ベンチャーとか、ITとか、宮崎みたいな地方とは無縁な都会の話だと思っていませんか。 いま宮崎に本社、支社をもつIT企業がどんどん増えています。 特に宮崎市ではコールセンター拠点としての進出が目立ち、中には数百名規模に成長しているセンターもあるほど、コールセンター業界が盛り上がりを見せています。 そんな中、コールセンター企業各社が一同に集まるイベントが開催されました。 No.1応対者は誰だ?!第1回 みやざきコールセンターコンテスト コールセンター企業の知名度アップとサービス技能の向上を目的として立ち上げられた当コンテスト。 主催の宮崎ICT企業連絡協議会の呼びかけで、以下の10企業が集結。 株式会社アプロード アイネットサポート宮崎 デル株式会社 株式会社アラタナ 株式会社ハウコム トランスコスモス株式会社 株式会社ネオキャリア 株式会社リブセンス 株式会社BPダイレクト ヤマトコンタクトサービス株式会社 各社選りすぐりのスタッフが、ステージ上でそれぞれの応対技術を競いました。 せっかちなお客様、お怒りのお客様にどう対応する? コンテストは3名の専門審査員と大学生審査員らの客観的な審査のもと進行。 まずは共通課題として、注文受付やトラブルシューティングといった状況で、オペレーター役とお客様役2人1組での実演。 加えて「急いでいる」「怒っている」などお客様の状態も設定されています。 シミュレーションとはいえ、大勢の聴衆が注目するステージ上での実演、かなりの緊張感が漂います。 しかし皆さんマニュアル感を思わせることなく、お客様に寄り添う姿勢のこもった見事な実演を披露。 思わず拍手にも力がこもります。 合間に、みやざき犬による癒しのステージ。 大人も子どももおじさんもおばあちゃんも一斉にカメラを構える様に、可愛いは正義…そんなことばが頭をよぎります。 十社十色の会社プレゼン&自由課題 後半は各社の会社紹介と、自由なテーマでの実演。 それぞれ職場の魅力や、仕事で得られる成長、成果のよろこびをユーモアたっぷりにPR。 チャレンジ精神や働きやすさを大事にしていたり、仕事も遊びも全力で!な姿勢の会社がたくさんありました。 自由課題では各社の実際の業務に沿ったシチュエーションでの実演で、普段の仕事の様子がリアルに想像できました。 コールセンターとひとことに言っても、各社さまざまな個性に溢れているのだなあと実感。 すべての企業の実演が終わったところで、さあいよいよ結果発表。 個人賞はDELLとアラタナが獲得! 優秀なオペレーターに贈られる個人賞は金賞、銀賞をデル(DELL)株式会社が、銅賞を株式会社アラタナが受賞。 見事金賞を受賞された吉新敏英さん(写真中央)はコールセンターの仕事について、「相手の顔が見えない難しさがある」と話されました。 しかしお客様に対して積極的に自己開示したり、共感を重ねることで、短い時間でもしっかり信頼関係を築いて、サービスを提案していけるのだと…吉新さんの応対には、そう思わせるパワーがありました。 地方から世界に。コールセンターは、宮崎の成長産業です! なんと一社のみに贈られる企業賞も獲得されたデル株式会社。 宮崎センター長の金子知生さん(写真中央)は、「ネット環境さえあれば、地方に居ながら世界中のお客様を相手に仕事ができる。コールセンターは宮崎にとって有力な成長産業なんです!」と壇上で熱弁。 これからも切磋琢磨しながら宮崎のコールセンター業界を盛り上げよう!と締めくくられました。 審査員が「賞の数が足りないほど皆さん素晴らしかった!」と評するほどに、全員から圧倒的なプロ意識が伝わってきた今回のコールセンターコンテスト。 コールセンターは淡々とこなす受身の仕事だと思っていた僕の認識は誤りだと、すっかり改めさせられました! 早くもリベンジに燃える企業さんもあり、次回の開催も楽しみです。