宮崎まちなかキャンパスで行われた、子供向けのプログラミング教室「CoderDojo Miyazaki」に参加してきました。
”子供たちにプログラミングの楽しさを伝えたい”
そんな想いで運営されているこちらの教室は、なんと参加費無料!
保護者同伴&ノートパソコン持参であれば、誰でも参加できちゃいます。
実は、2020年から義務教育に組み込まれることが決定している、プログラミング。
なんと、小学生からプログラミングを学ぶ時代がやってくるんです。
それもそのはず、拡大を続けるIT需要の中で、各国の関心は「質の高いプログラマーを確保すること」。
プログラミングを職業にしなくてもプログラミングの基礎知識を持っている、ということが、今後の子供たちの仕事の選択肢を大きく左右する時代がやってくるのです。
しかし、初心者には、難しいイメージのあるプログラミング。
いったい、どうやって子供たちに教えたらいいのでしょう?
そこで、活躍するのが、子供たちのプログラミング学習のために開発された、プログラミング言語「scratch」
このscratchは、プログラミングに関する知識がなくても、オリジナルのゲームやアニメーションがつくれてしまうんです。
視覚的に、ゲーム感覚で楽しめるので、子供たちもすぐにscratchに没頭していました。
自分の作りたいゲームが自分で作れるなんて、、
プログラミング=難しいという固定概念が崩れちゃいます。
私がいいなと感じたのは、教室内で親子のコミュニケーションがとっても活発に行われていたこと。
スマートフォン、タブレット、テレビ、ゲーム。
様々な娯楽が発達した現代においては、親子の会話は少なくなりがち。
でも、やっぱり子供の頃の親の関わりって、その子の人生の土台になると思うんです。
「これって、どうやってやるのかな?」
「どうしてこうなったんだろう?」
「ねぇ、お父さん、あんなの作って!」
子供も大人も一緒になって考えるから、自然とコミュニケーションが生まれます。
プログラミングを学ぶだけでない、意外な効果も期待できるかも?!
こちらのCoderDojo(子供向けプログラミング教室)は、2011年にアイルランドで始まったプロジェクト。
世界69カ国・1,250の道場が存在し、日本では全国に90以上の道場があります。
すごい!
CoderDojoの特徴は、以下の3つ。
・対象は7歳から14歳の子供たち
・参加費は無料
・「メンター」が在中している
この最後の項目がとっても特徴的なんですが、CoderDojoでの指導者は、「メンター」と呼ばれます。
つまりティーチャー(教える人)ではなく、メンター(助言者)として、大人たちが子供に対して関わことを大切にしているんです。
一方的に教わるのではなく、一緒にチャレンジしながら考える。
遊びながら学ぶのが、CoderDojoの流儀なのです。
宮崎のCoderDojo開催しているのは、株式会社ランバーミル 代表の伊藤陽生さん。
プログラマー歴20年というキャリアの持ち主です。
「楽しみながらプログラミングを学ぶ子供を増やすことで、宮崎のIT業界を盛り上げたい。」と話してくださいました。
たしかにプログラマーさんって、場所を選ばず活躍できるし、宮崎にいながらにして、世界を舞台に活躍できるなんて素敵です!
「子供たちに、闇雲にゲーム環境を与えることに不安を感じていたけれど、これ(scratch)なら考える力も育つし、勉強になるからいいかも。」
と、参加したお母さんの感想が、とっても印象的でした。
与えられたゲームで遊ぶよりも、自分の作りたいゲームを自分で創るほうが、子供たちに新しい価値と感動を与えてくれそうですね。
パソコンが苦手な方でも、大丈夫。
ノートパソコンを持参して、子供たちと一緒に楽しみながら勉強することができますよ。
宮崎市と高千穂町で交互に開催されていますので、「CoderDojo Miyazaki」のサイトでチェックして、参加してみてくださいね!