宮崎のゴーヤーを食べて暑い夏を乗り切ろう!!

夏がやってきて、暑い日々が続いていますが、そんな中でも弁当作りは欠かさないDiceです。
暑さで食欲の落ちる夏ですが、しっかり食べることが夏を乗り切る秘訣のひとつ。皆さん夏バテしてしないように、肉も野菜もしっかり食べましょうね。

宮崎の夏に食べたい野菜といえば、皆さんご存知、スーパーの店頭でもこの季節によくみかけるゴーヤー(ニガウリ)です。
みやざきブランド推進本部がブランド認証している「みやざきビタミンゴーヤー」は、ビタミンCが全国標準値の1.4倍も含まれているという、元気になれる夏野菜の代表なのです。

そんな宮崎産のゴーヤーの販売促進のため、ゴーヤーを使った様々な料理を思う存分味わい尽くし、暑い夏を乗り切ろうと、昨年行われた「G8★ゴーヤーパーティ★〜真夏のKarada Good〜」に続いて、今年も7月8日(土)に「Karada Good ビタミンG8 Night」が開催されましたので、取材に出かけてきました。
「G8」は、もちろん「ゴーヤー」の略ですよ。

 

ゴーヤー尽くしの会場

会場となった「みやざき晴夜」の店内は、壁にゴーヤーの栽培風景の写真、頭上にはゴーヤのツルと実を模した飾り付けで参加者を迎えます。
この日のパーティーは、ゴーヤー(58)にちなんで、参加者58名(関係者含む)、参加料3,580円という徹底ぶり。

このゴーヤーの実の飾り物、外して開くと、こんな具合に料理のメニューになっていました。
前菜からデザートまで、全てにゴーヤーを使った8種類の料理が提供されることになっているようです。

ドリンクメニューもゴーヤー尽くし。
ご覧のとおり5種類が、それぞれアルコール入り、アルコール抜きで用意されています。

ドリンク5種類と料理8種類で、合わせてゴーヤー(58)と、ここにも徹底したこだわりが。

まずは、ウェルカムドリンクとして、ゴーヤー×ジントニックの「ゴーヤースパーク」をいただきました。
苦みのあるトニックウォーターと合わせることで、ゴーヤーの苦みも気にならず、なかなか美味しくいただけます。
ゴーヤーのスライスが色を添えて、清涼感があるのもいいですね。

 

仕掛け人のお二人

今回のG8パーティー仕掛け人は、3月に行われた「きゅりパー」でもお世話になったこのお二人。
会場となった「みやざき晴夜」を運営する(株)コンフォートダイナー竹井倫世さん(写真右)と、食を中心としたプロデュースを手がける(株)カテナ宮田理恵さん。
お二人とも、みやざきブランドアドバイザーでもあります。

お二人の進行で、このパーティーの主催者であるみやざきブランド推進本部の関係者の挨拶の後、JA西都ゴーヤー部会の深見副部会長の発声により参加者全員で乾杯し、ゴーヤー尽くしの宴が始まりました。
皆さんが手にしているのは、もちろん、ゴーヤーの入ったドリンクです。

突然ですがここで、会場でも出されたG8クイズです。
全部で8問あり、この後、所々で出問しますので考えながら読んでください。
Q1. みやざきブランド「みやざきビタミンゴーヤー」には全国標準値の約何倍のビタミンCが含まれているでしょう?
(1) 約0.5倍
(2) 約1.0倍
(3) 約1.4倍
(回答は、この記事の末尾に。)

 

始まりは野菜ソムリエ考案のサラダから

ゴーヤー尽くしの料理は、「甘酢ゴーヤーとフルーツの蜂蜜ナッツサラダ」からスタートしました。
甘酢に漬けて食べやすくなったサラダに、同じく酸味とちょっとした苦みを持つグレープフルーツを合わせ、ナッツで食感の変化とコクを加え、全体を蜂蜜でまとめるという、なかなかよく考えられたメニューです。
最初から、レベルが高いですね。

この料理を考案されたのは、野菜ソムリエの富岡美鈴さん。

Q2. 宮崎県のゴーヤーの出荷量は全国何位?
(1) 1位
(2) 2位
(3) 4位
(回答は、この記事の末尾に。)

 

続いては、これまたサラダ仕立てになった、「ゴーヤーと鰹の藁焼きたたきサラダ」
刻んで軽く湯がいて、シンプルにかつお節と醤油をかけて食べることも多いゴーヤーは、鰹との相性も良いと踏んで、「みやざき晴夜」の名物料理のひとつ「鰹の藁焼き」と組み合わせてサラダ仕立てにしてあります。

この料理の考案者は、同じく野菜ソムリエの長友久美子さん。
いろんな方の協力で、ゴーヤーを使った新たなメニューが開発されたようです。

Q3. 日本人の食事摂取基準(2015年版)で推奨するビタミンC(100mg/日)を摂取するために必要なビタミンゴーヤーの量は?
(1) 半分くらい
(2) 3/4くらい
(3) 1本くらい
(回答は、この記事の末尾に。)

 

ゴーヤー料理が続々と

前菜のサラダに続いて、ゴーヤー料理が次々と運ばれてきます。

3品目は、「ゴーヤーのかき揚げ」
ゴーヤーとスィートコーンと塩昆布のかき揚げです。
ゴーヤー生産者さんのレシピで、わたと種も一緒に揚げてあるのだそうですが、全然気になりませんでした。
これは真似して作りたい一品ですね。

4品目は、「ゴーヤーボードのグリーンカレー」
半分に割ってワタを除いた部分に肉詰めし、ローストしたゴーヤーを載せたグリーンカレーです。
ご飯ではなく、ナンと一緒にいただくようになっていました。

ここで飲み物は、「ゴーヤーエナジースムージー」にチェンジ。
ゴーヤー30gにバナナ1本、ヤクルト1本という分量でミキサーで混ぜ合わせてあるそうです。アルコール派は、これに焼酎を入れてあります。
バナナの甘みとほんのりとした苦みで、なかなか美味しいドリンクでした。

Q4. 標準的なニガウリ1本の重さはどれくらいでしょう?
(1) 250g
(2) 350g
(3) 450g
(回答は、この記事の末尾に。)

 

5品目、「ゴーヤーチキン南蛮と干し椎茸南蛮~ゴーヤータルタルで~」
輪切りにして肉詰めしたゴーヤーと戻した干し椎茸に、それぞれ衣を付けて揚げ、南蛮酢にくぐらせてあります。
タルタルソースにも刻んだゴーヤーを加えてありますが、ゴーヤの苦みは酸味が加わると薄れるので、違和感なく食べられました。
ゴーヤーはもちろんですが、この干し椎茸の南蛮は、噛むと椎茸の持つグアニル酸の旨味がじゅわっと溢れてきて、じつに美味しかったです。

その美味しい椎茸を用意していただいたのが、美郷町北鄕区にある乾椎茸問屋(株)岡田商店岡田光さん。
椎茸の被り物を被って登場し、なんともフォトジェニックな彼女ですが、だしソムリエ1級の資格を持ち、多方面に活躍されています。

Q6. ゴーヤーは沖縄の方言ですが、標準和名では「ニガウリ」または、何と呼ばれているでしょうか?
(1) ツルミドリ
(2) ツルゴリ
(3) ツルレイシ
(回答は、この記事の末尾に。)

 

6品目は、「ゴーヤーと宮崎牛のミラノ風カツレツ」
ミラノ風カツレツは、肉を薄くたたき伸ばして、衣を付けて揚げたもの。
これを宮崎牛で作るという趣向ですが、ちょっと贅沢すぎるかもしれませんね。たたき伸ばして柔らかくなるので、普通はもっと安い肉でも美味しくいただけます。
添えられたトマトソースとパプリカとゴーヤで、彩りも美しい一品になっています。

料理の合間には、ゴーヤーについての説明も行われていました。
ゴーヤーのビタミンCは水溶性なのであまり水にさらさない方が良いとか、熱には強いので、加熱調理でも大丈夫とか、良い勉強になりました。

Q5. 「ゴーヤーチャンプルー」の料理名は沖縄の方言が由来ですが、「チャンプル-」の意味は?
(1) 苦い
(2) 料理
(3) 混ぜる
(回答は、この記事の末尾に。)

 

締めの2品へ

7品目は、締めの「ゴーヤーチャーシュー冷麺(魚うどんの冷汁仕立て)」
事前に、冷汁にするか魚うどんにするかのアンケートが行われ、魚うどんの方が多かったらしいのですが、最終的にはその折衷案で、魚うどんの麺を使った冷汁仕立ての冷麺として供されてました。

そして、最後のデザートは、「ゴーヤーフォンダンショコラ」
苦みの利いたチョコレートとゴーヤーの組み合わせ自体は悪くないと思うのですが、スライスしたゴーヤーを入れただけで、ちょっと食感が合わない感じがしました。
これは、ちょっと改良の余地ありですね。

Q7. 宮崎県で育種されたゴーヤーの品種の名前で本当にあるものは?
(1) 佐土原3号
(2) ひむか6号
(3) みやざき21号
(回答は、この記事の末尾に。)

 

キリン一番搾りとゴーヤー

ところで皆さん、6月6日に発売開始となった、「KIRIN一番搾り 宮崎に乾杯」はもう飲まれましたよね!?

ゴーヤーをテーマに、「松潤」こと嵐の松本潤さんが出演するこのコマーシャルフィルムをご覧になった方も多いはず。

このゴーヤー編を生み出すきっかけになったのが、今回のパーティーに参加されていた、キリンビール(株)宮崎支社の曽山支社長
CMの企画を聞いた時に、
「宮崎のテーマはこれしかない。全国の人にゴーヤーを知ってもらいたい。」
と思って、強く推薦されたのだそうです。

そのコマーシャルフィルムに出演された、JA西都ゴーヤー部会に所属する生産者の日高美智代さんと緒方早織さんも会場にお見えになって、撮影時の苦労話などを披露されました。

そして参加者には、最後に「KIRIN一番搾り 宮崎に乾杯」とゴーヤー1本がお土産に配られたのでした。

Q8. ゴーヤーの苦味成分は何でしょうか?
(1) モモルデシン
(2) ニガウリン
(3) タンニン
(回答は、この記事の末尾に。)

 

G8クイズの解答は


A1. (3) 約1.4倍
宮崎の全国トップクラスの日射量が、たくさんのビタミンCを生み出しています。

A2. (2) 2位
出荷量は、沖縄県6,694t、宮崎県2,613t、鹿児島県2,517tの順です

A3. (1)半分くらい
みやざきビタミンゴーヤには、年間平均で100g当たり105mgのビタミンCが含まれています。

A4. (1)250g
平均的な出荷サイズは、250g前後です。

A5. (3)混ぜる

A6. (3)ツルレイシ

A7. (1)佐土原3号
宮崎県総合農業試験場で育成された品種で、他には「宮崎つやみどり」等の品種があります。

A8. (1)モルデシン

 
どうでしたか? 全問正解できたでしょうか?

宴の最後には、参加者全員で記念撮影。
この日は、UMKのテレビ取材も入っていて、盛り上がって終了しました。
この日、料理とドリンクに使われたゴーヤーは全部で140本だったとのこと。平均して1人で2本半ほど食べたことになります。
みんな元気になって、笑顔で会場を後にしていました。

これからまだまだ暑さの厳しい日々が続きますが、ビタミンCたっぷりの宮崎産のゴーヤーを食べて、この夏を乗り切りましょうね。

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Dice

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。 2020年8月からテゲツー!のWebサイトの管理運営を引き受け、ライター兼編集長としてテゲツー!全般の面倒を看ています。 趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。