路地を探訪するのが好きなDiceです。
宮崎山形屋の南隣の路地の一角にある蕎麦の名店『哲心』。
入り口横の壁には、あの長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督のサインが大書され、最近ではホリエモンこと堀江貴文さんなど有名人もよく訪れるという人気店ですが、我らが長友まさ美・テゲツー!会長も2度に渡ってレポートしています。
長嶋茂雄も愛した!宮崎の蕎麦の名店「哲心」で必ず食べたい逸品-哲心/宮崎
贅沢!蕎麦の上にたっぷりのウニがーーー!一口で口福になれる蕎麦-哲心/宮崎市
その『哲心』の入口横に2階へと上る外階段があり、その前に「炭火串焼き 旬」と書かれた提灯が出されています。
いつの間にか、2階に新しいお店がオープンしていたようです。
早速、上がってみることにしました。
2階に上り、ドアを開けて中に入ると、手前に小さなカウンターがあり、椅子が3脚並べられています。
奥には、レイアウトの変えられるテーブルがあり、そこに8席あって、全部で11席という小さな店構えです。
カウンターの奥が厨房になっていて、店主が一人で店を切り盛りしています。
テーブル席からも店主と会話ができる距離なので、料理とともに店主や他のお客さんと会話を楽しむことのできる、アットホームな感じのするお店です。
店主の坂場俊一朗さんは、福岡市中洲の焼き鳥店「やきとり 八」などで修行され、2017年に宮崎で独立しようと帰郷。
たまたま空いていたこの場所を友人に紹介され、2018年4月中旬にこの店をオープンさせることになったのだそうです。
炭火焼きの串を気軽に楽しんで欲しいと、肩肘張らずリーズナブルな価格で提供することに腐心しておられます。
とりあえずカウンターに座って、メニューを見ると、鶏を中心に、野菜、巻物、その他と串のメニューが並びますが、お値段は1本50円~300円で、100円のメニューが多くてお得感があります。
坂場さんとやりとりしながらいくつか串を頼み、ハイボール(500円)で喉を潤しながら、焼き上がりを待ちます。
まずは、「鶏キモ」(100円)。レバーあると絶対頼んじゃいますね。
レバー好きなのもありますが、変な臭みが無いか、焼き加減はどうかで、だいたいその店の評価ができちゃいます。
タレにくぐらせてあるこちらのレバーは、絶妙に火が通され、臭みも無くて、文句なく及第点。
これからの串に期待が持てます。
続いては、「とり皮」(100円)。
ご覧ください、この細かな仕込み具合。小さく切られた皮がびっしりと串に刺されています。これは、結構手間暇かかりますよ。
焼き加減は、適度に脂が落ちて、カリッとした食感とふわっとした食感のバランスが良いですね。
3本目、これは珍しいかもしれませんと出されたのが、「コーン」(50円)。
これまた1粒ずつ串に通され20粒余りが串に並ぶという細やかさ。これ仕込むのも、皮と同様に大変だと思います。
この仕込み具合で、店主の実直さがよくわかります。
いただいてみると、タレが塗られて炭火で焼かれたとうもろこしの香ばしさがふわっと立ち上り、噛むほどに甘みが口の中に広がります。
続いて4本目は、「つくね」(150円)。
2本串に巻かれたつくねは、外側はパリッと、中はジューシー。
そして5本目は、巻物の中から、「レタス巻」(250円)。
串焼き屋でレタス巻なんて初めて見ましたが、一度ゆがいて軽く火を通したレタスをきっちりと巻いて、外側を薄切りの豚肉で巻き、串に刺して炭火で炙り、タレにくぐらせてあります。
レタスのシャキシャキした食感と、豚肉の脂の旨味、少し甘辛いタレのバランスも良く、次も絶対食べたい1本になりました。
ここで、いったん串を中断して、ホワイトボードに書かれたスペシャルメニューにある「地頭鶏レバー刺」(650円)をいただいてみました。
レバーの他に、ハツ刺しも付いてきます。
新鮮で臭みも全くなく、しこっとした食感に甘みを感じる味わい。絶妙でした。
これで650円というのは破格値だと思います。
限定入荷なので、いつでも誰でもという訳にはいかないようですが、レバー好きには、あればマストの一皿です。
みやざき地頭鶏を使ったメニューは、この他「ずり刺」(550円)、「胸肉の炙り串」(200円)があります。
ここで、飲み物は赤ワイン(500円)に変更。
飲み物は、この他、生ビール(550円)、酎ハイ(500円)、梅酒(400円)、焼酎(400円)などがあります。
焼酎のキープは5合瓶1本2,000円で、日本酒もあるようでした。
串焼きに戻って、6本目は「ささみ」(100円)を柚子胡椒で。
中心はレアっぽくしっとりとした焼き上がりで、柔らかく淡泊な味ながら、鶏の旨味はしっかり味わえます。
柚子胡椒以外に、わさび、梅、マヨネーズと変化が付けられます。
続いて7本目は、「骨ぬき手羽」(100円)。
骨付きのまま串に刺して炙る店が多い中、わざわざ骨を外してから串に刺すという手間をかけています。
これで食べやすくなるので、いただく方としてはありがたいですね。
今回の最後の串は、「なまふ」(200円)。
生の蓬麩(よもぎふ)を串に刺し、田楽味噌を塗って炭火で焼いてあります。
宮崎で生麩を出す店はさほど多くないと思いますが、もっちりとした食感ながらタンパク質なのが、糖質制限派にも嬉しいところ。
以上、串8本とみやざき地頭鶏のレバ刺し、堪能させていただきました。
満足度高いのに、これで3,000円行かないお会計で、耳を疑ってしまいました。
まだ食べていないメニューがいろいろあるので、再訪確定です。
ここで、店主の坂場さんから、テゲツー!読者の皆さんにプレゼントをいただきました!!
「炭火串焼き 旬」を訪れ、坂場さんに「テゲツー!見て来ました」と言って、スマホの画面でこのページを見せていただいた方には、漏れなく「コーン」2本をサービスいただけるとのこと。
グループでの飲み会の場合は、アラカルトだけではなくて、飲み放題付きのコースも出せますとのことですので、予算や内容をお電話でご相談ください。
【炭火串焼き 旬】
住所:宮崎市橘通東3丁目4-9 哲心2F → マップ
電話:090-6293-7328
営業時間:18:00~23:00
定休日:不定休(日曜か月曜が休みのことが多いです)