絶品郷土料理も!山の魅力を体験!「山ごこち体感ワークステイ」に密着(後編)

寄稿者:佐藤光倫
宮崎を拠点にWebマーケティングの会社やってます。ローカルメディア「ザキミヤ」からの刺客。写真、動画、ライティング、広く浅いマルチクリエイター。主にコーヒー飲んでます。

テゲツーライターさとうです!

さて、前回お伝えした日向市、門川町、美郷町、諸塚村、椎葉村の1市2町2村を回る、移住者向けのツアー「山ごこち体感ワークステイ」の密着記事の後半です。

まだまだツアーは続きますよ!

移住を検討している方に対して、山の暮らしを体験してもらうことで林業に関わる担い手を増やしたいというコンセプトで行われたツアー。

2日目は、「林業体験」からスタートです。

早朝から林業体験の場所、諸塚村へ移動します。

諸塚村にある、しいたけの館へ到着!

ツアー参加者の皆さん、まずはここで慣れない地下足袋に履き替えます。

現場へ到着。

地下足袋、なかなか似合ってますね〜

まずは耳川広域森林協会の皆さんから、今日の林業体験の作業の内容と注意点のお話が。

道具の使い方や作業の細かいレクチャーを受け、早速作業開始です!

人生初めての経験という方も多数!林業体験

今日の作業は、植樹する前の地ごしらえ(整地)と植樹。

まずは、木の枝などが散乱している山の斜面をキレイにする作業です。

急な斜面なので、作業も大変そう・・・。

皆さん、真面目に真剣に作業を続けていきます。

ある程度力が必要なこの作業。

大変な作業ですが、木を植えるためには必要な作業です。

そして、いよいよ植樹!

こちらが杉の木の苗です。

これを等間隔(2m20cm感覚)で山の斜面に植えていきます。

この小さな苗が材木として伐採されるのは50年後。。。

このように長い年月をかけて、山の資源は後世に受け継がれていきます。

数十年後、自分たちが植えた木が成長した姿を見に、また諸塚へ来ていただきたいです!

3時間ほど続いた林業体験で、お腹もペコペコ!

しいたけの館へ戻り、「どんこ亭」でビュッフェランチ

このツアーで初めて出会った参加者同士の交流も、ツアーの良さのひとつ。

2日目ともなると、皆さん仲良く和気あいあい。

午後からは、椎茸コマ打ち体験!

しいたけ生産者の甲斐さんが、椎茸の育て方などについて説明してくれました。

クヌギにドリルで開けた穴に、タネゴマ=椎茸の菌をカナヅチで植えていくコマ打ち(植菌)作業。

甲斐さん曰く、地元の椎茸のプロだと1日に7,000〜8,000個くらいはこなすらしいです。

す、、、すごい量!

この日は、一人100個くらいコマ打ちしました。

コマ打ちした原木からは、2回の夏を経て椎茸が生えてきます。

それから4年〜5年は、毎年椎茸を収穫できます。

当日はコマ打ちした原木を持って帰ってOKとのことで、何名かは原木を持って帰っていました。

続いて、ほだ場の見学。

ほだ場とは、原木椎茸を発生させる場所です。

きれいに原木が並んでいます。

流通している多くの椎茸が菌床椎茸で、原木椎茸の割合は少ないのが現状です。

しかし、いちど食べてみると分かりますが、原木椎茸は菌床椎茸と比べ、味も香りも格別です!

山の暮らしは、絶景に囲まれている!

ツアー途中で寄った倉の平展望台。

諸塚の集落が遠くに見えます。

めっちゃキレイ!吸い込まれそう・・。

道中で、スイートピーのハウスを見学しました。

なかなか見れないスイートピーのハウスの中。

いい香りが充満していましたよー!

2日目の宿は、諸塚の大人気民宿「樹の里」

たくさんのお料理を準備して、待っていてくださいました。

これはすごい・・・。

色鮮やかな郷土料理!

中央には囲炉裏があります!

囲炉裏の火にかかっているお鍋の中身は、、、

「猪鍋」です!!!

長くなりますので全部紹介できないですが、、、

もうね、全部美味い!!

私個人の感想ですが、佐藤史上No.1の郷土料理です!超絶オススメ!

椎茸と鶏のソテー!

間違いない美味さでした。感動レベル。

賑やかに2日目の宴も終了。

そして食事の後は・・・

諸塚の夜神楽「南川神楽」を見学!

2日目の夜のメインイベント!

夜神楽の見学です。

恥ずかしながら、私、初めて神楽を生で見ましたが・・・

すごく良い。かっこいい!!!

正午から翌朝の10:00まで、ほぼ1日中踊り続けるらしいです。。

地元の人達もたくさん来ていて、賑やかな中にも荘厳さも感じられ、独特の雰囲気。

ツアー参加者の方たちの目も釘づけでした。

そして、帰りのバスの中の様子がこちら↓

濃ゆいツアー2日目も終わりに近づき、テンションが上りまくっている図です(笑)

いよいよツアー最終日!そば打ち体験&鱧料理を堪能!

3日目は残念ながら雨模様。

本来であれば椎茸狩りを予定していましたが、予定変更で「そば打ち体験」。

ツアー参加者の皆さん、慣れない手つきで一生懸命そばを打っていました!

(ちょっと太いような気もしますが・・)

上手にできましたね!!

さぁ、最後は、このツアー最後の目玉。

門川町で鱧(はも)料理です!

門川町にある「うみすずめ」さん。

宮崎の水産ブランド認証「門川金鱧」が食べられるお店です。

伝わりますでしょうか?

この鱧の照り具合。。

宮崎と鱧ってあまりイメージ無いかもしれませんが、日向灘では良質の鱧がたくさん取れるんですよ!

「まずは、地域の良さを知ってもらうことが大切!」

ツアーも終盤にさしかかり、主催者である日向市総合政策課の黒木孝亮さんにお話を伺いました。

日向、東臼杵の林業の担い手を広く募集するために企画されたこのツアーですが、林業や山の暮らしの魅力を知ってもらうことがメイン。

最終的な目的は、移住を考えて頂けることですが、「今回のツアーをきっかけに、また遊びに来て頂ければ最高です!」とお話してくれました。

ツアーで仲良くなった方々と涙(笑顔)のお別れ

2泊3日で行われた「山ごこち体感ワークステイ」も無事終了!

参加者の方々から、いろいろと感想を聞いてみました。

「最初は見学など見てるだけのツアーだと思っていたけど、ガッツリ体験できたので、少し大変だったけど、とても楽しかったです!」
(高橋さん / 東京在住)

「普段の生活では体験できないようなことをたくさん体験させていただきました。食べ物が美味しくて、すごく良かったです!」
(川添さん / 埼玉在住)

実際に地域で生活している方の「山暮らし」を体感できたのが、とっても良かったと好評でした。

ツアーを主催した日向・東臼杵市町村振興協議会のサイト「日向・入郷 山ごこち」では、宮崎県北部耳川流域の山暮らしについての情報が掲載されています。

移住はもちろんですが、是非また日向市、門川町、美郷町、諸塚村、椎葉村に遊びに来て欲しいですね!

僕もさらに宮崎が大好きになる3日間でした。

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宮崎てげてげ通信ライター(寄稿)

県内各地に散らばる寄稿者用の統一アカウントです。 宮崎県内の地元の人だからこそ知っているおすすめの「グルメ」「観光」情報を軸に、地域の安全安心につながる情報の提供にも取り組んでいきます。