きゅうりは毎週のように買っているDiceです。
日本一の宮崎産きゅうりについて再認識してもらうために、昨年は3月27日(土)に「みやざき晴夜」で開催された「きゅりパー」。
今年は、3月19日(日)の「宮崎(3)いい(1)きゅうり(9)の日」に、同じコンフォートダイナーグループの新店舗「みやざき晴日」で開催されたので、昨年に引き続き取材に行ってまいりました。
「みやざき晴日」2階の会場に上がると、まずは入口で、宮崎産の季節の野菜を使った「ベジフラワー」が出迎えてくれました。
今回の主役のきゅうりも、ちゃんと使われています。
普段は地味な野菜ですが、こうやるとなかなか豪華になりますね。
テーブルの上にも、きゅうりと完熟きんかん、ミニトマトで作られたオブジェが。
これ、このままサラダの材料になりますね。
これらのきゅうりのアレンジメントは、野菜ソムリエの難波啓子さんと板東淳子さんの作品なのだそうです。
会場のあちこちに、きゅうりの形をした飾りがつり下げられています。
こ、これはまさか、あの「通浜ナイト」の時のブリ型メニューの再現か!?
案の定、そのまさかでした(笑)。
ウェルカムドリンクから最後のレアチーズケーキまで、10種類全てにきゅうりが使われたメニューが出てくるようです。
これは楽しみですね。
まずは、この日の会場である「みやざき晴日」を運営する(株)コンフォートダイナーの副社長・竹井倫世さんがご挨拶。
きゅうりにちなんで緑色のものを身につけてくることがこの日のドレスコードでしたが、背景のきゅうりのポスターに同化するように、緑の帽子とワンピースでコーディネートした竹井さん。さすがのコーディネートです。
続いて、共催の「みやざきブランド推進本部」を代表して、宮崎県農産園芸課の甲斐典男課長が、日本一の生産量を誇る宮崎のきゅうりを楽しんで欲しいとご挨拶。
会場で最初にウェルカムドリンクとしていただいたのが、「キューカンバードラゴン」と名付けられたこのジョッキ。
ジンジャエールに、ピーラーで薄切りにしたきゅうりと日南レモンが入っています。
瓜系の瑞々しい香りと、柔らかな日南レモンの酸味が、甘く刺激的なジンジャーエールに加わって、飲みやすく美味しいドリンクが、食欲を掻き立ててくれます。
参加者全員でウェルカムドリンクのジョッキを掲げて乾杯し、いよいよ「きゅりパー2017」が開会しました。
おや、こちらのテーブルでジョッキを掲げているのは、NKH宮崎放送局の武本アナウンサーではありませんか。
まずテーブルに運ばれてきたのは、きゅうりを使った前菜で、左手前が「きゅうりピンチョス」、右手前「一口きゅうり」、その奥中央に「きゅうりロール」、右奥「きゅうりブルスケッタ」の4種。
「きゅうりピンチョス」は、きゅうりをベースに茹でたエビとミニトマトを串に刺してあります。
「一口きゅうり」は、クリームチーズを射込んだきゅうりと花形に包丁を入れていくらを載せたもの。
「きゅうりロール」は、ピーラーで薄切りにしたきゅうりで、細切りにしたカラーピーマンとクリームチーズを巻いてあります。
「きゅうりブルスケッタ」は、みじん切りにして塩胡椒で味を調え、オリーブオイルをかけたものを、薄切りにしたバケットに載せたもの。
いすれも、手軽に食べられてきゅうりの食感を楽しめる、前菜にふさわしい料理でした。
2品目の料理は、「宮崎パワーチョップドサラダ」。
アメリカ・ニューヨークで人気となり、日本にも上陸して話題となっているチョップドサラダは、様々な素材を細かく刻み、ドレッシングをかけて混ぜ合わせ、スプーンで食べるものですが、今回のものは、宮崎産のきゅうり、レタス、カラーピーマン、ズッキーニ、タマネギ、長いも、鶏肉、豆、雑穀などたくさんの素材が使われています。
口の中でそれぞれの素材の持つ味と食感が組み合わさり、複雑な味わいが美味しさの相乗効果をもたらします。
人気のほどがうかがわれる美味しさで、私がいたテーブルでも好評でした。
突然ですがここで、会場でも出されたきゅうりクイズです。
全部で4問あり、この後、所々で出問しますので考えながら読んでください。
Q1. キュウリの生産地日本一は宮崎である。○か×か。
(回答は、この記事の末尾に。)
続いての料理は、「きゅうりのセビーチェ」。
セビーチェとは、ペルーやメキシコなど南米の名物料理で、魚介類をフレッシュな野菜や果物とマリネをしたもの。
今回は、タコとエビに日向夏、たまねぎ、カラーピーマン、ブロッコリが使われていますが、適度な酸味と甘みを持つ旬の日向夏が、全体をまとめる良い役割を果たしていました。
ここで、県下JA胡瓜部会の代表を務める福永康博会長が登場。
会長が手にしているのは、国富町できゅうりを生産する会長が、2時間半前に収穫したばかりの「みやざきワンタッチきゅうり」。
きゅうりのイボが取れると、そこから水分が抜けるので、収穫時に1回触れるだけで、回目に触るのはお客様という「ワンタッチきゅうり」は、みやざきブランド品目のひとつです。
きゅうりは毎日成長し、3日も経つと2倍以上の大きさになるとのことで、生産者は毎日収獲して、日本中に出荷しているのだそうです。
福永会長も、今日改めてきゅうりのおいしさを実感していると仰っていました。
Q2. キュウリの花が咲いてから出荷サイズの実になるまで、30日かかる。○か×か。
(回答は、この記事の末尾に。)
そして、今回のメインとなる料理、「きゅうりの串カツ」は、2種類の食べ比べとして提供されました。
まずは、浅漬けにしたきゅうりに豚の薄切り肉を巻いて、衣をつけて揚げたもの。わさびマヨネーズでいただきます。
もうひとつは、きゅうりのピクルスを同様に串カツにしたもの。
どちらもきゅうりが主役ですが、ボリューム感もあり、十分にメインになる料理です。
カットせずに串のまま、イベント等で販売しても売れるのではないでしょうか。
個人的には、ピクルスを使った方がしっかり味が入っていて、何もつけなくてOKなので、料理として完成されていると思いましたが、参加者全員の投票の結果はいかに?
投票の結果、浅漬けの串カツが40票、ピクルスの串カツが30票で、浅漬けカツに軍配が上がりました。
投票の結果を受けて、4月1日から、コンフォートダイナーグループの6店舗で、浅漬けを使った「きゅうりの串カツ」が販売されることになりました。
メニュー開発に当たった「みやざき晴日」後藤料理長の自信作、興味のある方は、是非ともお店でオーダーしてみてください。かなり美味しいですよ。
Q3. キュウリの香りは、A:甘い香り、B:レモンのような香り。
(回答は、この記事の末尾に。)
続いて、きゅうりを美味しく食べるための「春のひなたソース」がテーブルに運ばれてきました。
ディップソースが絡みやすいように、輪切りにしたきゅうりの中心の種の部分は、星形に抜かれています。
ほんのりピンク色のディップソースをたっぷりとつけて食べてみると、爽やかな酸味とフルーティーな甘みにチーズのこくが感じられ、なかなか美味しいです。
この「春のひなたソース」を考案したのが、料理研究家の杉松泰子さん。
レシピは、クリームチーズ100gを600wの電子レンジで20秒温めて柔らかくしたところに、白味噌小さじ2、イチゴジャム小さじ2を混ぜ、日向夏のしぼり汁大さじ1.5を入れてよく混ぜ合わせたら出来上がりということでした。
続いての料理は、「きゅうりのリゾット」。
ねっとりとしたリゾットと、仕上げに投入されてあまり火が通っていないカリッとしたきゅうりの食感の対比が面白いです。
そして最後のデザートは、「きゅうりのレアチーズケーキ」。
レアチーズケーキの上に載っているのは、刻んだきゅうりを入れたジンジャーエールをゼラチンで固めたもの。
これも、きゅうりの食感が良いアクセントになっていて、さっぱりとしたレアチーズケーキがきゅうり尽くしのコースを締めくくり、お腹いっぱいになりました。
Q4. 今日、総勢50名で食べたきゅうりの量は、A:50本、B:100本以上。
(回答は、この記事の末尾に。)
この日の「きゅりパー」には、NHK総合で毎週日曜の朝8時35分から放映されている「うまいッ!」の取材も入って、大小のカメラ2台が、最初から最後まで、会場の模様を撮影していました。
「きゅりパー」の様子は、4月16日(日)に放映になるようです。楽しみですね。
A1. ○
宮崎のキュウリの生産量は、約61,200t/年で堂々の日本一。
出荷サイズは1本約25cmなので、これを横に並べていくとその距離はなんと15.3万kmとなり、地球の回りを約3.8周するほどの長さになるのだそうです。
A2. ×
花が咲いてから約1~2週間で出荷サイズに育ちます。
A3. A
甘い香りがします。チョコレートみたいな香りという人もいるそうです。
A4. B
全部で196本、1人当たり約4本使われました。
どうでしたか? 全問正解できたでしょうか?
会場では正解者に、今回のイベントの仕掛け人の一人であり、みやざきブランドアドバイザーでもあるカテナ株式会社の宮田理恵さんと竹井倫世さんから、記念品が贈られました。
日本一のきゅうりを堪能し尽くした「きゅりパー2017」は、こうしてエンディングを迎えたのでした。
この日のメニュー、皆さんのきゅうり料理の参考にしていただくとともに、4月16日(日)放映予定のNHK総合「うまいッ!」も、是非チェックしてみてください!!