仕事始めてから34歳まで軟式野球をやっていたので、野球観戦も好きなDiceです。
7月17日(現地時間では16日)にアメリカ合衆国テキサスのグローブライフ・フィールドで開催されたMLBオールスターゲーム2024、皆さんご覧になりましたか?
大谷翔平選手が3ランホームランを放ち、今永昇太投手は1イニングを無失点で抑えるなど、日本人選手の大活躍もあって盛り上がり、記憶に残るオールスターになったのではないかと思います。
そのMLBオールスターゲームでは、参加した選手やMLB関係者に料理が振る舞われるのですが、今回その材料のひとつに、宮崎牛が採用されたのです。
今回の採用に関しては、高級部位である宮崎牛ロース93.6kgを株式会社ミヤチクが手配し、「ステーキ」や「寿司」で提供されました。
テキサス牛の本場に宮崎牛が果敢にチャレンジした形ですが、結果は、非常に好評をいただいたとのこと。
今回のオールスターゲームで振る舞われた料理を担当したKitch Fix社の創業者で、テキサス・レンジャーズのクラブハウスキッチンを運営しているJosh Katt CEOからは、
選手やMLB関係者からは、「今回のオールスターゲームは、過去最高のオールスターだった」という評価をいただき、宮崎牛はその成功に大きく貢献した。
宮崎県発表資料より引用
とのコメントが寄せられたとか。
大谷選手や今永選手が実際に口にしたのかは定かではありませんが、両選手が活躍したのと同じ場所で、宮崎牛もその実力を発揮したというのは、嬉しい限りです。
「宮崎牛」は、宮崎県経済農業協同組合連合会が商標登録を行っているJA系統のブランド肉ですが、宮崎県産の黒毛和牛は、5年に一度開催され、別名「和牛のオリンピック」ともいわれる全国和牛能力共進会において、4大会連続で最高位賞の内閣総理大臣賞を獲得しています。
また、2022年10月に鹿児島県で開催された第12回全国和牛能力共進会では、「おいしさ」に関連するとされる脂肪の質を評価する出品区で内閣総理大臣賞を受賞していることから、「おいしさ日本一」のキャッチフレーズで他産地の牛との差別化を図っています。
JAグループや関係機関、宮崎県が一体となって、長年にわたり様々なプロモーションを継続的に実施している成果もあり、宮崎県産牛肉の輸出量は年々増加しており、2023(令和5)年度の輸出量は過去最高の1,247.7tに達しました。
特にアメリカ向けの輸出に関しては、1990年より全国に先駆けて開始し、現在では輸出量第2位(2023度で320.4t)となっています。
米アカデミー賞のアフターパーティではこれまで6回も宮崎牛が採用されたり、ゴルフの松山英樹選手がホストを務めた2022年のマスターズ・チャンピオンズディナーでも宮崎牛が振る舞われるるなど、高い評価を受けています。
今回のMLBオールスターでの採用も、生産者や関係者のたゆまぬ努力の成果であり、その知名度の向上に役立つことは間違いないでしょう。
願わくは来年のMLBオールスターでも、日本人選手の活躍と宮崎牛の提供のニュースを聞きたいものですね。