ほぼ毎月、散髪に行っているDiceです。
先日散髪に行った時に、いつも髪を切ってもらっている安田さんから、
「うちの近所に饅頭屋ができたんですよ。知ってましたか?
朝早くから開いていて、売り切れたら閉店になるらしいんですよ。」
と聞きました。
毎月通っている道でしたが、見落としていたので、帰りに寄ってみることにしました。
宮崎市役所前を通る旭通から、高松橋方向に曲がった先の左側、高鍋信用金庫大工町支店の手前に、看板がありました。
「福楽饅頭」
という名前のようです。
店舗の外観はこんな感じ。
ピンクがかった外壁がかわいらしい、2階建ての一軒家で、店舗の前に駐車スペースが4台分ほどあります。
写真ではちょっと見えづらいですが、暖簾(のれん)には「こばやし名物 福楽まんじゅう」とありますね。
扉を開けて中に入ると、すぐ正面に商品が並べられたショーケースが置かれています。
ケースの上に、「福楽まんじゅう 1個 90円」と表示されていますね。
この日並べられていたのは5種類。
左から、さくらあん、あずきあん、あずきあんよもぎ、白あん、チョコレート。
大きさは、蜂楽饅頭(回転焼)より一回り小さめですが、90円ならリーズナブル。
せっかくなので、5種類を2個ずつ、合計10個購入しました。
これでも900円(税込)なので、ちょっと手土産に持って行くのも良さそう。
パッケージは、こんな感じで包装されます。
桜の花をイメージしたピンク色で、
「福が来る来る 福楽饅頭」
縁起も良さそう。
消費期限は、製造から3日のようです。
左手奥には、小上がりがあって、テーブルも置かれています。
以前、居酒屋だった名残ですね。
この奥のスペースは、昼は1時間500円、夜は1時間1,000円で貸し出しもされているとのこと。
写真撮っていたら、
「まあお茶でも飲んで行きなさい。」
とテーブルを勧められました。
奥様お手製の漬け物が美味しい。
お話を聞かせていただいたのは、店主の末盛隆志さんと、その娘さんの西田恵理子さん。
元々、小林市で自動車の整備工場を50年営んで来られた末盛さんが、7年前、66歳の時に整備工場に見切りを付けて饅頭屋に転身し、小林市西方で「縁起焼本舗」を開業。
美味しいと評判で、わざわざ宮崎市から買いに来られるお客さんも多かったことから、一念発起して昨年12月に宮崎市の現在地に移転されたのだそうです。
末盛さんは、毎日午前0時くらいに起き出して饅頭の仕込みを始め、餡も皮も全て手作りで400~500個を焼き上げるのだそうです。
そのまま朝7時に開店して、売り切れたら営業終了。
しかし、あまりにも早く売り切れそうな時は、途中で追加を作られることもあるそうで、多い時は600~700個にもなるとのこと。
奥様の成子さんが包装などを手伝ってらっしゃいますが、この日はお茶を出していただいた後に外出されたので、写真撮れませんでした。
娘の西田さんは、毎日小林から宮崎のみ店まで通って、文字どおり看板娘として接客を手伝っていらっしゃいます。
購入した10個の福楽まんじゅう、さすがに一人では食べきれないので、帰路に某コワーキングスペースに撮影かたがた立ち寄って、実食してみました。
まずは、定番中の定番、「あずきあん」。
驚きは、もちもち食感の皮。焼いてあるのですが、お餅のような、求肥のような、独特の食感があります。
中に詰められた北海道産の小豆を使って練り上げられた粒あんも、甘すぎずに皮とのバランスも良く、実に美味しい。
人気の秘密もよくわかります。
続いて、「白あん」。
北海道産の白隠元豆を使った白あんも、あずきあんに負けず劣らず美味しい。
鼻の奥に柑橘系の香りがほのかに残るのは、製法に秘密があるのか、原料由来なのか知りたいところです。
3種類目は、「あずきあん よもぎ」
皮に練り込まれたよもぎは、小林市で手摘みされたものとのことで、香り高く、草餅のようにあずきあんとの相性もばっちり。
4種類目、「チョコレート」。
チョコレートの練り込まれた皮に、チョコクリームのあん。洋風と和風の接点。
そして、季節を感じる「さくらあん」。
皮はピンク色に染められ、あんは、白あんに桜の塩漬けが混ぜられていて、口に入れると桜の香りが鼻に抜けます。
5種類いずれももちもちとした皮が特徴で、家庭では、フライパンか何かで外側をぱりっと焼いてから食べるのも美味しいのではないかと思います。
毎朝、暗いうちから手作りされて、売り切れたらおしまいの「福楽まんじゅう」、是非一度お試しください!!
【福楽まんじゅう】
住所:宮崎市松橋2丁目12-8 → マップ
電話:0985-82-7731
FAX:0985-82-7745
営業時間:7:00~完売まで
定休日:水曜日