クリスマスが近くと食べたくなるシュトレン。
ラム酒につけたドライフルーツとあのざっくりとした生地がたまらないんだよな〜〜。
ここ数年、クリスマスシーズンによく見かけるようになってきたシュトレンで、全国2位を獲得したアシェンテ 代表の佐藤彰洋さんにお話をききにやってきました。
店内に入って左手にあるパンやさん「Ascente」で、笑顔で迎えてくださった佐藤彰洋さん。
大学を卒業してコーヒーの会社で営業を行っていた佐藤さん。
ラディッシュ大橋店がオープンする際に、経営者であり実父の佐藤龍三郎さんに「このお店には、必ずパンが必要になる。帰ってきてパンをやらないか?」と誘われ、そこから今の道を歩みだしたそうです。
大阪のパン屋さんに修行に行き、2時起きの毎日がスタートしました。
その後、ラディッシュ大橋店の立ち上げから、今までパンづくり一筋。分からないことがあると、他のパン職人さんに相談しながら、なんども試行錯誤を繰り返し作ってきました。
いまや、店内には、ラディッシュに入ってくる旬のフルーツや野菜でつくる調理パンや、お料理とあわせて食べると美味しい食事パンが、約120~130種類ほど並びます。
すごい数!
どれも美味しそう〜〜〜!!!
それを4人で作っているというから、これまた驚きました。
工房もちらりと見せていただいたのですが、整理整頓が行き届いてぴかぴか。
アシェンテのパンにはこだわりがつまっていて、小麦、卵、牛乳、バターなど厳選された材料で作っています。
一つひとつ丁寧に選んだ材料の中から、パンにあう食材を考えながらつくっています。
塩、砂糖まで!
「アシェンテが目指しているのは、毎日食べたくなるパン。だからこそ、身体にいいものを、美味しいものを作っていきたい」と話す佐藤さん。
そんなこだわりがつまったアシェンテがつくるシュトレン。
ますます楽しみ〜〜!!
こんなプレゼントもらったら、ほれてまうやろーーーー!
このころんとしたシュトレンの形は、「イエスキリストのおくるみ」や「イエスキリストの枕」など、いろんな説があるんだとか。
シュトレンの本場、ドイツでは家庭でもよく作られていて、家族みんなで作って焼き上げ、クリスマスを楽しみに待ちながら少しずつ食べるのが風習なんだそう。
アシェンテでは、チョコレートをたっぷりつかった「ショコラーデン シュトレン」もあります。
わ〜〜〜!!!おいしそおおおおおおおお!!!!
とよだれをたらした、目が釘付けになった私に、「ちょとだけ味みてみます〜?」と佐藤さん。
いいんですかっ?!!!!と、食い気味でYESの返事をしたら、カットしてくださいました。嬉
シュトレンは、焼き上げたらバターに溶かしてつけこみ、それをあげて砂糖をまぶします。
その砂糖の糖分でコーティングされ、日持ちが長くなるのだとか。
ドイツの人の知恵ですな〜〜。
そのぶん作る工程は、他のパンを作るよりも長くかかり、大変そう。。。
シュトレンは、約7ミリくらいの厚さが一番美味しくいただけるそうです。
みよ!この断面!!!
美しい〜〜〜〜!
レーズン3種類、いちじく、オレンジ、レモン、アーモンド、マジパンなどが入っています。
マジパンとは、アーモンドと砂糖を練り合わせた、飴のような食感の甘いお菓子のこと。
アシェンテでは、リューベッカという老舗のものを使っています。
ずっしりとしたシュトレンを手にとると、バターの香り、レーズンの甘い香りがふんわりと。
口に入れると、優しい甘さが広がります。
「アシェンテでは、甜菜糖をつかっているから、重たくないんですよ。
製造方法は、アンザッツ法という中種法を採用していて、小麦粉も北海道産とフランス産の特徴を使い分けているんです。」
と、佐藤さん。
やっぱり細部まで、こだわりぬいて作ったことを感じます。
たしかに、これまで食べたシュトレンは一切れでお腹いっぱいになっちゃっていたんだけれど、もう一切れ、もう一切れとついつい手がのびちゃいます。(このペースでいったらクリスマスまでになくなるw)
ホットワインにもあいそうだな〜〜。
東京で行われている「ドイツ菓子パン勉強会」で、今年はじめて開催されたシュトレンコンテストで、全国2位を受賞した佐藤さん。
「ドイツの伝統があるお菓子が、もっと宮崎にの広がったらいいなと思っています。
どのお店でも食べられるようになって、この時期に食べ比べができるようになったら楽しいなと思います。今回の受賞は、そのきっかけにすぎない。」
と話してくださいました。
長年かけて技術を学び、向上させるために遊ぶ時間もおしんで頑張ってきた佐藤さんのシュトレンを、ぜひぜひみなさん味わってみてね〜!
毎年売り切れるというアシェンテのシュトレン。
気になったかたは、お店にいそげーーーー!
予約販売もしています。
ラディッシュ本店、カリーノ店でも購入できますよん。
【アシェンテ 大橋店】
住所:宮崎市大橋1丁目165番 → ” rel=”noopener” target=”_blank”>MAP
TEL:0985-22-8312
定休日:毎週水曜日