お酒の話題になると取材の指名が入る竹下です。光栄です! (笑)
焼酎出荷量で3年連続日本一となっている宮崎県ですが、このたび、新しい宮崎産のジンが誕生したとのことで、そのお披露目パーティーに潜入してまいりました。
そのジンとは、プレミアムクラフトジン「HINATA」。
6月6日に、日南市油津の京屋酒造有限会社より発売されました。
これは、同社が宮崎初のクラフトジンとして発売した「油津吟 YUZU GIN」に続く、第二弾となります。
画像提供:武本華江
ジンは、大麦、じゃがいも、ライ麦などを原料とする蒸留酒ですが、セイヨウネズの実(ジュニパーベリー)を基本とする薬草成分で独特の香りを付けて造られるのが特徴となっています。
今回、マスターブレンダーとして総合監修にあたったのは、「Wine&Bar 麦家」のバーテンダー・蛯原三奈さん。
全国レベルのさまざまなカクテルコンテストで優勝、入賞歴のある、飛ぶ鳥を落とす勢いの実力派女性バーテンダーで、特にボタニカル系のオリジナルカクテルの創造性には定評があります。
画像提供:武本華江
また、ボトルのデザインは、宮崎在住の画家・入江万理子さん。
蛯原さんが入江さんの作品にひとめぼれし、蛯原さんからの熱いラブコールで二人のコラボが実現したのだとか。
画像提供:武本華江
黒いボトルだった第一弾の「油津吟」とはうってかわり、特注品の白く滑らかな陶製のボトルに、高価な金彩をふんだんに使って宮崎らしい柑橘たちがデザインされ、コルクなど細部にもこだわった美しいデザインです。
女性ならではの感性で、優しく暖かなイメージのデザインになっています。
画像提供:武本華江
このボトルについて、京屋酒造の渡邊眞一郎社長は、
「非常にコストがかかっています(笑)。
しかし、蛯原さんの好きなように作ってほしいとお願いしました。」
と、話されていました。
パーティーには、宮崎県の河野知事も駆けつけられ、
「前の油津吟を含め、アメリカ、世界に攻めていけるジンになっていると思います。」
と、期待を込めて話されました。
ご挨拶の後、お披露目パーティーに集まった約100名のお客様とともに、プレミアムジン「HINATA」誕生を祝い、今後の発展を祈念して乾杯!
乾杯の後は、お待ちかねの試飲タイム。
まずは、ジンをそのままを試飲させていただきました。
おお--!
口に含むと、ガツンとくるアルコール47度。
その後から、なんとも一言では言い表せない、甘く複雑なハーブの芳香が鼻に抜けます。
宮崎産のキンカン、へべス、日向夏をメインに、ジュニパーベリーを贅沢に使い、シナモンやカルダモン、コリアンダーシード、カモミール等全18種類のボタニカル(植物)を含んでいるいうことで、爽やかでありながら、複雑でかつ繊細なハーモニーを生んでいます。
これらのボタニカルをまず別々にアルコールに漬け込んで香りをしっかり抽出し、バランス良くブレンドしてあるとのこと。
宮崎産ピーマンまで使われていることにびっくりしました。
そして、蛯原さんによる「HINATA」を使った2種のカクテルがふるまわれました。
一つ目は、HINATA GIN Tonic。
「HINATA」をトニックウォーターで割って、ライムの代わりにへべすスライスを浮かべ、最後に蛯原さん特製の日向夏ビターズをスプレーしてあります。
はあーー! 爽やかなシトラスの香りが鼻腔をくすぐり、ジンの刺激が口内を駆け巡った後、トニックのビターな味わいとへべすの酸味の余韻が、まさに夏って感じです!
画像提供:武本華江
二つ目は、HINATA Lady。
ハイビスカス・ローゼル由来のピンク色と、上に飾られたお花がとってもかわいい♪
これは宮崎中のBARで出してほしいですね。女子受け間違いないです。
そして、、度数が強いので酔っぱらいますよ(笑)
材料は、「HINATA」、コアントロー、特製ボタニカルシロップ。
飾られているのは、エディブルフラワーとレモンタイムだそうです。
外国産のジンというと夜のイメージですが、この「HINATA」は、明るく輝く太陽の下で飲みたい、そんな味であり、香りです。
世界のビーチリゾートやプールサイドで、世界中の人が「HINATA」のカクテルを飲んでいる、そんなイメージが湧いてきました!
蛯原さんがバーテンダーを務める、「Wine & Bar 麦家」さんでも、これらのカクテルが楽しめます。
ぜひ一度お試しあれ~!
至福の時間は、昼からのお酒。宮崎に限らず、全国、色んな国の色んな酒場を放浪中。
趣味は、神社参拝。
フラワーデザイナー、コスメプロデューサー、美容家など色々なお仕事をしていますが、『遊びが仕事、仕事が遊び』が信条。