いよいよ明日、2022年11月11日(金)に公開される新海誠監督の新作アニメーション映画『すずめの戸締まり』。
上映開始に先駆けて公開された予告編のトレーラーや、u-nextやAmazonプライムなどで限定公開された【冒頭12分映像】を視たアニメファンのざわつきが聞こえてきました。
それは、冒頭のシーンの舞台が宮崎なのではないかということ。
主人公は、九州の静かな町で暮らす17歳の少女・岩戸鈴芽(いわとすずめ)。
彼女の開放と成長を描く冒険物語で、ロードムービー的要素もあるようです。
その名前からして、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が洞窟に隠れたという伝承の残る天岩戸神社と、その岩戸の前で躍った天鈿女命(アメノウズメノミコト)を連想させますが、【冒頭12分映像】を確認すると、彼女が通う高校があるのは宮崎県日南市のようで、同級生達が喋っている言葉のイントネーションも宮崎弁ぽいです。
冒頭シーンに現れる港町は、漁港と商業港を併せ持ち大型客船が入港することもある日南市最大の港湾・油津港ということになりそうです。
また、1両編成の列車が通るシーンがありますが、白地に青いラインが入り、そこに赤いJRのロゴが入っていることから察すると、JR日南線を走るディーゼル車「キハ40-8054」がモデルになっているようです。
ただし、これまで公開されているシーンの中で、宮崎県内の現実の風景と完全に一致する場所は確認できていませんし、公式にも宮崎が舞台であるとは発表されていません。
それでも、日南市を中心として宮崎県内や九州各地の風景をロケハンし、それが作画に活かされていることは間違い無さそうです。
詳しくは、映画が公開されてから、是非ご自分の目で確かめてみてください。
また、映画『すずめの戸締まり』の公開を機に、不景気や円安など日本中に溢れる閉塞感の扉を閉じ、「次へ」と進むすべての人を応援したいという思いに賛同する全国47都道府県の地元企業が集まり、『日本の戸締まりプロジェクト』が発足しています。
各都道府県1企業ずつですが、宮崎県は「宮崎カーフェリー株式会社」がタイアップ企業となっています。
11月10日の執筆時点で、同社が具体的にどのような取り組みを行うのかは発表されていませんが、引き続きウォッチして行きたいと思います。