画像提供:MACHI LOG
これまで、クラウドファンディングを通じて宮崎の様々なプロジェクトを応援してきたDiceです。
宮崎市・若草通りにオフィスを構え、地域密着型クラウドファンディングFAAVOの運営を通して、地域の人々の様々な思いを全国につなげる役割を果たしている、(株)サーチフィールド WAKAKUSA Office。
その設立をお伝えしたのは、昨年の1月でした。
「若草通りをクラウドファンディングの聖地に! ー サーチフィールド WAKAKUSA Office 始動」
その後のFAAVOは、支援プロジェクトの数も順調に増え、2017年の流通金額は合計で3,114万円と、前年比463%の成長を見せていたのですが、本日、そのFAAVO事業について、驚きの発表が行われたのでした。
FAAVO事業を統括する(株)サーチフィールド取締役の齋藤隆太さんが緊張の面持ちで登壇したのは、宮崎市・若草通りに特設された記者会見場のステージ。
隣に並ぶのは、国内有数のクラウドファンディングプラットフォームを運営する、(株)CAMPFIREの代表取締役社長・家入一真さん。
そして発表された内容は、(株)CAMPFIREが(株)サーチフィールドからFAAVO事業の譲渡を受けることについて基本合意し、両者が提供している地域特化型のクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE × LOCAL」と「FAAVO」を統合し、2018(平成30)年5月を目処に新たに「FAAVO by CAMPFIRE」を開始するというもの。
これにより、この時点での合計で、累計支援金額56億円、累計プロジェクト数13,184、パートナー数360、提携金融機関48行、提携自治体数52という、名実ともに国内最大規模のクラウドファンディングサービスが誕生することになるのだそうです。
また、齋藤さんを初めとするFAAVOのスタッフは、そのまま(株)CAMPFIREに移籍することになりますが、WAKAKUSA Officeは、新たな「FAAVO by CAMPFIRE」の拠点として活動を行うことになります。
まだ細かな調整作業は残っているようですが、今後、お互いの強みを生かしながら、パートナー制度の充実や地方金融機関との連携などを進めることにより、2020年に、全国での連携パートナー数を1,000に、新たな「FAAVO by CAMPFIRE」と引き継がれる「F×G(エフバイジー)」を合わせた年間流通額を65億円にすることを目指すとしています。
画像提供:齋藤隆太
今回の記者会見の内容については、下記の公式発表と、CAMPFIRE MAGAZINEに掲載された家入さん、齋藤さんの思いを読んでいただくのが確かなのですが、齋藤さんの、ふるさと宮崎への思いから始まったローカルにこだわるサービスが、地域で地に足をつけて活動する人々をサポートしたいという思いを持つ家入さんの目にとまり評価を受けて、今回の事業統合へと至ったようです。
画像提供:MACHI LOG
会見の後に行われた、家入さんと齋藤さんのお二人に宮崎大学の土屋有先生をコーディネータに加えたトークイベントでは、大学生を始め多くの若者達がお二人のお話に聞き入り、何かした自分たちのチャレンジに生かそうとしている姿がありました。
これを機に、WAKAKUSA Officeももっと大きくなって、若草通りがクラウドファンディングの聖地として、様々なチャレンジャーで溢れることを期待しています。
【参考】
・ 株式会社CAMPFIRE、地域特化型クラウドファンディング「FAAVO」事業譲受(PRTIMES)
・ 「FAAVO by CAMPFIRE」開始に寄せて(CAMPFIRE MAGAZINE)