秋も深まり食欲も旺盛になってきた あんDoです。
先日、一ツ葉のイオンモール宮崎近くに開店し、テゲツー!でも紹介された「産直ひなた食祭 みやざき晴日」。
そのオープニングイベントとして、宮崎のイチ押し食材「へべす」をふんだんに使い、その魅力を最大限に引き出す「へべすdeヘブンナイト」が開催されるというので行ってきました。
さて、この中で「へべす」はどれでしょう?
すぐに見分けられた人は、既に「へべす通」ですね。
正解は、左から「へべす」、「すだち」、「かぼす」です。
「へべす」は日向市の特産品ですが、その特徴は、皮が薄く、種が少なく、果汁が多く、香りがとても爽やかなことです。
何よりも、「すだち」や「かぼす」より香りが立ち、その香りは甘く柔らかで、爽やかな酸味とまろやかな口当たりです。
果汁も「すだち」の倍くらい絞れます。
また、美肌になるビタミンCが豊富で、疲労回復に良いクエン酸や、抗がん作用を持つといわれているナツダイダインなど、健康に良いものが多く含まれています
これだけ見ても、「すだち」や「かぼす」には負けてない、優れた食材ですね。
180年ほど前に、日向の長曽我部平兵衛(ちょうそかべへえべえ)さんにが山中で発見し、自宅の庭先で育てたことがその始まりだそうです。
土地の人々は、この味と香りの良い「へべす」の苗を嫁入りにもたせ、料理に使うことで嫁の株を上げたとの話も残っています。
実は私、宮崎人として恥ずかしながら、「へべす」って日向で採れるかぼすみたいなものとしか思っていなかったんですよね。
ところが、たくさんの魅力や美味しさをこのイベントで知ることになり、「へべす」の可能性を大いに感じました。
それでは、「へべすdeヘブンナイト」の模様ををお伝えしていきましょう。
今回の「へべすdeヘブンナイト」の仕掛け人はこのお三方。
まずは、宮崎産業経営大学の墨昌芳(すみまさよし)先生。
先生は、3年前から「へべす」を研究対象として、学生さんと共にマーティングとPR活動をされています。
今回、黄色と緑の「へべす」の両方を知ってもらうために、11月のこの時期を選んだのだそうです。
黄色い「完熟へべす」は、酸味が柔らかく、ジュースやお菓子など加工に適していて、特に鍋には最高に適しているそうです。
続いて、みやざきブランドアンバサダーの竹井倫世(たいけいみちよ)さん。
フードアナリストでもある竹井さんは、この日の会場となった「みやざき晴日」を運営する(株)コンフォートダイナーの副社長でもあります。
経営する各店で、「へべす」を通年で提供されており、その無限の可能性を一番感じられていらっしゃいます。
「酸が立たず、いろんな種類のドリンクにも合い、料理でも和食、イタリアン、フレンチと何でも合う素材である。」
と話されました。
最後に似、空飛ぶフードアナリスト・河原真友子(かわはらまゆこ)先生
横浜と宮崎の2ヶ所に拠点を持つ河原さんは、早くから「へべす」に注目し、横浜で「へべすナイト」や料理教室において、その魅力をPRされています。
何よりも香りがいい「へべす」は、
「どの食材にも合う。野菜にお肉、ドリンクにも料理にも、また加工品にも調味料にも幅広い無限の可能性を持っている。」
と絶賛されています。
皆さんのお話の中に登場する「へべす」のキーワード、
「なんにでも合う」
「香りがいい」
「酸味が柔らかい」
これらの言葉は、今回「へべす」を堪能して、一番感じたことでした。
日向のへべす消費拡大プロジェクト会議会長で生産者でもある黒木和之さんによる乾杯により、宴がスタートしました。
黒木さんはご挨拶の中で、
「日向から門外不出であった『へべす』が、認知度と人気が高まってきて需要と供給が追いつかなくなってきた。
そこで県内で生産を広め、全国にへべすを広めて行きたい。
いずれは、『日向のへべす』から『宮崎のへべす』へとなっていくものである。」
とおっしゃっていました。
「へべす」はどのドリンクにも合うとの事で、みなさん、ビールにも酎ハイにもカクテルにも、果汁を搾ったり、そのまま入れて飲んだりしていました。
乾杯後、「合う~、すごく美味しい~」「爽やかになる~」「ほんとに合うわ」などといって声が飛び交います。
黄色い完熟へべすは、口当たりのまろやかさが蜜柑のように感じられ、美味しいです。
それでは、「へべす」を使った本日の料理7品をご紹介しましょう。
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