コーヒーに砂糖は入れない派のこーへいです。
ただしコーヒー牛乳は好きです。
突然ですがみなさん、このマップが何を示しているか分かりますか?
宮崎市中心街である橘通・若草通付近が描かれていますね。
マップ上の6つの赤いマークは、実はコーヒーショップを示しているんです!
それも、それぞれ異なるこだわりや想いを持ったオーナーが経営する個人店。
街なかのコーヒーショップといえば、なんといってもスタバやタリーズがいつもたくさんの人で賑わっているけれど。
そのほかにも個人店がこんなに密集していたなんて、ちょっとした驚きがありませんか?
参照元:都道府県別統計とランキングで見る県民性-コーヒー消費量
上の日本地図は総務省の家計調査(2016年調査)からみた家庭におけるコーヒー消費量を、偏差値で色分けしたもの。
我らが宮崎はあざやかな青色を示しており、つまり、コーヒーの消費量が少ないということです。
数字で見ると、宮崎県民のひと家庭あたりの1年間のコーヒー消費量は1,962グラム、順位にしてなんと第44位。
ええっ、めちゃくちゃ低いやないですか、、!
あったかい気候のせいか、醤油など甘い味付けを好む文化のせいかは分かりませんが、宮崎人は他の地域に比べて圧倒的にコーヒーを飲まないようですね。
しかし、そんな宮崎において、ここ2、3年で街なかに続々とコーヒーショップがオープンしています。
そう。にわかに、密かに、コーヒーブームの波が訪れているんです。
それを後押しするように、宮崎のコーヒーシーンの今を伝えるフリーペーパーが最近完成し、配布がはじまっています。
宮崎市中心部、いわゆる宮崎の”街”エリアにお店を構えるコーヒーショップが、手のひらサイズのミニペーパーに6軒掲載されています。
それぞれの店舗の個性や、オーナーのこだわりが写真つきで紹介されており、いろんなスタイルのお店があることを教えてくれます。
店舗情報の他、コーヒーと一緒に楽しみたい軽食やグッズ情報などもあり、小さいながら情報がぎっしり詰まった充実のフリーペーパーです。
そんな「MIYAZAKI COFFEE MAP」の制作者に、お話を伺いました。
真剣な表情でコーヒーと向き合うこちらのイケメン男子こそ、制作者の四位拓郎(通称:タクロー)さん。
高校卒業後、宮崎を離れて東京の大学に進学、そしてそのまま就職したタクローさん。
7年ぶりに宮崎にUターンしたそうですが、それだけ長い間宮崎を離れていたので、地元といえど繋がりもあまりなく、見知らぬ土地と変わらないような感覚に。
そんな時に「ACTORS SQUARE COFFEE」と出会い、そこからコーヒーを通じて人と繋がる楽しさ、街と繋がっていく楽しさを実感しはじめたそう。
コーヒーには単なる嗜好品ではとどまらない、様々な魅力があるとタクローさんは話します。
橘通東のROSA COFFEEでは、宮本幸司郎オーナーの人柄に惹かれて集まるお客さんでいつも賑やか。
毎日多くのお客さんがふらっと立ち寄り、コーヒーと共にオーナーとの会話を楽しみ、顔なじみのお客さんとあいさつを交わしていく。
コーヒーを通じたゆるく肩肘張らない繋がりの空間がそこにはあります。
(若草通のWagonで定期開催される音楽とコーヒーを楽しめるイベント「The First Friday」の模様)
映画や音楽、本など、、文化的なものとコーヒーはとっても好相性。
コーヒーがカルチャーにそっと寄り添い、それらを楽しむ時間をより豊かなものにしてくれます。
それぞれのお店に、オーナーそれぞれのこだわりがあり、それが一杯のコーヒーカップに表現されているんです。
コーヒーはただの黒くて苦い飲み物だと思っている方がいれば、そんな人にこそ飲んでみてほしい。
きっと、新たな発見と驚きがあるはずです。
「ひとりでも多くの方にペーパーを通じてコーヒーショップに足を運んでもらいたい。」とタクローさんは語ります。
「ショップのオーナーさんたちは宮崎を面白くしたい、盛り上げていきたいという想いでされている。とにかく足を運んでみてもらえれば何か伝わるものが、感じてもらえるものがあると思っています。」
コーヒーカルチャーの発展を通じて宮崎を盛り上げたいというタクローさんの想いが、ひしひしと伝わってきました。
「MIYAZAKI COFFEE MAP」は蔦屋宮崎高千穂通店やヴィレッジ・ヴァンガードMRT店、Actors Square Coffeeほか、街なかを中心にさまざまな場所で配布中!
ペーパーを持って掲載店すべてをまわると、なんとプレゼントがもらえるとか!
見かけたらぜひ手に取って、いろんなコーヒーショップを飲み歩いてみてくださいねー。
ではでは、どこかのコーヒーショップでお会いしましょう。