こんにちは!美郷町ハッピーちゃんです♪
以前、「豆腐の盛田屋」の椎葉工場が復活するよ!っていう紹介記事↓がアップされていましたが、8月1日に椎葉村でそのお披露目イベント「椎葉豆腐まつり」が開催されたので、美郷町からドライブがてら参加してきました!
さっそく、そのレポートをお届けしましょう。
24年前に創業した「豆腐の盛田屋」の椎葉工場は、2020年からのコロナ禍の影響で、一時閉鎖を余儀なくされていました。
2022年に「豆腐の盛田屋」の経営権を引き継いだ株式会社JIMOS(福岡市)は、ブランドの原点でもある椎葉工場の再建を決意しましたが、建物の老朽化や2年間稼働しなかったことによる機械の劣化もあって、新しい工場を一から建て直すことになりました。
また、以前の豆腐工場で使っていた湧き水の泉質が災害のために変わってしまったため、豆腐に最も適した湧水を求めて適地を探し、椎葉村大字不土野の現在地に、新しい工場を再建することになったのだとか。
工場のすぐ近くには川が流れており、遠目にも清らかな澄んだ水であることがわかりました。
2024年8月1日(木)に、再建された豆腐工場にて「椎葉豆腐まつり」が開催されました。
新工場のオープンを祝うような晴天で、待ちわびた地元の方も大勢出席。
式典では、地元の尾向日添神楽「大神」の演舞、工場関係者と来賓の皆さんによるテープカットなどが行われました。
テープカットには、椎葉村のマスコットキャラクター「おつるちゃん」と、宮崎県のマスコットキャラクター「みやざき犬」のひぃくんとかぁくんも参加していましたよ。
続いて、新工場での初くみだし豆腐と初おろし豆乳のふるまいなどが行われました。
私もいただいてみましたが、出来立てで汲みだされたばかりの豆腐は、とっても甘く、大豆の味をダイレクトに感じられ、やわらかくてとろける舌触りは初めての感覚でした。
スタンダードな醤油味をはじめ、黒蜜や大豆グラノーラなどをトッピングしたバリエーションもありました。
実は、醤油以外で豆腐を食べるのは初めてで、正直「合うのかな?」と思ったのですが、これがすごくマッチしていて、まるでプリンを食べているようなスイーツ感があり、とてもおいしかったです♪(しかも大豆なのでヘルシー!)
居合わせた盛田屋の北前開伸(きたまえかいしん)さんからは、
「豆腐を材料に使ったスイーツはあるけれど、豆腐自体をスイーツっぽく食べるのもありなんじゃないか?
今後は、豆腐がスイーツとして食べてもらえるように広めていきたい!」
というお話もうかがいました。
また、豆腐作りで出てくるおからと生呉(なまご)(※浸水した大豆をすり潰したもの)を使った、地元の方手作り料理もふるまわれ、甘辛く炒めたおからと呉汁にも舌鼓を打ちました♪
そして最後に、二代目豆腐職人であり、工場長の椎葉さんによる「日本一の豆腐を目指す!」というアツいメッセージが披露され、イベントは締めくくられました。
使われなくなっていた旧児童館が、椎葉村の「遊休施設利活用条例」を活用して新しい豆腐工場となりました。
今回、特別に施設の中を案内していただきましたが、旧児童館の面影を残しつつ、一部屋が豆腐加工場になっていました。
入口の上には、色紙で作られた飾り付けや「遊戯室」の文字が残されたままです。
基本的には加工場なので一般のお客様の見学はできませんが、今後はイベントや豆腐まつり開催時に見学ができるようになるとのこと。
ここで作られた豆腐は、卸での販売がメインとのことですが、ゆくゆくは通信販売で新工場から全国へ盛田屋のくみだし豆腐が味わえるようになるそうです。
お話しを伺っていた盛田屋北前さんから、ポロリとこんな言葉がこぼれました。
「清らかな湧水、選び抜かれた大豆でできた盛田屋のくみだし豆腐は、通常の1.5倍の濃さで甘味があり、やわらかい。
そんな豆腐は、デリケートでもろく、賞味期限も短い。時間も手間も金もかかり、遠いところでできる。」
実際、椎葉村へのアクセスは山道が多く、一車線で、交通の便はいいとは言えないようなところに豆腐工場はありました。
しかし、行く道すがら、さわやかな風と透明に澄んでいく川の様子に、何か心地良い「気」を感じました。
そして、実際に豆腐作りの環境を見て、「日本一の豆腐」にかける職人の思いを感じました。
こちらの豆腐は、当面、椎葉村内の「エーコープ 椎葉店」と椎葉村観光協会が運営する物産センター「平家本陣」のほか、宮崎市内の「フーデリー」各店、宮交シティ1階にある「サンクスマーケット」でも購入できるとか。
また、「平家本陣」では、豆腐ソフトの販売も予定されています。
こちらも楽しみですね。
皆さんもぜひ、こだわり抜かれた盛田屋の豆腐を味わってみませんか?