先日、JR九州の新幹線内に入ってる旅のライブ情報誌「Please」に、「この時期おすすめの宮崎スポット」というテーマで寄稿させていただきました。
→こちらから全文よめます。
【今こそいきたい「えびの高原」】
テゲツー!をご覧になっている方からお声をかけていただき、また違う場所で宮崎の魅力をお伝えできるなんて、とっても嬉しいことでした。
もっともっと書く力をつけていきたいなー。
記事を書いているとやっぱり行きたい気持ちがむくむくわいて、久しぶりにえびのへと足をのばしました。
えびの高原にくわえ、絶対に行きたかった場所がこちら。
のどかな道を車で走って、すこし入ったところに突如現れたおしゃれな建物。
もうおしゃれすぎて、何ここ?!となるので、通り過ぎることはありません。笑
名前は、「HANNAH」
「ハンナ」とよみます。
「ハンナ」は、えびの弁で「あなたは?」とか「おまえさんは?」という意味なんだそう。
親しい人に向けて、優しく話しかけるような時に使われていて、「はんな、どこからきたんな?」みたいに使うんだって。
オーナーの村上大輔さんが、
「えびのに移住して最初に覚えた方言で、えびのの人にもすぐ覚えてもらえるようにつけました。
ロゴの山はうちから見える霧島連山です。
えびのの良さを少しでも発信できたらとおもって、ロゴと名前にそんな思いを込めました。」
と、話してくださいました。
12月中旬のオープンに向けて、総仕上げを着々と進めている店内を見学させていただきました。
今日は、テゲツー!読者のみなさまへちら見せしちゃいます。
まずは天井から吊り下げられている大きな電球が、あまりにも個性的で目に入りました。
シャンデリアみたい!
実は、こちら、イタリアデザインのマエストロ「アッキーレ・カスティリオーニ」によって1988年にデザインされたものなんですって。
おっしゃれー!
実は、こちらの建物は、築89年の馬小屋をリノベーションして作られたもの。
リノベ前の馬小屋が、お店のインスタにも載っていました。
ここから少しずつプロの手も借りながら、形を変えていったのだとか。
ちらほら、馬小屋だった跡がわかります。
例えば、こちらの天井。
昔は、このばらばらのサイズの天井板だったから雨漏りもしていたんだそう。
こちらは、馬小屋の一部だった米蔵の石壁です。
長年のホコリや土などをワイヤーブラシで落とし、エアでとばし、最後にふきあげるという大変な作業だったそうですが、とても趣のある、一からは作れない味のある空間になっています。
ここで、ハンドドリップのコーヒーやドリンク、スイーツを味わえるんです。
そしてもう一つ。
普通のカフェとは大きく違うのが、画家 入江万理子さんのギャラリーでもあること。
えびの市出身でもある入江さんの作品は、鮮やかで一瞬にして惹きつけられました。
カフェの奥は入江さんのアトリエに。
そして、店内には数々の作品を展示するそうです。
入江さんの作品が、えびの市の香取神社にもあると伺ってやってきました。
香取神社・天宮神社で五穀豊穣を願う伝統行事「打植祭」は、宮崎県指定無形民俗文化財にも指定されています。
全国的にも珍しい二社一合の神事で、400年間、脈々と受け継がれています。
神社の鳥居の横に大きく掲げられている「打植祭」の看板。
ビビットな色使いで、こちらもついつい車を停めてしまいます。
神社に足を踏み入れてみると、大きな「なぎ」の木がありました。
天然記念物にもなっている、樹齢400年もある「男女の縁結びの霊木」と言われています。
こちらの特徴的な葉っぱ。
とっても丈夫な葉で、「チカラシバ」ともよぶんだとか。
まだまだ宮崎の知らない魅力をたくさん教えていただきました。
打植祭、見てみたいっ!!
2014年から旅にでたおしりパン。
村上大輔さん(右)は、それから北海道で外国の方と働いて冬を過ごして、800キロものスペイン巡礼を行い、ヨーロッパを旅してきました。
そして、えびの高原の地域おこし協力隊として奮闘したのちに、またおしりパンを復活。
もちもちとしたおしりの形した優しい味のパンが、また食べられるなんて、とっても嬉しい!
そして、画家の入江万理子さん(左)
2011年に宮崎県美術海外留学賞を受賞し、フランス留学を経て、県内外で活躍する万里子さん。
もともと万里子さんのおばぁちゃんの家を継ぎたくて、馬小屋のリノベを決めたそう。
ワークショップ等も行うそうなので、ぜひぜひ遊びにいってみてください〜!
仲の良いお二人が、二人三脚で歩むこれからの物語が楽しみです!
当面は、金土日のお昼の営業になるそうなので、ぜひ狙っていってみてね〜!
◆HANNAH(ハンナ)
TEL:0984-48-1297
住所: 宮崎県えびの市大字原田1326 → MAP