たまねぎとへべすが豚肉の臭みを取りさっぱりした味わいになっています。
このさつまいものへべす煮は絶品!
さつま芋の絶妙な甘さ、その後にくるへべすの香りと酸味で、品の良さまで感じます。
「へべす鰤」とは、へべすの搾りかすを餌に混ぜて養殖したブリで、臭みが少ないフルーツ魚です。
藁焼きされた鰤は、スモーキーな香ばしさが漂います。
そこにたっぷりのへべすを絞り、へべすシャワー。
藁焼きの香ばしさとへべすの香りが交わり、香りだけで唾が溢れ、口に入れた瞬間に笑顔が溢れます。
なんという旨さでしょう!
蕪、柿、秋鮭といった秋の食材と合わせたへべすは、ドレッシングとしても爽やかで最高ですね。
宮崎ブランドポークのローストポークで塩へべすソースを巻き、赤ワインのソースをつけて食べると、赤ワインの甘いソースが肉の旨みと合わさり甘みが増します。
そこに、へべすのソースが絡むと爽やかな香りがプラスされ、塩と酸味が甘みと合わさり、旨みが一気に引き出されほっぺたが落ちそうです。
宮崎牛を3日間へべすと共に熟成したお肉は、香りが良く、これをへべす胡椒でいただくと鼻から抜ける香りとお肉の旨み、やわらかい酸味と辛味が絶妙なハーモニーを奏でます。
その後、口にする豚汁は、お味噌の香りとへべすの香りがとっても心地よく、ほんのり感じる甘い酸味が次の食を欲します。
いや~、へべすは、ほんとに美味しさを倍以上に感じさせますね!
最後は、デザート。
フローズンシャーベット。これは、なにも言わなくてもわかりますよね~そう まさにへべすの香りと旨さ。
レアチーズは、へべすの香りと味がチーズとの相性は間違いないですね。
すべての料理で「へべす」が使われてますが、どの食材にも味にも「へべす」が邪魔をすることなく、それよりも素材を惹き立てる存在であることは間違いないです。
今回、生産者の成合利浩さんから提供していただいた「へべす」は、なんと500個。
すべて有機JASを取得した安心安全な「へべす」です
やっぱり 皮まで使う食材だからこそ、安心安全が一番ですよね。
最後に、この日の料理を監修された、「産直ひなた食祭 みやざき晴日」の後藤料理長に質問をぶつけました。
「『へべす』の魅力は?」
その答えは、
「『へべす』に変えさせること!」
すべての香酸柑橘類を一度「へべす」に変えて使ってもらうと、より美味しくなることを知り、「へべす」に変えさせる力があると!
かっこいいな~、後藤料理長。
それにしても、「へべす」って、本当にすごいですね!
宮崎は食の宝庫、その中でも児湯にはたくさんの美味しいものが溢れている。
その魅力を少しでも知ってもらいたいと日々思う新米フードアナリスト!
料理を作るのも食べるのも好きな髭おやじです。
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