本日、高原町に行ったら、こんな木の枝にカラフルなお餅がささった飾り物をたくさん目にしました。
「こ、、これってなんですか?!」と驚いていたら、
高原町の人に、「え、これって普通じゃないんですか?!」と返されました。笑
いやいや、普通じゃないです。
というわけで、少し調べてみました!
語源は「繭(め)のもち」とされ、繭(まゆ)の豊産を祈ってかたどったものがはじまりだとか。
家の中や軒先、仏壇や墓などに飾られます。
厄払いの飾り、農作物の豊穣、春の訪れを祝う飾りなど、諸説あるようです。
今でも色濃く伝統が残っていて、ほとんどの自宅に飾られているそうです。
祝の紅白に、粟餅(あわもち)に見立てた黄色と蓬餅(よもぎもち)に見立てた緑の餅なんだとか。
ぱっと明るい色が、可愛らしい飾りです。
どうやらこの風習は、小林や椎葉、鹿児島県や熊本県の人吉市など、西諸県地方だけに伝わってきているもので、他のエリアでは目にしたことがありません。
1月30日に片付ける時には、このエノキの木にさした餅を、油で揚げて食べるんだとか。
アラレみたいな感じになるのかなぁ。
「小さい頃は、学校の教室に飾ってあった」という声もありました。
色も形も、作り手によって少しずつ違っていましたが、立派なサイズになると、丸餅がまるまるささっているものも。
まるで花のような鮮やかさが、ぱっと空間を明るくしていました。
まだまだ知らない風習や伝統が、たくさんあるなぁ。
今年は、もっともっと知らない宮崎を発見していきたいと思います!