ドライブ途中に道の駅があると、寄ってみたくなるDiceです。
2023年10月1日(日)に、県内では19番目、日南市では3番目となる道の駅、「道の駅きたごう」がオープンしたとのことで、東九州自動車道の清武南ICから日南北郷ICまでの無料区間を通って行ってきました。
場所は、日南北郷ICから県道28号(日南高岡線)に出て南へ1kmほど。
JR北郷駅の近く、以前、北郷町役場(日南市役所北郷支所)が建っていた場所に整備されています。
駐車場は、全部で105台分(普通車96台、大型車5台、身体障害者用2台、EV)充電用2台)が設けられています。
県道28号線から入ってすぐの場所にあるメインの駐車場(普通車用)は、入口と出口が別で、場内一方通行になっていますので、通行には気をつけてください。
身体障害者用2台分とEV充電用2台分は、この屋根の下にそれぞれ駐車スペースが設けられています。
建物を正面から見たファサードはこんな感じ。
ここが大型車の入口で、右手に大型車の駐車場があり、建物の前にはキッチンカーが停められるようになっています。
道の駅の建物は、木造平屋で横に細長く、飫肥杉の壁に切妻の屋根がかけられています。
駐車場側の入口から中へ入ります。
風除室が設けられているので、自動のスライドドアが2枚。
入口横に建物の平面図が掲出されていました。
左下のグレーの四角の部分が風除室。そこから入って、情報館・休憩室と授乳室やトイレがあり、その右手奥に農林水産物直売所、さらに右奥にレストランという配置になっています。
レストランの手前には、レストラン専用の入口が設けられていて、外壁に矢印で案内もあるのですが、ちょっとわかりづらいかも。
風除室を抜けてすぐ前に「授乳室」があります。
なかなか広く作られているので、複数組の母子が利用しても大丈夫そう。
床や壁、扉など、飫肥杉が多用されています。
授乳室の右手にトイレの入口。
トイレ棟と物販棟が分かれている道の駅も多いのですが、こちらは一つの建物の中に集約されています。
入口の正面にユニバーサル(身体障害者)用、左手に女性用、右手に男性用と分かれています。
男性用を利用しましたが、中は広々としていて、ゆとりがありました。
飫肥杉製のベンチやテーブル・椅子が置かれた休憩室には、写真には写っていませんが飲み物の自動販売機も置かれています。
壁側には観光パンフレットや情報誌などが置かれ、映像情報用のモニターも設置されています。
総合案内のブースもありましたが、この日はオープンしたての土曜日だったせいか無人でした。
中に人がいれば、周辺の観光案内などもしてもらえるようです。
休憩所の先に、農林水産物直売所の入口があります。
奥にレジがあり、その先が出口なので、こちら側は入口専用となっていますが、徹底されているわけではなさそう。
入ってすぐの場所には、青果物の売台が置かれています。
日南地域では、ちょうど早切りみかんが出回る季節で、複数の生産者のみかんが袋入りで並んでいました。
他に、パイナップルや柿などの果物が並び、裏側には、種類や量はさほど多い訳ではありませんが、採れたての野菜類が並んでいます。
右手の壁沿いには、4段の展示棚が設置され、様々な常温商品がずらり。
日南市と串間市の産品を集めた「南那珂郡商品」のコーナーには、地元の醤油やたれ、お茶、柑橘の加工品、飫肥杉を使ったバッグなどが並んでいました。
南那珂商品コーナー以外にも、地元の物産はあちこちに並んでいるのですが、個人的に嬉しかったのは、この「草だんご」。
宮崎市と日南市の市境近く、県道28号線沿いにある「大戸野即売所」で売られているあんこ入りのよもぎだんごで、知る人ぞ知る名品。
草だんごは各地にありますが、ここの草だんごが個人的には第1位なので、取材後に買って帰りました。
売り場で目を惹いたのは、平台に山積みになっていたこの「海老わさびスナック」(税込426円)。
道の駅きたごう限定商品で、「売上げNo.1」というPOPが購買意欲をそそります。
もうひとつ見つけた限定商品が、「日南レモングミ」(税込324円)。
パッケージに、「道の駅きたごう」と入っています。
こちらのオープンの冷凍ケースには、日南市が誇る戸村精肉本店の商品がぎっしり。
調味済みの唐揚げ用手羽中鶏「チキンヒーロー」は愛用されている家庭も多いことと思いますが、ここでは右端にある「かにまき汁」が郷土色があって注目!
戸村精肉本店の商品は、直売所が閉まっている時間帯でも買えるように、障がい者用駐車場の横に設置された自動販売機で買えるようになっていました。
24時間いつでも買えるのは、急に入り用になった時には便利ですね。
こちらの冷蔵ケースには、うどんやそばなどの冷蔵ケースが並んでいました。
先日ご紹介した川北製麺所の「釜揚げうどん」もありましたが、こちらは米粉麺ではなく小麦で作られた麺です。
他にも、魚や肉の加工品など様々な冷凍・冷蔵品が並んでいましたが、お客さんが多くて思うように写真が撮れずじまい。
冷蔵ケースの横には、惣菜やお弁当なども並んでいましたが、弁当などは早々に売り切れるそう。
入口近くには、焼酎コーナーがあります。
日南市は、市内に9つの焼酎蔵があり、それぞれの蔵の代表的な銘柄が置かれていました。
珍しいところでは、日南市南郷にある虚空蔵島(こくぞうじま)沖の海底で熟成させた、「宮崎県海底熟成酒 虚空蔵島 寛永十六年」という焼酎もありました。
この道の駅の指定管理者であるゴロウ商店株式会社が企画した熟成酒とのこと。
焼酎やジンなど一部の銘柄は、有料試飲できるようになっていて、レジで500円をコイン3枚と交換し、1枚でミニカップに1杯の試飲ができます。
試飲用のサーバーには12種類が繋がっていますので、2,000円で全種類の試飲ができますが、さすがに飲み過ぎになりそう。
もちろん、車を運転するドライバーの方の試飲はNGですよ。
焼酎コーナーの近くの冷蔵ケースには、日南市内で製造されている「日南麦酒」のビールも各種並んでいました。
これでほぼ全種類のラインナップだと思います。
久しぶりに出会えたので、私もお土産に1本購入して帰りました。
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