ドライブしてて道の駅があったら、必ず寄ってみる派のDiceです。
千葉県の房総半島南部をよく家族とドライブしますが、1日で5~6軒の道の駅に立ち寄ることもざらです。
1ヶ月ぶりに宮崎に戻ったら、休業していた都城市の道の駅が新しくなって再オープンしたとの情報が入ったので、宮崎市内から車飛ばして行ってきました。
宮崎市方面から国道10号線を走り、高城町穂満坊を抜けて旧都城市街に入り、JA都城の直売所ATOMを過ぎてすぐ、路上に写真の案内板が見えてきます。
案内板のすぐ左手に、「NiQLL」のモニュメントが見えたら、すぐに駐車場の入口ですので、左折して駐車場に入ります。
大きな庇(ひさし)のある建物が、目的の「道の駅」都城 NiQLL。
もともとここには、手前に道の駅都城、その奥に都城圏域地場産業振興センターの建物があったのですが、どちらも解体されて更地になり、平屋の大きな建物が建てられ、まだ一部整備中ながら駐車場も広々と取られていました。
建物が大きすぎて全容を1枚の写真に収めるのが難しいのですが、平面図はこうなっています。
上の写真の緑の芝生の部分が多目的広場、大きな庇の下がイベント広場です。
388㎡あるイベント広場は、有料で貸し出しも行っているそうです。
イベント広場を抜けて西口から入ると、実物大のホルスタインのオブジェが置かれていました。
さすがに畜産の盛んな都城。肉牛だけではなく乳牛の生産者も多く、南日本酪農協同株式会社(デーリィ)という乳飲料メーカーも市内にありますからね。
ホルスタインから視線を右に移すと、焼酎のボトルが並んだカウンターが!
ここはSHOCHU CAFE(焼酎カフェ)になっており、市内に4つある酒造会社の焼酎が有料で試飲できるようになっています(ノンアルのお茶メニューもあります)。
車で来ることが前提の道の駅で、焼酎の有料試飲を堂々とやるという大胆な仕掛け、さすがに「日本一の肉と焼酎」をコンセプトとするだけのことはあります。
焼酎カフェの横を抜けて進むと、一段下がったフロアが直売所になっています。
南口側から見るとこんな感じ。
鉄骨の梁が見える白くて高い天井からダウンライトが吊され、黒を基調とした什器にたくさんの商品が並んでいます。
都城市内にある4社(霧島酒造、都城酒造、柳田酒造、大浦酒造)のそれぞれの焼酎が並んでいます。
肉については、「ニクルの肉屋」がテナントブースに入っており、ショーケースに並んだ様々な肉を、グラム単位で購入することができるようになっていました。
肉屋の前のショーケースには、ハンバーグや餃子、調味済みの加工肉などの冷凍品が並び、その上には、「ニクルの肉屋オリジナル焼肉のたれ」が並んでいました。
都城茶入りと焼酎入りの2種類で、それぞれ200gで480円(税込)。
リニューアルオープンに合わせて開発された商品で、最初のロットは700本限定のため、「お一人様1本限り」の表示がありました。
道の駅の定番、生産者が持ち込む新鮮な青果物ももちろん並んでいます。
果物は、都城いちごに日向夏、メロンなどの旬のものが並んでいました。
菓子コーナーも、ふくれやチーズ饅頭、どら焼き、カステラ、いりこもち、これがしなど、市内の菓子店が出品する新旧の菓子類がたくさん。
伺ったのは、4月22日のオープンから約2週間経った5月9日(火)でしたが、GW中ほどではないにしろ、来客もひっきりなしで賑わっており、早々に売り切れて補充が間に合わないものもあるのだとか。
人が多くて他の棚の写真は撮れませんでしたが、全体では1万点を超えるアイテムが並んでおり、棚を巡って見て歩くだけでもなかなか楽しい直売所です。
直売所エリアの周囲には、冒頭でご紹介したSHOCHU CAFE(焼酎カフェ)もそうですが、地元の特産物を使った特徴あるカフェが配されています。
焼酎カフェの裏側にあるのが、このIMO CAFE(芋カフェ)「Oimo」。
熟成焼き芋やスイートポテ、芋ケンピ、芋チップスなど、特産のサツマイモを使ったスイーツが購入できます。
南口側にあるのが、FRUITS CAFE(フルーツカフェ)「Bontino(ボンチーノ)」。
ジェラートやソフトクリーム、ワッフル、パフェなど、季節のフルーツを使ったスイーツが販売されています。
この日用意されていたジェラートは、ミルク、ぶどう、挽茶、スイートコーン、いちご、ブルーベリー、マンゴー、日向夏の8種類。なかなかカラフルです。
伺った日がちょうど「アイスクリームの日」で、ジェラートも割引きになっていたため、トリプル(通常550円(税込)が500円!)を購入してイートインスペースでいただきました。
組み合わせは、ぶどうとマンゴーと日向夏にしてみましたが、それぞれの果実が感じられつつ、甘すぎずさっぱりとしたジェラートで、美味しくいただきました。
そして最後を飾るのが、肉屋の隣にあるNIQ CAFE(肉カフェ)「PicNiQ(ピクニック)」。
メンチカツの専門店で、福ちゃんポークメンチカツ(税込150円)、きなこ豚メンチ(税込250円)、Premiumメンチ(税込390円)などを揚げたてで販売。
オープン当初は行列ができて買えない人も出たとかで、現在は9時、11時、12時、13時、15時の4回に分けての限定販売になっています。
折角なので、売り切れそうになっていたPremiumメンチを購入して、イートインスペースでいただきました。
ミンチ肉ではなくカット肉が使われていて、肉々しい歯ごたえに、玉ねぎの甘みも感じられて、プレミアムな味わいでした。
施設の西口側には、レストラン「Kitchen Granma(キッチングランマ)」があります。
営業時間はランチタイムの11:00~14:30(L.O. 14;00)で、週末(金~日)だけディナータイムの18:00~22:00(L.O. 21:00)に営業しています。
中央にLIVE KITCHENを配し、周囲を座席が取り囲む造りになっています。
座席は、焼肉ができるロースターが仕込まれたテーブルに、赤いベンチシートで、基本は4人掛け。
他に、カウンター席もありました。
ランチメニューの一端をご紹介すると、こんな感じ。
やはり、日本一の肉をメインにしているだけあって、がっつりと肉を食べるメニューが勢揃い。
写真の他に、カレーやとんかつ、丼物もあります。
ディナーメニューは、焼き肉がメインのラインナップになっているようです。
今回は、ランチもディナーもいただく時間がなかったので、また改めて訪問してレポートしたいと思います。
この道の駅が他とちょっと違うのは、キッチンスタジオと多目的室を備えていること。
キッチンスタジオには、燻製室や調理台、カメラ、プロジェクターなどを備え、料理教室はもちろん、企業の商品開発の支援も行える設備が揃っています。
定員36名で、営利・非営利に関わらず有料で貸し出しも行っているとのこと。
キッチンスタジオの隣にある多目的室は、最大99人が着席できる広さがあり、目的に応じて3分割して利用できます。
長机や椅子、ホワイトボード、プロジェクターなどを備えており、こちらも営利・非営利に関わらず有料で貸し出しを行っており、利用料金もリーズナブルに設定されています。
道の駅の施設・設備としては、なかなか贅沢な造りだと思いますが、スペース的に余裕のある造りになっているのは、この施設が地域の防災拠点になっていることも関係しているようです。
西口側、多目的広場の背後には、NiQ Gacha(肉ガチャ)の自動販売機が置かれています。
以前の道の駅には、カプセルトイの肉ガチャがあったのですが、こちらは、本物の肉(冷凍)の自動販売機。
中身のわかるものと、中身のわからないガチャのメニューがあって、中身のわかる方は、国内産豚塩ホルモン(450g、1,000円)、宮崎牛霜降り焼肉用(100g、1,000円)に、保冷剤(1個、200円)。
中身のわからないガチャは、1,000円と2,000円の2種類があって、「都城産宮崎牛サーロインステーキ(2,000円相当)などが当たる!」となっています。
何が出てくるかは、ボタンを押してからのお楽しみ。
以上、リニューアルオープンした「道の駅」都城 NiQLLについて、駆け足でご紹介してきましたが、子ども向けの「木のゆうぐ広場」などご紹介できなかった部分もまだあります。
他の道の駅と一味違って、様々な楽しみ方ができる都城NiQLL、皆さんも是非一度訪ねてみてください。
【「道の駅」都城 NiQLL】
住所:都城市都北町5225-1→ マップ
電話:0986-38-5529
営業時間:9:00~19:00