孤独のグルマンDiceです。
新年度がスタートした4月1日、仕事帰りにいつものようにネタを求めて彷徨っていたら、宮崎山形屋の南側の路地、チキン南蛮で有名なおぐら本店の前で、たくさんの花が店頭に飾られたお店をみつけました。
なんと、本日オープンしたばかりの新しいお店のようです。
お店の名前は、「大人の隠れ家 POLLO」。
「ぽっろ」と読むようですが、元はスペイン語で「ポジョ」とか「ポージョ」と発音し、鶏や鶏肉を意味する言葉ですね。
それで、ロゴマークも鶏っぽい感じになっています。
早速中に入ってみました。
1階は、厨房と5席ほどのカウンターのみ。こぢんまりした、アットホームな雰囲気でした(写真撮るの忘れた)。
ちょっと急な階段で2階に上がると、掘りごたつ風のカウンターと小上がりのテーブルで10名ほどが入れる、隠れ家的スペースになっています。
「大人の隠れ家」っていいなぁ。
ここでミーティングとかして、その後飲み会に移行しても良さそう。
1階に降りてカウンター席に座り、喉を潤すためにビールを頼んだら、グラスに注がれてきたのはヱビスの生でした。
ビールは、最初の1杯だけしか飲まない、モルトビール派の私としてはポイント高い。
しかも、泡とビールのバランスがいい感じに美しい。
これだけで、期待が持てるではありませんか。
この日の付き出しは、アンチョビ入りのポテトサラダ。
クラッカー2枚と、アイスプラントなんかも添えられて、ちょっとオシャレ。
軽めの味付けで、シンプルですが、なかなか美味しいポテサラでした。
メニューを拝見すると、「串やき」がメインのようです。
鶏の各部位を中心に豚や野菜など、1本150円~250円。
この中から、「お薦めを5本ほど」って大胆な注文をしてみました。
まず出てきたのは、レバー。
最初にレバーを出してくる所に、素材選びに対する自信のほどが伺えますね。
完全に火を通さず中はレアっぽい、私の好きな焼き加減のレバーでした。
2本目は、ハツ。
内臓系で続けて攻めてくる所は、かなり強気!?
クニュクニュしつつも最後はしゃっきりと噛み切れる食感と、噛みしめるたびに溢れでてくる肉の旨味。なかなか美味しいハツでした。
3本目は、王道のねぎま。
焼いたネギの甘みと香りが、単調になりがちな鶏肉の味にアクセントを加えています。
4本目は、看板メニューになっている「俺のつくね」。
刻んだ大葉がたっぷり入ったつくねは、甘めのタレをまとい、卵の黄身をからめながら食べます。
大葉の爽やかな香りが鼻腔をくすぐり、タレと黄身で濃厚さをまとったつくねは、ボリュームもあって、さすがにお店イチ押しだけのことはあります。
最後の5本目は、手羽先。
手羽先は、皮下の脂とコラーゲンを多く含んだ旨味の強い部位で、どの店でも人気メニューですが、ここのは骨を外して串に刺すという丁寧な仕事がしてあって、とても食べやすくなっている点が高ポイント。
今回の5本は、いずれも鶏でしたが、宮崎市内の焼き鳥店や日南市の和食店で修行を積んだマスターが、いろいろな産地の鶏を試しつつ、今は小林市産の鶏肉を仕入れているとのことでした。
このお店を経営されているのは、代表の古屋佳祐さん(写真左端)。串やきや和食メニューの担当。
その右隣は、佳祐さんの弟の古屋柚季さんで、イタリアン担当。
この店は、ランチでイタリアンを中心としたセットメニューも出しているのです。
そして右端は、佳祐さんの奥様、古屋里那さん。
この若いファミリー3人で、それぞれの得意分野を活かしながら、日々チャレンジを続けて行くべく、スタートラインに立ったところです。
若い店なので、メニューは固定されたものではなく、これからのお客様や素材との出会いを通して、様々に変わっていくことと思います。
今回は、時間がなくて串やき5本以外のメニューをいただけませんでしたが、成長を楽しめる店として、これkらじっくりと見守っていきたいと思いました。
近いうちにまた行こうっと。
【大人の隠れ家 POLLO】
住所:宮崎市橘通東3丁目4番地9号 ⇨ マップ
電話:0985-22-7575
営業時間:ランチ 11:00~14:00 ディナー 18:00~24:00