グルメコンテストと聞けば黙ってはおれない、フードアナリストのDiceです。
一昨年、昨年と、2年連続で会場から速報をお伝えしてきた、県内26市町村がご当地食材を使った渾身の一品で競う「ご当地グルメコンテスト」ですが、今年も「まつり宮崎」に合わせて、アサヒビールプレゼンツで開催されております。
10時の開場とともに入場した、会場のMRT micc ダイヤモンドホールは、26市町村の関係者の熱気で早くもヒートアップ。
暑い夏をさらに熱くしております。
昨年は、全26市町村完全制覇がならなかったので、今年は、Dice、こーへー、さこっち、やのぴー、tamaのテゲツー!ライター陣に加えて、土屋有先生に渋谷円香さんとそのお友達という豪華助っ人も用意して万全の体制で臨むことにしました。
果たして、完全制覇できるのか!?
26市町村、それぞれに地元の食材を使った、自慢の一品を用意していましたが、ざっくりと4つの分野に分けてご紹介していきましょう。
まずは、ハンバーガーやサンドイッチなど、主食系で手軽に食べられるジャンルから。
美郷町「鹿肉DLTバーガー」
昨年は、「鹿肉エベレスト丼」で惜しくも準優勝だった美郷町は、今年も鹿肉を使って、DLTバーガーで優勝を狙いにきていました。
衣装やロゴなど、某ハンバーガーチェーンへのオマージュで「Misatonald’s」として細かい部分まで作り込むあたり、かなり力が入っていました。
美郷町産の小麦・酵母を使った小ぶりでしっかりしたバンズ、鹿肉と椎茸の入った分厚いパテ、トマト、レタスと、なかなかに完成度の高いバーガーでした。
これで500円というのは、鹿肉の単価を考えると破格値。イベント限定でないと大赤字かもしれませんが、鹿肉のことを少しでも知って欲しいという本気度が伺えます。
延岡市「ぎょ、ギョ、勝サンド」
延岡市からは、巻網船団の基地・北浦から、「北浦食の研究会」と丸八水産がコラボして作り上げた、青魚を使ったホットサンド「ぎょ! ギョ! 勝サンド」が登場。
青魚にはDHA、EPAが豊富に含まれているということで、特に受験生向けのアピールがなされていましたが、へべすブリやサバなどの旨味がぎっしりと詰まった、小ぶりな見かけ以上にヘビーなサンドイッチでした。
日向市「サーフィンドッグ」
サーフタウンを目指す日向市のブースでは、「ヒュー!日向」のロゴを着たお二人が、サーフィンをイメージした「サーフィンドッグ」をお薦め中。
ココナッツミルクの入ったクラムチャウダーに、アボカドソースがたっぷりかかり、エビとミニトマトがアクセントに。
この写真のものには、ヘベスソースがかかっていますが、他にマンゴーソースバージョンもありました。
高千穂町「タカチホコロッケバーガー」
高千穂町からは、高千穂町産にこだわったコロッケと野菜を挟んだ「タカチホコロッケバーガー」が登場。
ふわっとした柔らかなバンズに、ジューシーなコロッケがよくマッチしています。
シャキシャキのレタスとトマトもいい感じ。
木城町「木城ロイヤルポーク贅沢サンド」
木城町からは、町内にある小野農場の「ロイヤルポーク」を使ったカツサンド。
ヒレカツサンドとロースカツサンドの2種類があるようです。
いただいたのは、ヒレカツサンドの方。
パンとカツとソースのみというシンプルなカツサンドは、素材の旨味がシンプルに味わえます。
これは完成度が高く、文句なしに美味い!
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川南町「鮪カツバーガーセット」
まぐろ漁の盛んな川南町からは、そのまぐろを使ったフィッシュかつと、びんちょうマグロすり身とおからを使った「びんちゃんコロッケ」のセットが登場。
マグロのフライとトマトとレタスをバンズで挟んだシンプルなバーガーながら、バンズと具材とのバランスも良く、噛みしめると出てくるマグロの旨味で、ライター陣の評価もなかなかのもの。
付け合わせの「びんちゃんコロッケ」は、土屋先生イチオシ!
三股町「みまたこだわり肉まん&ごまだんご 高校生スペシャル」
三股町からは、バイオ茶ポークを使った肉まんと、特産のごまを使ったごま団子の中華セット。
監修は、三股町の高校生ということで、ブースにも女子高生の元気な姿が。
豚をかたどった可愛らしい肉まんが、いかにも高校生らしい演出。
見た目は可愛いのですが、かぶりついてみると、バイオ茶ポークの旨味がじゅわっと溢れ出してきて、なかなかの美味しさ。
さらに、白と黒の2色のごま団子は、ごまの美味しさがしっかりと活かされています。
以上7種類のうち、ライター陣からは「鮪カツバーガーセット」(川南町)と「DLTサンド」(美郷町)の評価が高かったのですが、最終的に僅差で「鮪カツバーガーセット」に軍配が上がりました。
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