紫陽花の美しさに心ルンルンの新米ライター、あけ村つじ子です。 このところ、日中は夏日が続いていますが、みなさんしっかりお昼ごはんを食べていますか? いざお昼を作ろうとすると、大変だったり、誰かと一緒に食べたい気分の時もあったりと、モチベーションが湧かないこともありますよね。 今回は、「水曜ごはん会」という取り組みをされている、宮崎市大橋にある「おとなとこどものおうち おおきな木」に行ってみました。 「おおきな木」は、子どもから高齢者まで幅広い年代の方々が利用できる「居場所(コミュニティスペース)」です。 筆者も、ネットサーフィンをして、「みんなの居場所 みやざき」というサイトで偶然に見つけました。 参加したい旨を、Facebookページからメッセージしたら、場所の詳細について連絡が来ましたよ。 娘とふたりで、ドキドキしながらお邪魔しました。 外観は普通のお家ですが、社会福祉法人ゆくりが、「みんなの居場所事業」として、みんなで子育てを楽しもうという目的で、お子さん連れで遊べる場所として開放している一軒家なのです。 ここで、お子さん連れで参加できるワークショップやお話会、ごはん会などを開催したり、地域の小学生が放課後や長期休暇の時に自由に過ごす居場所として存在しており、なんとなく、ほっとする感じがします。 水曜ごはん会 毎週水曜日のお昼に開かれる「水曜ごはん会」では、その日に集まったみんなで、お昼ごはんを作っていただきます。 今回は、「おおきな木」宛てにいただいたお野菜を使ったメニューを作りました。 代表の髙木さんご夫妻のご友人で、綾町で無農薬野菜を作っていらっしゃる方が、「おおきな木」の理念に共感され、宮崎市に来られるたびに、野菜を持って顔を出されるのだそうです。 この他、利用される方から、野菜や果物、お菓子などを差し入れでもらうこともあるそうです。 今回は、キャベツとズッキーニをプレゼントしていただきましたので、それを使って、チキン煮込みとアンチョビキャベツの2品を作りました。 調理は、「水曜ごはん会」に参加した人が協同で行います。 この日は、髙木さんと筆者が、お話ししながら作りましたが、多い時は、5家族ほどの方々が参加されることもあるそうです。 みんなで作ると、いろんな調理の裏ワザが聞けたりして、料理教室さながらの楽しさも味わえます。 『孤食』を無くせたら 「おとなとこどものおうち おおきな木」代表の髙木菜々恵さんは、宮崎市出身で、現在、小学校2年生、6歳、2歳の3人のお子さんを育てながら、社会福祉士として活躍中。 「おおきな木」は、学童保育の場が不足していることや、地域の繋がりが薄れている今だからこそ、子ども達がひとりぼっちじゃない場所が作れればと思い、一番上のお子さんの小学校入学を機に始められたのだそうです。 「ごはん会」を始めたキッカケを伺ってみると、 「誰かとごはんを一緒に食べて、食事を楽しんだり、会話を楽しんだりすることで、『孤食』を無くせたらな、と思って始めました。 私自身も、子育て中でなかなか込み入った料理ができないのですが、ごはん会ではいろいろ作ることができ、とても楽しみにしています。」 にこにこと笑う髙木さんに、筆者の娘もすっかり馴染んでしましました。 今回、一緒に料理をさせていただいて、市販の缶スープを使ってボリュームあるおかずになったのが、大変参考になりました! 食べながらも、他の市販の缶を使ったレシピが出て来たり、いろいろとおしゃべりしたりして、友達のお家に遊びに来ている感覚になりました。 子育て中で、なんとなく寂しい想いを抱いている皆さん、次の水曜日は「おおきな木」で、一緒にお昼ごはんを食べませんか!? 【おとなとこどものおうち おおきな木】 住所:宮崎市大橋2丁目158 → マップ 電話:090-4778-3077 Facebookページ:https://m.facebook.com/kodomotootonaouti/ 寄稿者:あけ村つじ子 県外から転勤で、夫の故郷である宮崎市へやってきた主婦です。 食べること、料理することが好きで、海外にいた頃は、語学学校で食堂のおばちゃんをしていました! 子どもと共に、毎日宮崎のおいしい、たのしいを探しています。