コーヒー好きの皆様、どんなタイミングでコーヒーを飲みますか?
1日中、なにかと理由をつけてはコーヒータイムを嗜んでいるBassyです。
皆様は“フレーバーコーヒー”と聞いてどんなイメージがありますか?
思考はこども、嗜好はおとなのBassyは、コーヒーといえばブラック一択!なのですが、私を含むブラックコーヒー派の方々には「コーヒーにフレーバー??」と疑問符が浮かぶのではないかと思います。
フレーバーコーヒーというのは、北欧でコーヒーにシナモンやリキュールなどで香りをつけて飲んだのが始まりと言われていて、1980年代に米国でコーヒー豆に香りをつけて焙煎する方法が開発され、コーヒーの楽しみ方のひとつとしてポピュラーになりつつあるそうです。
そんなフレーバーコーヒーの専門店が高鍋町にOPENしたと聞いて、好奇心全開で行ってきましたのでレポートいたします!
お店は、国道10号線の高鍋高校入口交差点を東(高鍋駅方面)に入ってすぐの右手、「白川ビル」の1Fにあります。
通り向かいにはトヨタレンタカー高鍋店、隣にはヤクルトの販売店があるので、それを目印に。
全面ガラス張りの大きな開口で、ガラス扉に金色で描かれたコーヒーのイラストがかわいい。
目立つので、すぐにわかると思いますが、車で行かれる方は要注意。店の前や横には駐車場がありません。
駐車場は、店の裏側にあります。
10号線を宮崎市側から進むと、高鍋高校入口交差点の一つ手前、菖蒲池交差点で東に入り、「ビッグスポーツ平原」さんのお隣の青いドラム缶が目印の月極駐車場がお店の駐車場になります。
店名等の表記はありませんが、お店公式Instagramでも「青いドラム缶の駐車場」と表記されているので、迷わずここに駐車してOKです。
車を停めたら、スポーツ店さんの敷地のネット沿いに細い歩道を北に進むと、ビルの横を通って店舗前に出られます。
ガラス張りの明るい雰囲気に導かれるように入店すると、狭いながらも黒を基調としたシックな内装で、落ち着いたインテリアの空間が店内に広がっていました。
他にお客様がいらしたので全景の写真が撮れませんでしたが、入口入って右手のカウンターに4席、左手のテーブル席はソファーに最大3席と、小さなお店です。
入った正面には、お手洗いへ繋がるドアのショッキングピンクが映えています。
オーナーが「どこでもドア」をイメージしてこの色にしたとのこと。
ちょっとした遊び心に、用も無いのにドアを開けてみたくなりました。
初めての訪問なのに、店内をぐるりと見まわしただけでなんだか落ち着いた気持ちになったところで、カウンター席に着席します。
カウンターの上には、お店で扱っているフレーバーコーヒーの豆が入ったボトルがずらり。
名前だけではイメージがわかない…そんなお客様のために、香りを試して決めることができるように、香りを嗅ぐための小さい瓶に入った豆も並んでいます。
現在、お店で提供しているフレーバーコーヒーは12種類。
名前からなんとなくのイメージはつかめるものの、味の想像ができません。
甘いのかな?苦いのかな?
いつもはブラックコーヒーを飲んでいるので、甘いのは慣れていないかも…そう店主に伝えると、「アイリッシュクリーム」をおすすめいただいたので、まずはホットで一杯オーダーしました。
オーナーが、一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れていきます。
香ばしいコーヒーの後ろに見え隠れする、クリーミーな香りがカウンター越しに漂ってきます。
どんな風味なんだろう?
淡いブルーのソーサーに乗せられたカップに入って出て来たコーヒーの見た目は、いつも飲んでいるブラックコーヒーと変わりありません。
しかし、違うのはその香り。
飲む前は、「アイリッシュクリームコーヒー」は生クリームをコーヒーに浮かべてアイリッシュウイスキーで風味をつけたコーヒーという認識でしたが、実際に一口飲んでみると、生クリームもアイリッシュウイスキーも入れていないのに、今まさにそのコーヒーを飲んでいる…そんな妄想すら浮かんでしまうくらいに、これはアイリッシュクリーム!!
なのに、口の中は甘ったるくない。嗅覚からくるイメージと味覚が脳内で一致しないけど、ただ一つ言えるのは、「今、とっても幸せ」ってこと。
同じ「アイリッシュクリーム」のフレーバーを、6時間かけて水出ししたというアイスコーヒーもお味見でいただくことができました。
ホットよりは香りは控えめながらも、しっかりとフレーバーを感じます。
コーヒーの味をまろやかに感じるかも。
うーん、どっちもいい!
この水出しコーヒーは、抽出に6時間を要するので、タイミング次第であったりなかったり、フレーバーも店主の気まま次第だそうで、たまたま選んだフレーバーのホットと水出しを比べることができて幸運だったのかも!
アイスでのフレーバーは「バナナナッツクリーム」をオーダー。
アイスコーヒーは、オーダーを受けてから氷の入ったグラスにハンドドリップで淹れるスタイル。
淹れている間、目の前にバナナ園があった?ってくらい、バナナを纏った風が駆け抜けていくような気がしました。
アイスコーヒーは、ビーカー型のグラスがで提供されるのが、なかなかにそそられます。
ストローで一口いただくと、確かに口の中にバナナ、ナッツ、クリームがいる。
なのに甘ったるくない。
こちらもホットをいただいた時同様に、脳が幸せに混乱する。
ホット、水出し、アイスと3種類をいただいての感想は、「甘いの苦手なブラックコーヒー派でも全然受け入れられる!」
店主は吉川 綾さん。日向市のご出身で、高鍋町在住。
元々コーヒーは苦手だったそうですが、コーヒー好きなご主人と一緒の時間を共有したくて、勧められたフレーバーコーヒーに興味を持ち、次第に詳しくなって、ついには2023年3月27日にフレーバーコーヒー専門店をOPENするまでになりました。
店名の「Kind Heart」とは「優しい心」。
子育てや仕事などに追われて疲れた日常で、一瞬でも現実逃避できるような安らげる場所にしたい、フレーバーコーヒーを通して、会話やふれあいで「明日も頑張ろう!」と思える癒しの場所に、優しい心になれる場所を提供したい、と願っているそうです。
朝の開店作業時には、コーヒー豆たちにクラシック音楽を聞かせて、一緒にリラックスすることから始めているそうです。
そんな優しい綾さんの気持ちに応えて、コーヒー豆たちも優しくフレッシュにお客様を待っているに違いありません。
綾さんは子育て真っ只中でもあり、お子様との時間も大切にしているので、お子様たちが学校に行っている時間帯のみでの営業です。
詳しくはお店のInstagramでチェックしてみてください。
店主の思惑通り、時間を忘れてゆっくりしてしまうお客さんも多いとか。
かくいう私もお話が弾んで、のんびりリフレッシュさせていただきました。
帰る頃には、さっき飲み終えたばかりのフレーバーコーヒーが、すでに恋しくも感じていました。
なぜかクセになってしまうフレーバーコーヒー。
そんなお客さんも多いので、1杯分のドリップバッグも販売しています(テイクアウトもあります)。
でも、やっぱり綾さんが淹れてくれたハンドドリップのフレーバーコーヒーが飲みたくなる!そんなクセになるお店に出会えました。
【Kind Heart(かいんどは~と)】
住所:児湯郡高鍋町北高鍋4647-1 白川ビル1F → MAP
営業時間:9:00~15:00
定休日:土日祝(不定期で週末営業もあり。Instagramでチェック!)
駐車場:あり(ビッグスポーツ平原横、青いドラム缶が目印)