皆さん、こんにちは。「宮崎市フェニックス自然動物園」の動物園サポーターでもあるアンナです。 皆さんは、最近、動物園に行ってますか?そういえばこのところご無沙汰してるな、という方のために、動物園の現在の姿とおすすめ情報についてお伝えします。 大人も子どもも楽しい動物園 ゆず湯に浸かるカピバラ(画像出典:動物園公式Instagram @phoenixzoo1971) 宮崎市フェニックス自然動物園は、1971(昭和46)年3月に「フェニックス自然動物園」として開園しました。2001(平成13)年9月から宮崎市の所管となり、現在は宮崎市が出資する第三セクターの宮崎市フェニックス自然動物園管理株式会社が管理・運営しています。 小学生の頃には、校外学習や修学旅行などの学校行事や家族旅行で必ず訪れる定番スポットなので、宮崎県民なら知らない人はいないと言えるかもしれません。 キリンの展示場。奥にシマウマの姿も見える。 日本で初めて、異なる種類の動物を混合展示した「生態動物園」で、広い展示スペースの中にキリンとシマウマ、ダチョウなど複数の動物の姿を見ることができます。 今ではどこの動物園でも当たり前になっている展示方法ですが、フェニックス自然動物園がその先鞭を付けたなんて、なんか誇らしいですね。 2023年12月に九州自然動物公園から来園した、オスのアジアゾウ「チョイ」 園内では、朝10時からのヤギの大行進を皮切りに、ゾウさんガイド、フライング・フラミンゴショー、チンパンジーガイド等、色々なイベントが行われ、大人も子どもも一日ゆっくり、動物たちとの時間を楽しむことが出来ます。 子どもとお出かけ人気ランキング1位! 園内の掲示板(2024年1月19日現在)より 園内には、動物の展示場のほか、13種類の遊具がある遊園地や、レストラン・売店などが併設されており、夏場はプール営業も行われます。 遊園地の乗り物はレトロな雰囲気を残していますが、1回300円前後、13種全部の乗り放題(日・祝のみ)だと2,000円とリーズナブル。 そんな宮崎市フェニックス自然動物園は、子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」(アクトインディ株式会社)のお出かけ人気ランキングで、宮崎県総合1位(2023年度)に選ばれました。 子育て世代には、子どもが喜び、大人も楽しめて、リーズナブルに一日過ごせる施設は本当にありがたいですよね。 希少動物の保護や種の保存 ケープペンギンの展示場横に立てられた、絶滅の危機を伝える看板。 動物園は、希少動物の保護や種の保存という役割も担っています。昨年10月には、国際ケープペンギン保全啓発デーにあわせて、絶滅の危機にあるケープペンギンを守るための呼び掛けが行われていました。 展示場の池で泳ぐ、ケープペンギン。 ケープペンギンは南アフリカに生息していますが、地球温暖化や餌のイワシの減少、密猟など、人間活動の影響によって個体数が減少しており、絶滅の危険が高まっています。そこで、世界中の動物園でケープペンギンを飼育・繁殖するとともに、『世界中でケープペンギンを思う一週間』として現状を知ってもらうための活動を行っているのです。 このように動物園では、スタッフの皆さん方によって、動物達が温かく、しっかりと見守られています。そんな中、嬉しいニュースが飛び込んできました! マサイキリンの赤ちゃん( 画像出典:動物園公式X @m_phoenixzoo ) 2024年1月19日の夕方に、マサイキリンの赤ちゃんが誕生しました。「コユメ」(メス11歳)と「トウマ」(オス7歳)の間に産まれたメスの赤ちゃん、可愛いですね~! 一般公開は、母子ともに落ち着いた頃になるとのこと。それまでは、動物園の公式HPや公式SNSで、成長を暖かく見守っていきましょう。 今、動物園のSNS発信が熱い ミーアキャットの「アル」と「セナ」( 画像出典:動物園公式Instagram @phoenixzoo1971 ) 動物園の公式Instagramと公式Xでは、普段なかなか見ることが出来ない動物たちの姿に出会うことができます。「一体誰が、どうやって撮っているのだろう?」そんな疑問が、フツフツとわいてきます。 スマトラトラの「ラウト」( 画像出典:動物園公式Instagram @phoenixzoo1971 ) そこで、動物園のSNS発信を担当している皆さんに、どのようにして写真を撮られているのかをお伺いしました。 笑顔が爽やかなSNS担当の皆さん。(左から、山田さん、日高さん、関さん) 「SNS用の写真は、各担当がスマホで撮っています。朝イチで展示場に出すタイミングや、近くに寄って来た時などを狙います。各担当が撮った写真を集めて、その日にふさわしいものをアップしています。日々、XとInstagramの両方を更新していますが、それぞれ異なる写真を載せています」とのこと。文字数なども考慮し、効果的に伝える工夫をされているそうです。 また、「このようなSNSの発信体制になったのは、去年(2023年)の1月からです。皆さまから頂いたコメントに返事をすることはありませんが、全て読んでいます。有難いです!」とのことでした。 2024年3月3日まで、小中学生は入園無料! 現在、宮崎市の子育て支援【お出かけ応援事業】として、2024年3月3日まで、小中学生入園無料のキャンペーンが行われています。これは、宮崎市在住に限らず、全ての小中学生が対象とのこと。 また、同期間でInstagramフォトキャンペーンも開催されています。 応募方法は、(1) 動物園の公式Instagram(@phoenixzoo1971)をフォローし、(2) 動物園内で撮った写真(動物たちがびっくりしてしまうので、フラッシュ撮影はご遠慮ください)に「#宮崎市フェニックス自然動物園」「#宮崎市制100周年」を付けて、Instagramに投稿(公開設定)するだけ。ぜひ、楽しい思い出を投稿してみてください。 是非、2024年度の動物園サポーターに! ロバの足が「サシバエ」に刺されないようにするサポーター(画像出典:動物園公式HP) 宮崎市フェニックス自然動物園では、2023年度から「動物園サポーター制度」が始まりました。初年度は、個人88名、法人47団体からの応募があり、皆さまからの寄付金で、動物たちの飼育環境をより快適にする取り組みが行われたとのこと。 気化熱でレッサーパンダ周辺の温度を下げるミストシャワー(画像出典:動物園公式HP) サポーターになると、動物園の入園券やサポーター向け企画への参加資格もいただけますよ。2024年度のサポーターは、来月(2月)から募集が始まるとのこと。ご興味ある方は、動物園公式HPをチェックしてみてください。 広報誌「NOHOHON」も読みごたえあり デジタルより、やっぱり紙のメディアが好きだというあなた。動物園等で無料配布されている、宮崎市フェニックス自然動物園&フローランテ宮崎がもっと楽しくなるマガジン「NOHOHON(のほほん)」を、是非手に取ってみてください。動物園の最新情報や、可愛い動物たちの姿が掲載されていて、写真を眺めるだけで癒されること間違いなしです。 では、今回はこのへんで~。皆さんと動物園でお目にかかれることを楽しみにしています! 【宮崎市フェニックス自然動物園】住所:宮崎市大字塩路字浜山3083-42 → MAP電話:0985-39-1306開園時間:9:00~17:00休園日:水曜日入園料:大人840円 / 中学生420円 / 小学生310円/ 未就学児無料駐車場:あり(1日400円)公式HP:https://www.miyazaki-city-zoo.jp/公式Instagram:https://www.instagram.com/phoenixzoo1971/公式X:https://twitter.com/m_phoenixzoo 寄稿者:アンナ 普段着物が好きな消費生活アドバイザー。 地球にやさしい暮らしを目指して、日々実践中です。