宮崎市の繁華街、通称“ニシタチ”。 9月7日(木)、その一角に新たなスポットが誕生しました。 宮崎は、牛、豚、鶏、魚介、米、野菜、果物など、様々な魅力的ある食材の宝庫。 それらの魅力やおいしさを、ひとつの場所にぎゅっと詰め込み、個性的な飲食店を集結させた、それが「宮崎ひなた横丁」です。 「宮崎ひなた横丁」は、2階建ての建物の中に最大14の飲食店が集まり、一つの席でそれぞれの店の料理を楽しむことができ、最後にまとめて会計のできるフードコートっぽい飲食店街です。 その「宮崎ひなた横丁」のメディア向けのプレス発表会が開店前日の9月6日(水)に行われ、ありがたいことにテゲツー!も発表会に呼んでいただいたので、ライター陣の力を合わせて、取材に行ってきました。 16時から行われた式典の取材にかけつけたのは、この二人。 女酒場放浪記(宮崎版)があれば、誰よりも出演したいと思っている竹下末利子と、ピーマン、キュウリなど宮崎特産の野菜が苦手なさこっちが、初めてタッグを組んで取材しました。 あ、この写真は、ひととおり取材終わって、試食タイムに入ってからのものですからねw。 まずは、横丁内部を内覧 さて、気になる内部の様子ですが、1階には、宮崎の食材を使った海鮮、ローストチキン、チキン南蛮、高千穂牛串、スイーツ、タイ料理、中華、ハワイアン、イタリアン、トマトラーメン、もつ鍋、お好み焼きなど、バリエーションに富んだ実力店ばかり13店(9月12日現在)が揃っています。 周囲を店舗ブースが取り巻き、屋台風のブースの前や中央の共用部分にはテーブルと椅子のセットや、立ち飲み用のハイテーブルなどが置かれていて、最大で100人ほどが収容できるようになっています。 中央の階段で2階に上がると、広めのスペースに、この日はテーブル席がセッティングされていましたが、通常の営業以外に、宮崎の魅力的な食材、そして人との新しい出会いを創るイベントなどで活用することも考えられてます。 実際に、まだオープン準備中だった8月23日(水)には、農と食のジャーナリスト“やまけん”こと山本謙治氏による「日本一の干し大根と大根やぐらやまけん講演会」と題した講演会も開催されていました。 今後、宮崎の農産物や海産物などをPRするために、1階店舗でその食材を使ったメニューを展開したり、宮崎発の新しいサービスやビジネス、楽しい企画を考える人々のPRの場としても活用できるようです。 このほか、写真はありませんが、2階の一角には、8~10人が入れる個室も2部屋用意されていました。 各店舗の決意表明 内覧がひととおり終わると、各店舗の店長さんから一言ずつ、お店の紹介とこの「宮崎ひなた横丁」にかける熱い思いが語られました。 いずれも、「お客様にこの味で感動してほしい。」、「全国のみなさんに知ってほしい。」といった夢を持った店舗ばかり。 最後に、「宮崎ひなた横丁」の組合長でもある「ふじ盛」の山下店長から、 「ここにいる出店者のみんなで、このニシタチを、そして宮崎を、精一杯盛り上げて、新しい歴史を作っていきます。皆さんどうぞよろしくお願いします!」 と力強い言葉をいただきました。 ひなた横丁の仕掛人 もう一人、忘れてはいけないのが、シェアハウスやリゾート施設の企画・運営や野菜の産直EC、農園体験事業などを手がける株式会社アスラボの代表取締役社長、片岡義隆さん。 この片岡さんこそが、「宮崎ひなた横丁」の仕掛け人なのです。 「この横丁事業は、2014年に山梨県甲府市の『甲府ぐるめ横丁』からスタートし、九州では今回が初の試みとなります。 地域が持つ魅力を再発見し、志ある地元の仲間たちとより輝かせようという試みがきっかけで、事業の中心となるのは、『食』です。 その土地で輝いている個性的なお店を探し出し、地元を愛し盛り上げたいという想いを『横丁』という舞台で形にしていきます。 また、食材などの一次産業だけではなく、観光資源・アート・伝統産業など、その地域の良さを全て味わえる場を創り上げ、さらに、横丁の存在や働く人が発火点となり、まちに活気をもたらしていく、というプロジェクトです。 そのため、まずはここにチャレンジしやすい環境を整えました。 出店に当たって、敷金や礼金などは不要で、注文や配膳などの従業員・スタッフを共有することで、各店舗のコストを削減しています。 さらにスマートレジも導入して、まとめて最後に会計できるシステムを導入しました。 ここ宮崎は本当に素晴らしい食材ばかりで、生産者も生き生きしています。 各店舗が誇る味、魅力、ノウハウを横丁に集結させて、ニシタチの新名所として、さらにここが起業の場としても盛り上げていければと思っています。 さらに、九州初となるこの『宮崎ひなた横丁』を皮切りに、九州各県に横丁事業を展開していき、ゆくゆくは東京などでも展開していくことで、地方の食を通した様々な魅力を大都市圏で発信し、それを生産者に紐づけていくことで、流通促進も図りたいと考えています。」 との展望も語っていただきました。 いや~、片岡社長、めっちゃ熱いですね~。 料理の撮影も 片岡社長へのインタビューの後、テレビの撮影用に各店舗の料理も用意され、そのおこぼれに預かってテゲツー!も写真撮影させていただきました。 その後は、お待ちかねのパーティータイムに突入。 ここで、ようやくDiceが会場に到着し、さこっちの撮影をお手伝い。 更にしばらくして、こーへいと助っ人の渋谷さんも合流して、ライター陣が勢揃い。 あの「ご当地グルメコンテスト」の時と同様、全店舗の料理完全制覇を目指して、食べまくったのでした。 その13店舗の料理については、引き続き「その2」で詳しくご紹介することにしましょう。 お楽しみに~!! 寄稿者:さこっち 宮崎の音楽・食・人が大好き。 ピーマン、キュウリ、タマネギなど、宮崎特産の野菜が苦手という斜め上をいくライター。 現在は、宮崎の魅力を発信し、他県から移住してもらえるよう取り組んでいる。