服部城址の周辺には、石蕗(ツワブキ)の花が咲き誇っていました。
あまり人が立ち入らないので、蜘蛛の巣が多く、あちこちに蜘蛛の作った網がかけられていますので、歩く時に気をつける必要がありました。
これは、腹部の赤がアクセントの美しい色をしたジョロウグモ。
大型の網は、たいていこの蜘蛛のものです。
湿気のある日陰には、こうした渦巻きをもつ小型の網があちこちにかけられていました。
これは、ウズマキグモという蜘蛛の網のようです。
谷筋には山から染み出す水を集めた小川があり、湿地を好むハグロトンボを見かけました。
ハグロトンボの飛ぶ湿地の近くには、美しい赤紫色の花がたくさん咲いていました。
その場では花の名前がわからなかったので、Facebookで問いかけたら、「ツリフネソウ」と教えていただきました。
茎の先端部から細長い花序が伸び、そこに赤紫色で3-4 cmほどの横長の花が釣り下がるように咲くので、吊舟草、釣船草と呼ばれるようです。
里山のこのような自然を眺めるのも、散策の楽しみのひとつですが、植物などを勝手に持ち帰ったりしないように、マナーには注意したいものです。
680年の歴史を持つ宮崎城、今は、地元の人以外に知る人も少なくなり、訪れる人も滅多にいないようですが、歴史ロマンを求めて一度訪れてみませんか。
ただし、道が十分に整備されている訳ではないので、上り下りには十分ご注意ください。
【宮崎城】
宮崎市池内町城 ⇨ MAP
周辺に駐車場はありません。