二酸化炭素やメタン、亜鉛化窒素などの温室効果ガスの濃度が増加することで、地球の表面温度が上昇する「温暖化現象」。
様々な原因があると言われていますが、実際に、最近30年の各10年間の世界平均気温は、1850年以降のどの10年間よりも高温となっています。
地球温暖化を防止するための取り組みがされる一方で、気温上昇に対応するために、暑さに強い農作物を作る取り組みも進められています。
宮崎県がまとめた報告書では、「40年後には県内の平均気温が2度上がり、沿海部で主力のミカンが栽培できなくなる」という結果がでており、主力果物のミカンの替わりに、バニラの量産化を目指す取り組みをスタートしました。
バニラは、アイスクリームなどでおなじみの香辛料。
メキシコ南部、西インド諸島原産のランの仲間で、世界の熱帯地域で広く栽培されています。
バニラビーンズは、開花後の実をサヤごと発酵・乾燥させたもので、お菓子に使われます。
日本初となる国産バニラの生産を行い、バニラビーンズを販売しているのは、福岡県久留米市にある「金子植物苑」さん。
国産品はほとんど流通していないバニラの産地が、宮崎県産になる日も近いかも?!