10月28日に発生した宮崎駅前の交通事故でもその活躍が映像に収められたドクター・ヘリ。宮崎県におけるドクターヘリの活動についてまとめてみました。
日本国内に初めてドクターヘリが登場したのは1999年10月。
岡山県の川崎医科大学付属病院高度救命救急センターと、神奈川県の東海大医学部付属病院救急センターで試行が始まり、2001年3月まで実施されました。
参照元:日本におけるドクターヘリの歴史
宮崎県では、宮崎大学医学部付属病院の救急救命センター開設にあわせ、2012年4月に運航がスタート。
2012年6月当時、全国では35機のドクターヘリが活動していたそう。
参照元:宮崎県ホームページ 宮崎県ドクターヘリについて
ドクターヘリの基地となる宮崎大学医学部付属病院があるのは宮崎県宮崎市。
ドクターヘリは出動依頼から5分以内に出発し、宮崎県最南の串間市や、宮崎県西の小林市、県央の川南町は基地から55キロ圏内で到着時間は約15分。
宮崎県最北の延岡市は110キロ圏内で約30分で到着します。
一般の県民から要請はできませんが、宮崎県のドクターヘリは午前8時半から日没30分前まで土日も含めて毎日運航しているのだそう。
参照元:宮崎県地域医療支援機構 宮崎県ドクターヘリ
着陸地点がかかせないドクターヘリ。
着陸ポイントがなく、ドクターヘリが出動できないケース、救急車両の到着に時間がかかるケースなどを踏まえて、宮崎県と宮崎大学が2015年12月に新たな取り組みを開始します。
防災救急ヘリから医師を直接現場に降ろして治療にあたるというもので、この活動は国内では高知県と和歌山県に次いで3例目、九州では初めてとなるそうです。
参照元:西日本新聞 2015年10月16日の記事