【開店】天皇の料理人監修の人気カレー店が高鍋町に移転-カレーカフェ靜/高鍋町

この夏まで宮崎市淀川1丁目にお店があり、美味しいカレーが食べられることで人気だった「カレーカフェ靜」

高鍋に移転するために7月16日(月)で店を閉められたのですが、その高鍋での新店舗がようやく完成し、11月29日(木)にオープンとなりましたので、早速お邪魔してきました。

新店舗の場所は、高鍋駅のすぐ目の前。

駅舎を出て、駅前のロータリー右手に歩くこと1分もかからない場所に、カフェだった平屋の店舗をリニューアルした建物があります。

引き戸の入り口を入ると、4人掛けのテーブルが2つと、奥の長いカウンターに8席。

白い壁に柱や梁の茶色がアクセントとして映える、手作り感溢れる落ち着いた内装です。

オーナーの長友克憲さんは高鍋町の出身で、宮崎市内で「カレーカフェ静」を3年営業した後、家族の都合で実家のある高鍋に移転されたとのこと。

店名の「靜」は、オーナーのお父様のお名前らしいです。

 

監修は天皇の料理人「菱江隆」さん

メニューの一角で紹介されているのが、こちらのカレーの監修を務めた、菱江隆シェフ。

オーナーとは20年以上前からのお付き合いとのことですが、写真にもあるようにそうそうたる経歴の持ち主で、宮内庁で天皇家の食事を作られることもあり、「天皇の料理人」とも呼ばれています。

無添加の料理の普及にも力を入れておられ、高鍋町内の「コンフォール」でも、時折、料理教室を開催されていらっしゃいます。

また、加工食品の製造も手がけられていて、こちらのお店で使われているドレッシングなども、菱江シェフの手によるものだそうです。

 

まずは基本の「しずかカレー」をオーダー

そんな菱江シェフ監修のカレーの中から、まずは店名を戴く基本の「しずかカレー」(単品820円)をいただきました。

インゲンやニンジン、カボチャなどの温野菜が添えられ、カラフルに演出されているところがなかなかおしゃれですね。

ご飯とともにカレーを口に含むと、まずは野菜の甘みと出汁の旨味が口の中に広がり、スパイスの複雑な香りが鼻に抜けます。

辛さは控えめで、お子様でも問題なく食べられそうです。

160円上乗せしてセットにすると、スープとサラダ、デザートが付きます。

この日は、トマトスープでしたが、野菜の甘みと適度な酸味があり、なかなか美味しかったです。

オシャレなお皿に盛られたサラダ。キャベツの千切りと水菜に、彩りでニンジンとパプリカ。

かかっているのはニンジンのドレッシングですが、このドレッシングがまた美味しい。

ドレッシングはお店で販売もされているので、お土産にもぴったり。

この日のデザートは、ブルーベリーソースのかかったバニラアイスにクラッカーが添えられていました。

これにドリンクを付けるとプラス150円。ご飯の大盛りはプラス80円です(値段はいずれも税込み)。

 

その他にも美味しそうなカレーがずらり!

基本のカレーは、上記の「しずかカレー」のほかに、日向夏が香る「日向夏カレー」(単品930円)、タイ風の「マッサマンカレー」(単品1,030円)、16種類のスパイスと5種類の野菜を48時間かけて煮込んだ究極の「キングカレー」(単品1,420円)、「ハヤシライス」(単品930円)というラインナップ。

この中から、アメリカCNNのサイトで”The world’s 50 best foods“の第一位にランキングされている「マッサマンカレー」を選んでみました。

タイ風のカレーですが、ココナッツミルクと野菜の水分だけで煮込まれており、辛さは控えめで、ベースの野菜の甘みとスパイスをココナッツミルクがまろやかに包み込みます。

スパイスのエキゾチックな香りとココナッツの甘い香りが混ざり合いながら鼻腔に抜け、さすがは世界一のカレーと言われるだけのことはあります。

いろいろ食べてみたいという方には、メニューの中から2種類のカレーをセットにできる「わがままカレー」(単品1,200円)がお薦め。

この写真は、「マッサマンカレー」と「キングカレー」の組み合わせですが、「キングカレー」だけ200円プラスになります。

手間暇かかっているカレーだけに仕方ありませんが、その味は「究極」と言われるほどに激ウマです。

この他、ダイワファーム(小林市)のモッツァレラチーズでコーティングされた、1日限定7食の白いチーズカレー「スノーホワイト」(単品1,380円)や、

岩下農園(川南町)のミニトマトをふんだんに使った「ミニトマトカレー」(単品980円)、

阿蘇の赤牛と九州産の野菜を煮込んだ「牛キーマカレー」(単品1,030円)など、気になるメニューがいっぱい。

 

夜はちょい飲みでカレー食べるも良し

ディナータイムは、17時から20時半(ラストオーダー20時)。

メニューはランチタイムと共通ですが、からあげやフライドポテトなどのサイドメニューもあるので、軽く飲んでから、カレーで〆るというのもありです。

この日は、からあげが売り切れていたので、メニューには無いダイワファームのチーズを使ったカプレーゼ風のおつまみを出していただき、生ビールを1杯。

 

1日限定4食のカレーうどんも絶品!

そして〆には、ラッキーなことに、1日限定4食というスペシャルメニューの「カレーうどん」(単品920円)をいただくことができました。

A5ランクの齋藤牛と鰹、鯖、椎茸、昆布をブレンドしたスープで作られたカレースープは、旨味たっぷりでまろやか。

野菜の甘みと出汁の旨味の後から、優しくカレーのスパイスが追いかけてきて、食べているうちに身体が温かくなってきます。

カレーうどんを食べる機会はあまり無いのですが、このカレーうどんは、スープをエンドレスで飲んでいたくなるほど、これまで食べてきた中で最高レベルの美味さでした。

いや~、いただいたどのカレーも優しく滋味深い味わいでした。

まだ食べていないメニューもありますし、今後、いろんな素材を使った新しいメニューが登場する予定とのことなので、再訪するのが楽しみです。

 

【カレーカフェ靜】
住所:高鍋町大字蚊口浦15-5 → マップ
電話:0983-28-9009
営業時間:ランチタイム 11:00~15:00(L.O. 14:30)
ディナータイム 17:00~20:30(L.O. 20:00)
定休日:不定休

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Dice

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。 2020年8月からテゲツー!のWebサイトの管理運営を引き受け、ライター兼編集長としてテゲツー!全般の面倒を看ています。 趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。