクティビティやイベントを眺めて楽しむ人など、思い思いに河川敷を楽しむ様子が見られました。
毎回パワーアップしてきている「おおよどがわリビング」、次回の開催は未定ですが、ますますパワーアップすること間違いなし!
まだ行ったことが無いという皆さんも、次回は是非、会場でおめにかかりましょう!