先日、人間ドックを受けたら、基本的には大きな異常は無かったので一安心しているDiceです。
しかし、昨年のドックより体重が2kgほど増えて、BMI値が23.6になっていたので、運動負荷を増やさないといけませんね。
あ、上の写真は私じゃありませんよ。あくまでイメージです(笑)。
そんな話を県外から来られていた栄養士さんとしていたら、その栄養士さんが、
「Diceさん、宮崎って、太っている人が多いような気がするんですが…。」
とおっしゃるのです。
そうですか、それならちょっと調べてみましょうと、リサーチャーの血が騒ぎました。
何をもって太っているかを判断するかと言うと、ひとつの指標が冒頭にも出てきたBMI値。
BMIは、Body Math Indexの略で、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)という算式で求められるので、ご存知の方も多いはず。
まず、ご自分のBMI値を計算してみてください。
国は、毎年行っている国民健康・栄養調査の中で、男女別、年齢区分別などのBMI値の平均を公表しています。
詳報の出ている2016(平成28)年の国民健康・栄養調査の結果から、都道府県別のデータの上位を拾ってみたのが、上のグラフです。
男性(20~69歳)では、全国平均が23.8なのに対し、宮崎県は上から3番目の24.8。
女性(40~69歳)では、全国平均22.6に対して、宮崎県は上から2番目の23.8。
男女ともに、BMIの平均は全国を上回って、都道府県別上位に来ていますね。
ただし、あくまで平均ですから、太っている人が多いのか、やせている人が少ないのか、これだけではわかりません。
それでは、宮崎県のデータを、男女別の年齢区分別に見てみましょう。
BMI値では、18.5以上25未満が「普通」で、18.5未満は「やせ」、25以上は「肥満」とされています。
上のグラフでは、赤が「肥満」、緑が「普通」、水色が「やせ」になります。
これを見ると、男性では総数で見ると3人に1人が肥満ですが、30~40代では4割、50代に至っては過半数が肥満という結果です。
女性では、総数で見ると4人に1人が肥満ですが、20~30代では肥満はさほど多くないのに対し、40代から急に肥満が増え、4人に1人が肥満。特に、60代と80以上では3人に1人が肥満という結果になっています。
やはり、宮崎県で太っている人が多いというのは、あながち間違いではなさそうですね。
Image by Peter Stanic from Pixabay
肥満の何がいけないのかと言うと、肥満はそれ自体が生活習慣病に含まれていて、高血圧や脂質異常症(高脂血症)、糖尿病などと相関が高いのです。
特に、内臓脂肪型の肥満は、生活習慣病の発症や重症化に関係が深いと言われています。
肥満を放置すると、将来的に病院や介護のお世話にならざるを得なくなったり、場合によっては寿命を縮める結果にもなりかねません。
自分で計算したBMI値が25を超えている方は、食生活を見直すとともに、運動する習慣を付けて、1日も早く肥満から脱出してくださいね。
肥満も問題なのですが、年齢構成別のBMI値を見たときに、気になるのが、20~30代で「やせ」とされるBMI値18.5未満の方が3割を超えていること。
やせていることは一見良さそうな気がしますが、やせている人は低栄養状態であることが多く、女性の場合は特に、月経異常や骨の形成不全などを起こしやすいのです。
つまり、今は特に問題無くても、妊娠した場合に子どもの発育に問題が出たり、将来的に骨粗鬆症になったりするリスクが高まります。
太りすぎもやせすぎも、どちらも問題がありますので、簡単に把握できるBMI値を目安に、適切な健康管理を心がけて、健やかな生活を送りましょうね!!