霧の蔵スタッフが総力を上げた「冬のあったかブッフェ」が凄い!

日々、美味しい料理を追求している、フードアナリストのDiceです。

日本一の焼酎メーカー・霧島酒造株式会社が直営する霧島ファクトリーガーデン内にある霧の蔵ブルワリーのレストランで、期間限定の「霧の蔵 冬のあったかブッフェ」が始まるというので、そのプレイベントにお招きいただいて行って参りました。

少し報告が遅くなってしまいましたが、その時の模様をお伝えしましょう。

 

街全体が賑わうような仕掛けを

まずは、霧島酒造株式会社江夏順行社長が、
「1月は新年会や成人式など行事も多いが、2月は飲食業界にとって厳しい月でもあり、この街全体が賑わうような話題や仕掛けが必要。
多方面に活躍されている皆様を通じて、話題の発信や街の活性化に貢献できるネットワークが作れれば。」
とご挨拶。

 

「うまいものはうまい。」を率いる責任者

続いて挨拶に立たれたのが、霧島ファクトリーガーデンの事業を統括する、江夏拓三専務。

霧島酒造の30年前から続く、「うまいものはうまい。」という霧島酒造のCMの仕掛け人であり、料理や食材への造詣も深い江夏専務ですが、
「夏のビアガーデンは予約を断るほどの盛況ですが、冬は客足が途絶えるこのブルワリーについては、食の関心を高め、それを反映できるものにしたいと考え、3~4年後を目標に少しずつ改造してきています。
ビール事業は、これまで数億円をかけてリニューアルし、賞をいただけるほどになりました。」
と話しを始められました。

そして、今回の取り組みに当たっては、山形県鶴岡市の「アル・ケッチァーノ」まで、食での地域興しで有名な奥田政行シェフに会いに行かれたのだそうです。

そこで得られた料理についての知見をスライドを使って披露された後、
「料理人の幅を広げていきたい。考えるものがなければダメなので、もっとゆとりを持たせて、勉強・修行に行かせる必要がある。」
と熱く語られました。

「ブルワリー自体を美味しいものにしたいと考えており、今回は、約50種類のブッフェを社員一丸となって準備したので、堪能いただければ。」
と語る江夏専務の言葉に、霧島酒造の並々ならぬ決意を見たような気がしました。

 

百姓隊の伝統野菜

江夏専務のプレゼンに続いて、スタッフによる料理などの紹介が行われ、乾杯の挨拶に立たれたのは、伝統野菜の復刻に取り組み、宮崎市を中心に安全で新鮮、美味しい野菜づくりに取り組んでいる(株)百姓隊谷口寛俊社長。

「うまいものはうまい。」のCMには、同社の野菜が4回も取り上げられたご縁があるそうで、
「自分たちの野菜を食べてもらえる機会ができてありがたい。」
と挨拶され、乾杯の杯を挙げられました。

百姓隊が栽培した、たけのこ芋、佐土原茄子、黒皮南瓜、つる首南瓜という伝統野菜は、天ぷらで提供されていました。

 

50種類の料理の一端

50種類もあるというメニューの全てをご紹介することはできませんが、目に付いた料理をいくつか。

まずは、このピンチョス
調理スタッフがピンチョスの本場であるスペイン・バスク地方まで料理の視察に行き、その成果を元に日本風にアレンジして作り上げたのだそうです。

畜産が盛んな都城ならではの、豚足の七輪焼き
コラーゲンが豊富なので、女性の美容と健康にも役立つと人気上昇中の食材です。

豆乳鍋には、野菜がたっぷり。
こちらも大豆イソフラボンが女性に優しい料理です。

千切り大根と蒸し鶏のしそ風味
これも、冬の宮崎を代表する食材である千切り大根の美味しさが引き立つ料理ですね。

3種類用意されていたデザートからは、ミニミニパンケーキ
ブラン(小麦ふすま)を使用して、低糖質にこだわって作られています。
他に、ガトーショコラとチーズケーキがありましたが、いずれも霧の蔵ベーカリーのスタッフによる、安心安全、ヘルシーで楽しいを追求した自信作で、糖質を控えた、食べても罪悪感の無いデザートになっています。

他にも、ご紹介しきれないほどたくさんのメニューがありましたが、相対的に女性客を意識して、健康に気を配った料理が多いのが印象的でした。
もちろん、味の方もしっかりと計算されていて、全てはとても食べきれませんでしたが、いずれもとても美味しくいただきました。

 

スペシャルなオプション料理

食べ放題のメニュー以外に、有料オプションとして、2名様から利用できる2種類のメニューが用意されています。

一つ目は、「黄金きのこ鍋」(2名盛 2,160円(税込))。
みやざき地頭鶏のがらで取ったスープを使い、冬虫夏草、ヤマブシタケ、白姫マイタケ、トキイロヒラタケ、椎茸などのきのこがたっぷり入った鍋です。
江夏専務が特に力を入れた料理で、12月から何度も試作を繰り返し、スタッフ全員で作り上げた、苦心の労作だそうです。

もう一つが、「牛・豚・鶏3種盛りプレート」(一皿 2,000円(税込))。
がっつりと食べたい欲求を満たす、“肉と焼酎のまち“を標榜する都城らしい一品ですね。

 

クラフトビールは飲み放題

ブルワリーなので、もちろんここで造られている「KIRISHIMA BEER」は飲み放題。

オーストラリアで行われたAIBA(Australian International Beer Award)2017で、DRY STOUT部門の銀賞を受賞した黒ビールの「STOUT」は、個人的にオススメ!

更に、期間限定で、小麦を使って醸造された「WHEAT ALE (ウィートエール)」が数量限定で提供されています。
乾杯には、この「WHEAT ALE (ウィートエール)」が使われましたが、小麦の酵母の香る、ライトテイストな飲み口で、なかなか美味しかったですよ。

 

焼酎は当然でしょう

焼酎派のためには、当然、黒霧島、白霧島、本霧島の3種が用意されていました。
生、ロック、水割り、お湯割りとお好みのままにいただけます。

更に、オプションメニューになりますが、芋焼酎の原酒を樫樽で10年貯蔵した「霧島MELT」も提供されています。
お値段は、45mlで450円、90mlで850円(いずれも税込)で、ロック、水割り、ソーダ割りで提供されます。
10年ほど前に初登場して以降、しばらく休売になっていたので、久しぶりにいただきましたが、バニラのように甘く華やかな香りとまろやかでスムースな口当たりが絶妙でした。

 

光のおもてなし

料理と飲料だけではなく、会場の外には約300個の灯篭イルミネーションが設置され、ゆらめくオレンジ色の光で会場を彩っていました。

料理に夢中になっているとなかなか気づかないかもしれませんが、窓の外でゆらゆらと揺れる光を眺めながら、「霧島MELT」のロックをゆっくりと味わうのもなかなか乙なものですよ。

以上、駆け足でご紹介してきましたが、この「霧の蔵 冬のあったかブッフェ」、期間限定で、2月25日(日)まで。
いつの間にかあと一週間しか残されていません。ご紹介が遅れて本当に申し訳ありませんが、お時間のある方は、この機会に是非訪れてみてください!

 

【霧の蔵 冬のあったかブッフェ】
期間:2018年2月9日(金)~2月25日(日)
時間:18:00~21:30(L.O. 21:00)
場所:霧の蔵ブルワリー
都城市志比田町5480 → マップ
料金:アルコール飲み放題・食べ放題プラン 大人 3,900円
ソフトドリンク飲み放題・食べ放題プラン 大人 2,700円
中高生 2,000円、小学生 1,000円、未就学児 500円、3歳以下 無料
※料金は。いずれも税込。
予約先:TEL 0986-21-8111(受付時間:9:00~20:00)

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Dice

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。 2020年8月からテゲツー!のWebサイトの管理運営を引き受け、ライター兼編集長としてテゲツー!全般の面倒を看ています。 趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。