宮崎の伝統野菜「黒皮かぼちゃ」って、どんなイメージがありますか?
正直、ほくほくとした西洋かぼちゃとは違って、煮物にするしかイメージがなかったんだけれど、、、
宮崎の有名シェフたちの手にかかると、がらりとイメージがかわる!!
そんな黒皮かぼちゃと、宮崎の人気シェフたちのグループ「Fooding Miyazaki」のオリジナルメニューのお披露目会があるときいて、やってきました!
ポチロンは、フランス語で「かぼちゃ」って意味なんだって!
かぼちゃというお店で、かぼちゃのイベント。
にくい演出や。。
別名、「日向(ひゅうが)かぼちゃ」と言われていて、民謡では、宮崎の女性は「日向かぼちゃのよか嫁女〜♪」と例えられます。
「見た目は黒くてごつごつしている(悪い)けど、中は美味しくて栄養満点(気立てがいい)」っていう意味。
上品な甘みと、煮崩れしにくい特性があって、よく口にする西洋かぼちゃに比べると、水分多めでしっとりしてるよ。
左から長谷川清さん、長嶺良一さん、富永信行さん。
「山生かぼちゃ」というブランドで、山に「生」という字のシールが目印です。
お一人おひとり、生産者のお名前が入っています。
こちらは、甲斐さんがつくった黒皮かぼちゃ。
ぶれてる。。。(;´▽`
すみません。。。
「宮崎を食で人の呼べる場所にしたい!」と、お互いのジャンルを超えて、シェフとしての知識や経験をもとに、宮崎の食の魅力の再発掘や、地域食材や食文化を伝えている活動です。
以前は、和食とフレンチが融合した絶品料理を、Dice終身名誉会長がレポして以来、ずっと素敵だなと思っていた活動です。
人気シェフたちの技術研鑽の場であり、宮崎の風土にあった食の提案や食文化の発展を担っているんだね。
立ち上げたランプ亭の藤澤シェフから、シェフとお料理の紹介がありました。
県内外から多くのお客様が集まる有名店ばかり。
た、、たのしみやー!
さぁ、お一つずつ紹介していきます!
一見、普通に見えるこちらのお寿司。
実は、シャリを黒皮かぼちゃをことこと煮た汁で炊いているんだって!!驚
ほのかにお米が甘くて、お寿司とあうーー!
「江戸前鮨ではなくて、宮崎ならではの鮨を提案していきたい」とおっしゃっていて、だからこそ「わざわざ行きたくなるお店」なんだなぁと感じました。
ちなみに、こんなふうにお野菜のお出汁でシャリをつくってるお寿司やさんは、全国さがしてもないはず。(きいたことがない!)
まるでUFOのような形の、名付けて「空飛ぶかぼちゃ」は、黒皮かぼちゃの塩窯焼き。
なんで、「空飛ぶかぼちゃ」かって?!
それには、ちゃんとした理由があるんです。
実は、この黒皮かぼちゃ。
日本で初めて空を飛んだ野菜と言われています。
1927年、宮崎出身の民間飛行家、後藤勇吉さんが、宮崎から大阪へ飛行機に積んでいったそうで、日本初の青果物の空輸と話題になったんだって。
そのエピソードから、こんなユニークなメニューが!
中をわったら、こんな感じ!
イノシシと原木椎茸の煮込みが入っていて、かぼちゃをくり抜きながら食べます。
お、、おいし!
昨年もお店でだしたところ、リピーターが続出しているというこちらのスパニッシュオムレツ。
これは、かぼちゃ嫌いな子供でも喜んで食べられると思うなーー。
ワイン飲みたくなる一品。
卵とも相性が良く、しっとりとしたかぼちゃがマッチングしていました。
9年間、京都で修行をされていたという大海の谷川シェフ。
京都の料亭でも黒川かぼちゃは使われていたそうです。
煮込んだ黒皮かぼちゃに、すり身とかにの身がたっぷり入っていて、上品なお味。
そして、こちらの黒皮かぼちゃ饅頭のお椀も絶品。
ほっこりして、うーん、今度は日本酒のみたいぞ。。
最後は、スイーツ!
「いかに消費者が手軽に黒皮かぼちゃを味わってもらえるか?」と考え、できるだけシンプルな工程にしたそうです。
黒皮かぼちゃを蒸して、砂糖を少しだけいれて、ほぼ黒皮かぼちゃの甘みのスイーツ。
上にのっている緑色は、黒皮かぼちゃの皮の部分を使っているそうです。
うーん、こちらも絶品!
「お〜、こんな食べ方があったとは!」
と、嬉しそうに試食されていた生産者の方々の顔が、とっても印象的でした。
「かぼちゃは、その年の気温や時期によってもぜんぜん形が違うんだよ」と話してくださって、今年は、とーっても美味しいそうです。
ぜひぜひ食べてみてね!
今日から、各店舗で、黒皮かぼちゃを使った特別メニューがいただけます。
「冬至にかぼちゃを食べると、栄養も運もつく」と言われているよ。
黒皮かぼちゃを食べて、寒い冬をのりきろー!
今後も宮崎の伝統野菜「黒皮かぼちゃ」×Fooding Miyazakiの取り組みを応援します!