皆さん、こんにちは。時々低温調理でローストビーフを作るDiceです。
和牛の世界には、「全国和牛能力共進会(全共)」という全国規模の品評会があります。5年に一度、全国持ち回りで開催されることから「和牛のオリンピック」とも呼ばれ、和牛の生産者の皆さんは、この大会の最大の栄誉である内閣総理大臣賞(種牛の部、肉牛の部それぞれ一つずつ)受賞を目標に、毎日手塩に掛けて牛を育てられています。
肉用牛の飼育頭数で北海道、鹿児島県に次いで第3位の宮崎県では、県やJAグループなど肉用牛関係機関が一体となって黒毛和牛の育種改良に取り組み、「宮崎牛」と呼ばれる高いクオリティの肉質を持つ牛を生み出しました。
冒頭の写真は、そんな「宮崎牛」の元となる「美穂国(みほのくに)」という種雄牛です。この牛の血統を引く牛が、宮崎県内で宮崎牛となるように肥育されて行くのです。
そんな宮崎牛ですが、2022年10月6日(木)~10日(月)に鹿児島県で開催された第12回全国和牛能力共進会において、肉牛の部で第7区(脂肪の質評価群)の出場者が最高賞の内閣総理大臣賞を受賞しました(種牛の部は鹿児島県の出場者が受賞)。
これで、全国和牛能力共進会における宮崎県産牛の内閣総理大臣賞の受賞は、それぞれ受賞区分は違うものの、第9回大会以来4大会連続となります。4大会連続の総理大臣賞受賞は、全共史上初めてのこと。
特に今回の第7区(脂肪の質評価群)は、オレイン酸など融点の低いMUFA(一価不飽和脂肪酸)の含有量を審査するもので、MUFAが多いと口溶けが良くなり香りも立つので、肉の美味しさに繋がります。
ここで内閣総理大臣賞を受賞できたということは、宮崎牛の美味しさが改めて高く評価されたということになるでしょう。
今回の4大会連続の内閣総理大臣賞受賞を受けて、JA宮崎経済連は、宮崎牛をPRする新たな動画を作成しました。
5年前の3連覇の際に公開されたPR動画「宮崎牛赤富士_The red Mt Fuji made of Miyazaki Wagyu」を思い出した方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、世界を意識して、エジプトのピラミッド、ウルル(エアーズロック)、グランドキャニオン、富士山という4ヶ所の世界遺産を宮崎牛を使って表現するフードアートとなっています。
前回の受賞以降、宮崎牛は米アカデミー賞の受賞パーティーで使われたり、プロゴルファーの松山英樹選手が2022年マスターズ・トーナメントのチャンピオンズ・ディナーで使用したりと、世界で通用する牛肉になっていますので、動画もそれに合わせてスケールアップしています。
今回の受賞を機に、益々その人気が高まることを期待しています。
フードアートの作成風景がわかるメイキングムービーも同時に公開されたので、ご紹介しておきます。
使われている肉は全て宮崎牛で、トータル 110.7kg、総額約150万円(テスト検証含む)分とのこと。
肉が傷まないように低温に保たれたスタジオの中で撮影が行われ、撮影後には再調理して全てスタッフが消費したとのことで、そんなシーンもメイキング動画には収められています。
様々に調理された宮崎牛が食べられるなんて実に羨ましい。この現場に立ち会いたかった!
この動画公開に連動して、Twitterでは、抽選で10名に宮崎牛ロースステーキ2枚(500g)が当たるキャンペーンを展開中です。
応募期間は、2022年10月28日(金)~11月11日(金)。
応募方法は、
1. 宮崎牛【公式】Twitterアカウント@miyazakigyu_jpをフォローする
2. 下に表示されている対象ツイートをリツイート
詳細は、公式サイトのキャンペーンページからご確認ください。
さらにInstagramでは、10名に「冷凍の匠」宮崎牛6部位食べ比べスライスセットが当たるキャンペーンを展開中です。
応募期間は、2022年10月28日(金)~11月11日(金)。
応募方法は、
1. 宮崎牛【公式】Instagramアカウントmiyazakigyu.officialフォローする
2. 宮崎牛のおいしそうな生牛肉か、おいしそうな牛肉料理の写真を撮影
3. 2の写真にハッシュタグ(#めざせ絶景宮崎牛 or #めざせ絶品宮崎牛)と@miyazakigyu.officialを付けて投稿
詳細は、公式サイトのキャンペーンページからご確認ください。