運転中に聞くクラシックのラジオ番組で名演奏や知らない曲との出会いを楽しみにしているゴエ姉です。
5月31日(水)に、都城市中心市街地にある「ウェルネス交流プラザ ムジカホール」で、「ぼくらのハーモニー クインテットHが明かす音楽のアレコレ」と題するコンサートが開催されます。
出演する「クインテットH」の“クインテット”は、5人組の五重奏団を意味し、“H”はフランス語読みで「アッシュ」と読みます。
ついでに言うと、会場の「ムジカ」というのは、ラテン語・イタリア語・スペイン語で、英語だと「ミュージック」、つまり音楽専用のホールでの開催となります。
このコンサートが、ちょっと珍しい形で行われるので、ご紹介したいと思います。
コンサートのフライヤーに、
「音楽と話そう!聴こう!みんなの疑問、質問に答えながら演奏していく『対話型』コンサート」
と書かれていました。
音楽のコンサートでは、舞台上に演奏者が上がり、私たちは観客席から見ることになるのが普通です。
しかし、もっと近くで見たいな、楽器を演奏する手元、口元、体全体の動きをよく見てみたいんだけどと思ったことはありませんか?
また、演奏者ってどんな人なんだろう、音楽家って全然自分と違うタイプの人なのかな、あの楽器どうなってるの、なんて客席で感じることはありませんか?
このコンサートでは、前半30分は20名限定ですが舞台上に客席が設けられ、演奏者のすぐ近くで演奏が聞けて、演奏者と会話もできるのです。
今までのもやもやが解消できるかもしれませんね。
中には、ホールの舞台上に上がる、という事自体が珍しい経験になる人もいることでしょう。
主催のCreatefieldsのWebサイトでは、出演者への質問を募集しています。
音楽や楽器、練習方法などについて、いろいろなお話を聞いてみたい方は、「しつもん箱」のフォームからどしどし書き込んでみてください。
「ハーモニー」と「ホーム」の頭文字の「H」から命名された「クインテットH」は、2006年に結成された日本を代表する木管五重奏団の一つです。
普段はそれぞれで活動している5人の音楽家たちが、各自の音楽体験を持ちよりながら集まり、学校公演などのアウトリーチ活動やコンサート活動を行っています。
宮崎は、金管楽器のブラスバンド活動が盛んな場所ですが、木管楽器の室内楽コンサートというのは数が少ないので、嬉しいイベントです。
メンバーのうち4名は木管楽器を担当、残る1名が金管楽器を担当します。
木管担当は、写真左から、フルートの宮崎由美香さん、以前テレビ朝日の関ジャム 完全燃SHOWにも出演されたというオーボエの最上峰行さん、今年の宮崎国際音楽祭に出演されたクラリネットの濱崎由紀さん、ファゴットの石川晃さんです。
そして、唯一の金管楽器のホルン担当の猪俣和也さんは、宮崎県都城市出身です。
ステージ上の会話では、きっと都城弁が通じます(笑)。
当日は、ビゼー作曲の「オペラ組曲カルメン」と、ストラヴィンスキーの「バレエ組曲プルチネッラ」からなど数曲の演奏が予定されています。
タイトルは知らなくても、どこかで聞いたことがある方も多いのではないかと思います。
プルチネッラはイタリアの風刺劇に登場する道化師の名称で、室内楽にぴったりの曲です。
楽しいコンサートになると思いますので、当日予定が空いている方は是非、お出かけください。
【ぼくらのハーモニー クインテットHが明かす音楽のアレコレ】
場所:ウェルネス交流プラザ ムジカホール → マップ
日時:2023年5月31日(水) 開場18:00 開演18:30(1時間程度を予定)
入場料:一般 2,000円、学生(小・中・高校生) 1,000円 (全席自由)
未就学児は膝上観賞無料
車椅子は要問い合わせ
主催、企画制作:Createfields LLC.
後援:都城市教育委員会