海外にいた頃、語学学校の食堂のおばさんとして、サンドウィッチやスープを作っていたこともある、あけ村つじ子です。
テゲツー!が、これまで追いかけてきた、美郷町南郷区渡川の山師兄弟、今西正さん・猛さんが、宮崎市の中心市街地に、山と街を繋ぐコワーキングスペースを創るというプロジェクト。
・美郷町渡川の山師兄弟のチャレンジが熱すぎる!!(2016年9月10日)
・山師兄弟は、セルフ・リノベーションに挑戦するつもりなのか!?(2016年11月30日)
・山師のコワーキングスペース・プロジェクトがいよいよ始動!(2017年3月10日)
「若草HUTTE」という名前も決まり、いよいよ8月のオープンに向けて、若草通から路地を少し入ったところにあるビルの改装工事も始まりました。
今回、その「若草HUTTE」の1階にできる「デリカフェ」で提供されるフードメニューのサンドウィッチ開発のための試食会が開催されるというので、お邪魔して来ました。
娘とふたり、ドキドキしながら、試食会場となった「ena cafe」(宮崎市吉村町)の扉を開けました。
今回のメニュー開発は、若草HUTTE × やお九州 × enaプリン の3者によるコラボで行われました。
やお九州代表の服部学さんが、自信を持って届けてくださった野菜は、コリンキー、なす、いんげん、おくら、キャベツ、トマト、ジャガイモ、ピーマン、タマネギ、小松菜です。
これに、渡川産の原木椎茸と、サンドウィッチ用の食パンが用意されていました。
これらの材料で、どんなサンドウィッチができあがるのか、胸がわくわくします!
調理担当は、enaプリンの森山忍シェフ。
後ろ姿しか写真がありませんが、この日は、テレビの撮影も入っていたので、遠慮しちゃいました。
サンドウィッチは、自分で作るのも結構好きなので、森山シェフが丁寧に作ってらっしゃる工程を見ることができて、とても参考になりました。
まずは、照れ屋な兄の今西正さんがご挨拶。
はにかんだお顔も、素敵でしたよ~。
「渡川で育てている椎茸も、今回のメニューに入っています。
今日の試食会には、大学生も来てくれているので、若者の意見も楽しみにしています。」
集まったみんなをリラックスさせてくれたのは、弟の猛さん。
「大学生がこんなに集まって座っていると、サンドウィッチ・コンパできそうやね。」
一同、大笑いでした!
しばらくすると、完成したサンドウィッチが運ばれてきました。
具材の組み合わせは
●コリンキーと小松菜
●なば入りパスタ
●コールスロー
●コリンキーと塩ダレキャベツ
●オクラ、いんげん
●ポテトサラダ
●なすみそ
●たまご、きゅうり、トマト
の8種類。
写真でもおわかりのとおり、中身がかなりボリューミー!!
野菜をこれだけ使ったら、厚生労働省が推奨している1日350g以上の野菜摂取の目標も達成できるんじゃないかしら、と思いました。
宮崎大学地域資源創成学部で学んでいる男子たちは、
「普段、こんなに野菜を食べないので、ありがたいです。」
と話していました。
今西兄弟から、「SNSで拡散して」とミッションを受けた宮崎公立大学の女子たちは、
「インスタ映えするー!
野菜の彩りがきれいで、写真を撮っていてもうっとりする!」
と興奮していました。
ちなみに、最年少の参加者であった娘(2歳)は、サンドウィッチが切られる度に、
「食べたい! 食ーべーたーい!!!」
とアピールしておりました。
彼女が一番気に入ったのが、コリンキーと塩だれキャベツが入った、サンドウィッチで、初めて食べたコリンキーに、目をぱちくりしていました。
やお九州の服部さんは、
「食べ方がわからなくて、購入を敬遠してしまう野菜でも、サンドウィッチを通して味を知ってもらえます。
これが、購入のきっかけになればいいと思います。」
とおっしゃっていました。
確かに、宮崎県では、多くの野菜を年中食べられるのに、野菜を進んで摂取する人が少ない印象を、宮崎県外からやってきたあけ村は感じていました。
このサンドウィッチ、
「野菜をたくさん食べられるように、味付けは最小限にほどこしました。
宮崎県産野菜の魅力を引き出せたと思います。」
と、enaプリンの森山シェフがおっしゃった言葉どおりの味でした。
見て良し、食べて良し、広めて良し、の宮崎の野菜で作るスペシャル・サンドウィッチ。
老若男女問わず、手軽に食べられるサンドウィッチは、これから、ヒトとヤマを繋ぐのにぴったりだと思いました。
これがもうすぐ、若草通り近くの「若草HUTTE」で食べられると思うと、オープンが待ち遠しいです。
県外から転勤で、夫の故郷である宮崎市へやってきた主婦です。
食べること、料理することが好きで、海外にいた頃は、語学学校で食堂のおばちゃんをしていました!
子どもと共に、毎日宮崎のおいしい、たのしいを探しています。