エバンジェリストが巡る冷や汁 宮崎編3-お食事の店 蜜柑/宮崎市

皆様こんにちは。冷や汁エバンジェリストDiceです。
冷や汁が食べられるお店訪問シリーズ、宮崎編の第3回は、宮崎市の郊外、シーガイアの近くにある「お食事の店 蜜柑」をご紹介します。

こちらのお店、某IT系企業のCOOから、ここでは必ず冷や汁を食べるほど美味しいと強くお薦めされたので、訪問に至ったのでした。

場所は、江田神社前から市民の森を抜け、佐土原町方向に少し進むと左手にゴルフ練習場の緑のネット見えますが、その前にある路面店。

店の前と裏に駐車場が合計10台分ほど用意されていますが、ランチタイムは混み合う人気店なので、ちょっと早めに伺いました。

1日限定15食の冷や汁(ひやしる)

こちらのお店は、とにかくメニューが豊富で、特にランチタイムは定食物が大人気なのですが、目移りしてしまいそうなところをぐっと我慢して、メニューブックから冷や汁を探しました。

ありました、「宮崎名物郷土料理 冷や汁」。
ひやしる」と振り仮名がふってあるのが嬉しいです。やはり宮崎の冷や汁は「ひやしる」と読んでいただきたい。

しかもこちらの冷や汁、1日15食限定。夏場は争奪戦が繰り広げられるのが容易に想像できます。

冷や汁のメニューは、単品935円(税込)とチキン南蛮とのセット1,298円(税込)があります。
今回は(も)、「冷や汁とチキン南蛮セット」をオーダーしました。
これまでの宮崎編3ヶ所、いずれも冷や汁とチキン南蛮の組み合わせとなりましたが、宮崎の郷土料理の双璧の組み合わせですから、定番となるのもむべなるかな。

冷や汁とチキン南蛮セット

しばらくすると、「冷や汁とチキン南蛮セット」が運ばれてきました。
ごはんに、鉄鍋に入れられた冷や汁、チキン南蛮、キュウリの漬物という構成。

熱い汁が入ることの多い鉄鍋と冷や汁のギャップが面白く、ビジュアル的にもなかなかインパクトがあります。

冷や汁

肝心の冷や汁は、一口大にちぎった木綿豆腐にきゅうりがメインで、上からちりめんと大葉をトッピング。
ゴマもたっぷり入っています。
季節的な問題かもしれませんが、ミョウガは入っていませんでした。

この日は、ちょっと肌寒い気候だったのですが、製氷機で作られた透明な氷がしっかりと入っています。
冬でも構わずキンキンに冷えてるかんね!という主張が逆に潔い。

白米のごはん

大ぶりの茶碗(中くらいの丼といった方が良いかも)に盛られたごはん。
白米100%です。
器が大きいのでごはん少なめに見えますが、十分な量です。

ごはんにかけていただきます

いつものように冷や汁全量をごはんにかけてみました。ちょうど良い盛り具合になりましたね。

だしにはいりこを使用して、麦味噌と合わせたスタンダードなタイプ。塩味のバランスも濃からず薄からずの良い感じです。
氷が溶けてくると若干薄まるかと思いますが、しっかりした氷なので簡単には溶けず、たいていは氷もガリガリと囓りながらいただくことになります。

あとは、木製のスプーンで一気呵成にいただくだけ。
キュウリのシャキシャキ、豆腐のムニュ、氷のガリガリ、ゴマのプチッという食感のハーモニーに、いりこの旨味、麦味噌のこく、香ばしい香りのシンフォニーで陶然となりながら、ああまだチキン南蛮があったんだという思いで我に返るわけです。

むね肉のチキン南蛮

一緒に出てきたチキン南蛮は、カットされた鶏むね肉が3枚。
甘さ控えめでさっぱりとした甘酢にくぐらせてあり、自家製タルタルソースには玉ネギ、キュウリ、ゆで卵が入っています。

脇に添えられた野菜はキャベツ、ニンジン、水菜、キュウリにスライスしたゆで卵で、こちらも手抜きなし。こういう細かいところにもクオリティの高さを感じます。

チキン南蛮を野菜とともにいただき、冷や汁に戻りを何度か繰り返して、あっという間に完食しました。

1日15食限定の冷や汁、是非ご賞味あれ!

【蜜柑】
住所:宮崎市塩路2759-71 → マップ
電話番号:0985-39-0268
営業時間:10:00~14:00、17:30~21:00
定休日:水曜日

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Dice

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。 2020年8月からテゲツー!のWebサイトの管理運営を引き受け、ライター兼編集長としてテゲツー!全般の面倒を看ています。 趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。